〈人生の記録〉④母親が再婚した後の3年間

母親が再婚して、
新しいお家に引っ越しをして、
兄弟が2人増えて、
転校もした。

生活が全て変わった気がした。

今までは自分だけのものだった
母親のカメラがみんなのモノになった。
母親自身がみんなの母親になった。
悲しくて寂しくて
プチ家出をしたこともある。

母親は私の居場所を知っていて
夜の星空の下でお話しした。
そこで自分の独占欲は少しおさまった。

家も車もローンがきつかったらしく、
お金を使う場所には連れて行ってもらえなくなった。

ディズニーも遊園地もお祭りも動物園も水族館もいけなかった。

代わりに、山・川・森へ連れて行かれるようになった。
夏休みの思い出を話すのは恥ずかしかった。

楽しかったかどうかを問われると、
楽しかったと思う。
住宅街だったから同世代の子どもたちが
たくさんいて、朝から晩まで遊んでいた。

運動会が嫌いだった私が走り回るようになって運動会が楽しみになっていた。
男兄弟万歳だった。笑

不満もありつつ、そこそこ楽しく過ごしていた日々が、母親が亡くなったことにより終わた。

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