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○政府・与党連絡会議後、山口代表ぶら下がり 2024年6月4日(火)12時34分~ @首相官邸

Q、きょうの会議で、どのようなことを話したか。
山口)冒頭以外のことは、各ポジションの方々から、残りの会期で、残る法案の成立の万全を期そうとか、政治資金規正法を必ずやり遂げようとか、そういう意見が相次いだ。
また、骨太方針。これも与党の意見をぜひ取り入れて対処してもらいたいという発言が相次いだ。
与党、結束をして、残る会期、全力で協力し合って頑張ろうという意見が大勢だった。

Q、政規法改正で自民党の修正が少しもめているが、改めて山口代表の意気込みを。
山口)今国会で、事件化した政治資金を巡る問題について、再発防止策を政治資金規正法の改正を中心に必ず成し遂げようというのが与党の大きな目標だった。公明党としては、いち早く「政治改革ビジョン」を提示し、また具体案を提示し、自民党からもそうした具体案を出していただき、協議を重ねて、合意を進めてきた。
先週末からの、特に31日の首相と私の会談によって、残る懸案であった政治資金パーティーの公開の上限、これを「5万円超」という基準に引き下げるという首相の決断、英断が出されたことは大きかったと思う。また、政策活動費についても、それをチェックする機能を持つ第三者機関を設置すると。検討ではなくて設置するという合意もできたので、公明党の掲げたものは、ほぼ成立する見込みが立ったということを評価したいと思う。
できるだけ野党のさまざまな主張も、反映できるものは反映させた形で合意がつくられてきているということも大事な点だと思うので、衆院で、できるだけ早く可決、送付して、今国会での成立を期していきたいと思う。

Q、政規法の運びについて、きょう予定されていた首相入りの質疑や採決が見送りとなる事態となっている。自民党のガバナンスを指摘する声もあるが。
山口)各党との合意の形成に努力している過程の中で、合意を入念に仕上げようという修正、また再修正がなされてきているので、そうした経過も、やはり国会の質疑という場で確認をしながら、質疑の機会をつくりながら、幅広い合意形成を進めていくと。そういう観点でのいろいろ現場の苦労があるのではないかと思う。
わが党との間では明確な合意ができたと思っている。他党の合意のあり方については私が評価することではないと思うので、自民党として、今国会で成立を期すという目標の下に、丁寧に、また確実に進めていただきたいと思う。

Q、今国会での衆院解散を見送るとの一部報道が出たことに対し、岸田首相は「先送りできない課題に専念する。それらに結果を出すこと以外のことは考えていない」と発言した。こうした首相の発言についての受け止めと、山口代表が考える衆院選のあるべき時期は。
山口)重ねて申し上げるが、衆院の解散については首相の専権事項であるから、首相の判断に委ねる以外にないと思う。いずれにしても、この政治資金をきっかけとする国民の政治不信はなお根強いものがある。各地で行われる地方の選挙、首長選挙もあれば議会選挙もあるが、このところずっと自民党ないし与党の推薦した候補が負け続けているので、そのことは真摯に受け止めなければならない。また、会期末に近い6月20日から東京都知事選挙が行われ、また併せて都議会議員の補欠選挙も行われる。こうしたことが国会の今の取り組みに対する有権者の意思が表れるバロメーターのような機能を持っていると思うので、そうしたことをしっかり受け止めながら、国民の信頼の回復に全力を尽くすべきだと思う。

           以上

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