見出し画像

○北側中央幹事会会長会見 2023年12月21日(木)10時52分~ @党本部

 

【冒頭発言】

本日の中央幹事会について報告する。最初に局人事。労働局長に里見さんが就任した。

統一外選挙について3議会4名公認した。

防衛装備移転三原則運用方針の一部改正案について了承された。

一般市長選挙の態度決定について、お手元にある通りだ。長野県駒ヶ根市、自主投票。長野県須坂市、自主投票。岐阜県中津川市、自主投票だ。

政調にヤングケアラー支援推進プロジェクトチームが設置された。座長が伊藤孝江さん、事務局長が山崎さん。

物流問題プロジェクトチームが設置された。座長に赤羽さん、事務局長に里見さん。

代表から、政治資金パーティーに関わる問題について公明党としても積極的・建設的に再発防止に向けての提案をしていこうという話があった。以上。

 

【質疑応答】

≪防衛装備移転≫

Q、政府は次期戦闘機の第三国移転の輸出の可否について、結論を2024年2月までに出すよう自民党に求めたと報道されている。スケジュール感が示された形だが2月までに結論を出す考えはあるか。

北側)先週もこの場で話したが、国際共同開発については昨年末の3文書改定の折りに、イギリス並びにイタリアとの共同開発、次期戦闘機、それを行う旨の発表があった。その段階では、日本から共同開発することについては我が党も了承した。コスト面、技術面を考えても、そうしていく方向性は必要であるという認識の下で了解したが、その際、日本から共同開発なされた生産品・完成品について、第三国に直接移転するという話については、その時点では全くなかった。政府側に聞いても、政府の方もその必要性についての認識を持っていなかった。その後、政府側の説明ではイギリス、イタリアなど協議していく中で、我が国が直接、第三国に移転することも必要ではないかという議論が出てきたと聞いている。いずれにしても、この問題については日本から直接、第三国に次期戦闘機を移転する必要があるのかどうか、すべきなのかどうか、新しい課題なので、しっかり我が党としても論議をさせてもらいたいと思っている。

 

Q、2月までと時期を決めて議論することはないのか。

北側)政府側はそれまでに結論を出してくれと。その結論自体は全く白紙だ。どういう内容、議論をして、どういう結果になるかは全く白紙の状態でしっかり議論をさせていただきたい。

 

≪政治資金問題≫

Q、政治資金問題について山口代表がTikTokで、自民党と同じ穴のムジナと見られたくないと発言し、党内では今回の問題で自民党と同一視される不満が高まっていると思う。北側副代表は現状をどう捉えるか。また、自民党に求める対応は。

北側)すでに強制捜査も入っている。しっかりと自民党の中で、事実解明について自民党として、党として、派閥に任せているだけではなくて、党としてしっかり事実関係の解明に努めてもらいたい。とともに、二度とこうしたことが起こらないように再発防止に向けて、どうしていくのかということをしっかり議論し、方向性を出してもらいたい。我が党としても、これだけ大きな問題になっているわけだから、政治資金規制法の見直しも含めて、どういう方向で改革した方がいいのか、政治資金の透明性をどう確保するのかなど、しっかり論議をして、来年の通常国会では間違いなく大きな課題になることは明らかだから、通常国会が始まるまでに党としての考え方も取りまとめをしたい。

 

Q、小泉法相が二階派を離脱する形になったが、野党側は更迭を求めている。その必要性についてどう考えるか。

北側)小泉さんがどこまでこの件に関わっているかということは存じていないが、いずれにしてもこれは総理の判断だ。閣僚をどうしていくのかというのは、まさしく総理の判断であり、総理の判断に委ねたい。

 

Q、自民党は30年以上前にリクルート事件などを受けて政治改革大綱を策定したにもかかわらず、同じようなことが起こっている。現状をどう受け止めているか。

北側)政治資金の入りと出は、やはりきちんと有権者、国民の皆さまに明らかにしていくということが最も大事なところだと思う。透明性を確保していくということは最も大事。そういう意味で今回の事件は、私から見ても極めてゆゆしき事件だと思っている。ぜひ今回の事態を受けて、自民党の中でしっかりと事実関係を解明し、そして二度とこういうことが起こらないように、どうしていけばいいのか、党全体としてしっかり取り組んでもらいたいし、私どもも単に他人事ではなくて、政治資金の透明性を確保していくというのはある意味、民主主義の基本になるところだから、そこのところにしっかり改革の提言を出していきたいと思っている。

 

Q、安倍派と二階派の事務所に強制捜査が行われた中、総理は安倍派の閣僚は交代させた一方で二階派の小泉法相や自見万博相は続投させる考えを示している。昨日のぶら下がりでも総理自ら、国民の疑念を招かないという点も踏まえながら対応したいと話しているが、こうした対応をどう見るか。

北側)事実関係について、恐らく総理はそれなりに掌握しているのだと思う。その上で、そのような判断をされていると思っている。いずれにしても閣僚の人事については総理の専権だ。総理がさまざまな事情を考慮して判断されるものだと思う。

 

Q、派閥のあり方や必要性についても議論が出てくると思うが、北側副代表はどう考えるか。

北側)これも自民党の方でよく議論してもらいたいと思う。その上で申し上げると、当然大きな政党だから、当然そこに政策集団的なものがあるというのは仕方ないのかなと思う。その上で、その政策集団、派閥を運営していくに当たって、まさしくこの政治とカネの問題が問われていると思う。そこのところは、やはりしっかりと透明性、派閥も一つの政治集団、政治団体だから、透明性をきちんと向上させていく、確保していくというのは不可欠だと思う。それがあってはじめて政策集団と言えるのであって、それなしに政治とカネの問題で不透明な部分が今回の事件のように広がっているということは、これは大いに反省をしてもらわないといけないと思う。いずれにしても派閥のあり方をどうしていくのか、これは自民党内の問題だから、しっかり議論してもらいたい。我が党としては政治とカネ、政治資金の透明性を確保していくということで、しっかり提言をさせてもらいたい。

 

≪自民党役員人事≫

Q、萩生田政調会長の後任に渡海紀三朗・元文科相、国対委員長に浜田前防衛相を充てる人事が報道されているが、評価は。また、今後どう連携していきたいか。

北側)国会は閉会したが、さまざまな政策課題、政治課題はたくさんあるわけで、しっかりと新しい政調会長、新しい国対委員長と連携を取らせていただき、国政に停滞することがないように、しっかり取り組みをさせていただきたい。

 

≪皇位継承≫

Q、安定的な皇位継承のあり方について額賀衆院議長が各党に党内の考え方の取りまとめの議論を促した。公明党内ではどう進めていくか。

北側)この問題については平場で一度やっているが、役員会では何が論点なのか、何について結論を出さなければいけないのかということについて、先日私から報告した。非常に大事な問題。大事な課題だ。年明け早々にも平場も含めてしっかり党としての考え方をまとめていきたいと思っている。

 

Q、何が論点と理解しているか。

北側)有識者会議の報告書が出た。そこで大きく言うと、皇族数をいかに確保していくのかということが一つ大きな論点だった。それと安定的な皇位継承を図っていくための方策。これは先の話だが、将来的に、安定的な皇位継承を確保していくためにどういう方法があるか。この二つが論点だと思う。これについて、有識者会議の見解を、報告を改めて役員会で、こういうことが論点になっていると。有識者会議ではこういう方向性が出ているという話をして、この二つの問題についてどう考えるのかということを、できるだけ早く党として方向性を出していきたいという説明をさせてもらった。

 

以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?