「自立」と「共存」の島暮らし──大野佳祐さん・大野祥子さんに聞く、海士町で暮らし、つくる6年間
日本海の島根半島沖合に浮かぶ隠岐諸島、その島のひとつが海士町である。まちづくりに関心がある人は、もしかするとすでに知っているかもしれない。この島にある島内唯一の高校・隠岐島前高校は、人口減少に伴い生徒数が激減。一時は存続も危ぶまれた。しかし、隠岐島前高校魅力化プロジェクトを発足し、全国から生徒を募る「島留学制度」や「地域課題解決型学習」などの取り組みを実施、生徒数はV字回復し、学級増にまで至った。
──そんな隠岐島前高校で、学校経営補佐官として働く大野 佳祐(おおの けいすけ