特効薬

古典落語の中に、「まんじゅうこわい」なんてものがある。
「饅頭が怖い」なんていう人に饅頭をけし掛けて悪戯をしようとしたら、その人の思惑通りになる、という話。

別に落語の話がしたかったんじゃなくて、「怖い」というものについてちょっと例が欲しかっただけだ。
最近、当社比note更新してないな、なんて思って書き始めたら、途中で我に帰る、もしくはタスクを思い出して打ち切る、そして手をつけないまま放置。なんてことが繰り返されている。既に、この記事を含めて4つ、下書きがある。
これはちゃんと公開されるといいが。

最近、何かを文章化することがひどく苦手になっている。前まではストレス発散にもなっていた小説を書くことや、noteにしてもそうだ。次に書くことが頭に浮かばない。あと、書きかけで読み返したら全部消したくなることも最近増えている。自分は、物事をできるだけ俯瞰して見るようにしている。俯瞰してみれていると、あ、なんかむりだ、どうしよう。なんてことにもなりにくい。でも、今はあ、なんかむりだ。なんて思い始めたらもう終わりだ。そこにボカロなんて投入したら立派なネガティブ思考の出来上がり。テレビでスタンディングオベーションが起こったっていいくらい、綺麗な負のスパイラル。
そして、こういう綺麗な負のスパイラルには法則があると最近発見した。
何かに対してずっと、恐怖感が湧き上がってくること。
それは母親だったり、やらないといけないことだったりとさまざまだけど、とにかく何かに対して恐怖感が迫り上がってくるのである。一度怖いことを認めたら、そこからは「怖い」という恐怖心だけで脳内が埋め尽くされていく。他は何も考えられない。そうなると、何も手をつけられなくなる。後はだいたい、恐怖心を抱いている自分にイライラするか、はたまた泣き出すかの2択だ。
最近なんか、恐怖心そのものが怖くなっているような気もするから、救いようなぞない。何か聴いて気を紛らわすくらい。

夜のうちに書き上げておきたいからこの辺でとりあえず話を切り上げる。
去年も同じような状況があった。
恐怖心に対する特効薬があればいいと思う。