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北側中央幹事会会長会見 2024年4月4日(木)11時~ @党本部

【冒頭発言】
本日の中央幹事会について報告する。党本部の委員会人事について。これは機構改革だが、総合企画本部、広報宣伝本部、政策立案委員会の3つの機構改革をし、党運営を進めていく。総合企画本部の本部長に石井幹事長、 広報宣伝本部の本部長に谷合参院議員、政策立案委員会に高木政調会長が委員長になる。
一般市長選挙の態度決定について、茨城県常陸大宮市が自主投票、埼玉県坂戸市が自主投票、新潟県阿賀野市が自主投票、新潟県佐渡市が自主投票、愛媛県西予市の現職・菅家一夫氏を県本推薦。統一外選挙の3月度の選挙結果は、14議会16名が全員当選。統一外選挙の5月度の選挙予定は、2議会5名が挑戦する。
党本部の政治改革本部の政治資金規正法改正プロジェクトチームの人事で、中野衆院議員が副座長に就任した。4月18日(木)の午後17時から、オンラインで全国県代表懇談会の開催を行う。冒頭に申し上げた党の機構改革に伴う会議体制が変わるので、その報告等が行われる。
国対委員長から国会報告があった。先週、新年度予算等が成立した。きょう衆院の方では本会議が開かれる。また、あさっても衆院で本会議が開かれる。重要法案についての趣旨説明が実施される。与野党の国対委員長の協議で2点確認された。一つは政治改革特別委員会を設置することを合意したと。もう1点は、首相が来週に訪米をするが、帰って来られて訪米報告とともに、しかるべき時期に衆院、参院で予算委員会を開いて集中審議を行う。今回の「政治とカネ」の問題についてのテーマになるかと思っている。
石井幹事長からは、冒頭に申し上げた機構改革に伴う会議体の設置に伴い、具体的な開催について報告があった。総合戦略会議、広報戦略会議、政策立案検討委員会等、具体的な人事についての報告があった。
代表の方からは、冒頭に発言があったが、首相が来週、訪米する。その中で、今から100年近く前、1912年に当時の東京市長の尾崎行雄さんが三千本の桜をワシントンに寄贈した。ワシントンではこの時期に多くの方々が来られているが、そこにも行かれて植樹をするという話があった。いずれにしても今回の欧米で、日米の協力関係がさらに強化されることを期待したいという話があった。

【質疑応答】
≪党の機構改革≫
Q、どのような目的なのか。
北側)だいぶ前から石井幹事長の下で党の組織改革を検討してきた。より機能的に、また多くの方々の意見が反映されるようにしていこうということで、 例えば、これまで水曜日に行ってきた企画会議はやらない。総合企画会議という形で随時、開いていく。総合企画会議には、広報戦略、重要政策や党のビジョンなど、現場の方から提案してもらい、検討する体制にしていく。細かく組織があるが、そうした組織について、きょう明確に報告があった。

≪自民党の政治資金問題≫
Q、本日、自民党が39人を対象にした処分を行う予定だ。この処分に期待することは。
北側)一つは説明責任をしっかり果たしていく。一つは政治責任を明確化する。そして再発防止策をこの国会で仕上げていく。この3つが大事だと思う。まだ現段階で、進行中だと思うが、その政治責任を自民党として明確にしていくということで、私どもも、しっかりそれを見守っていきたいと思う。やはり国民の皆さまがご覧になられて、政治家の、しっかり政治的な責任を明確にしていくというのは当然であり、ぜひ自民党の中で、国民の理解が得られるように政治責任について説明していただきたい。またそうされていくだろうと思っている。

Q、再発防止策として、公明党は連座制の強化を掲げているが、政治家本人への罰則強化の必要性についてはどう考えているか。
北側)1月の段階で、わが党も提案している。会計責任者だけが責任を負うというのに対する国民の皆さまの不信感があると思う。やはり政治家がしっかりと監督責任があるわけなので、その監督に不注意等があったならば、政治家本人にも法的な責任を負っていただく。考えられるのは罰金刑を科すということだが、その罰金刑を科すことに意味があるのではなくて、罰金刑を科せられると、政治資金規正法に違反して公民権が停止になる。ということは即失職をするということと、5年間、選挙には立候補できない。事実上、政治生命が絶たれるという意味だと思う。そういう政治家もきちんと法的な責任を持っていくという仕組みを作るべきだと思う。ぜひこれは実現できるように、与野党の合意が得られるように公明党がリードしてまいりたい。

Q、39人の処分が決定されることで、自民党内のガバナンス、処分への不服などによって党の結束に懸念が出る可能性もある。政権与党として、今後も政策課題をやっていく中で、党の混乱が生じないように自民党総裁をはじめ党の執行部に求めることはあるか。
北側)まだ現在進行形だ。報道でしか知らないし、今、手続きを進められていると思う。それは自民党内の中の懲戒手続きの問題なので、しっかり自民党の問題として見守っていきたいと思っている。この問題で政権与党、第1党の自民党が混乱するということは当然、 そういうことがないようにしていただきたい。今後も政策課題をたくさん抱えているわけなので、しっかり政策を前に進めていくためにも、できるだけ混乱が生じないようにしていただきたい。


≪憲法審査会≫
Q、今国会で初めて開かれたが、その受け止めは。また自民党が来週にも自由討議を提案しているが、今後の持ち方について。
北側)憲法審査会の定例日は木曜日。昨年、一昨年と基本的に毎週木曜日に憲法審査会を開催し、憲法論議を行ってきた。ぜひ来週からは毎週、開催させていただき、活発な憲法論議を進めさせていただきたいと思う。以前も申し上げたが、衆院の憲法審査会では、一昨年も昨年も毎週、論議をする中で、かなり煮詰まっている論点がある。緊急事態における議員任期の延長問題については相当、議論も集中して、討議の中で、それぞれの党の具体的な考え方についても提示されている。ぜひ与野党間、政党間で、今度は抽象的な議論だけではなく、具体的な条文案の叩き台なども念頭に置きながら、論議を進めさせていただきたいと思っている。

≪28日投開票の衆院補選≫
Q、自民党の態度が決まりきっていない選挙区もある中で、東京15区に関しては乙武氏の推薦へ調整を進めている。公明党としてはどのような調整状況なのか。
北側)乙武氏から、なんら打診も何もない。推薦をお願いしたいとか、都民ファーストの会からも何もないので、今は見守っている。

以上


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