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〇北側中央幹事会会長会見 2024年3月28日(木)11時~ @党本部

【冒頭発言】
本日の中央幹事会について報告する。党本部の委員会人事で、2040ビジョン検討委員会があるが、その中の医療制度分科会に下野参院議員が事務局次長に就任した。
統一外選挙の公認申請について、2議会3名について公認した。一般市長選挙の態度決定について、6市について態度決定の報告があった。栃木県矢板市、自主投票。静岡県藤枝市、県本部推薦、北村さん現職。愛知県碧南市、自主投票。京都府京丹後市、自主投票。大阪府茨木市、自主投票。長崎県壱岐市、自主投票。
佐藤国対委員長から国会報告があった。参院の方は、きょう予算委員会並びに関連法案の委員会を開いて、本会議で議決という運びの予定だが、時間が少し遅れており、11時から予算委員会が再開するという話だそうだ。いずれにしても、きょう冒頭、山口代表から発言があった通り、参院側でしっかり来年度予算案についての議決を与野党協議の下でしっかり取り組んでいただきたいと思う。
石井幹事長から、正式には来週の中央幹事会に諮るが、党本部の組織改革について来週に中央幹事会に諮るという話だ。総合戦略会議をつくっていると。その中で党勢拡大、広報戦略、政策立案などについて、改めて党組織改革をしていくという話があった。

【質疑応答】
≪皇室典範改正に向けた「意見書」≫
Q、常任役員会にかけ、どんな意見が出たか。
北側)先日、党内の平場で議論した。そこで出たいくつか意見を踏まえて、文案を少し修正させていただいて、基本的な方向は変わっていないが、今日、常役の方でお諮りをさせていただいた。あくまで、この位置付けというのは、これから与野党協議が始まっていくことだが、この与野党協議にわが党の意見、考え方として提出をするものという位置付け。そういう位置付けとして了承をしていただいた。

Q、与野党協議をどのように進めていくのか。
北側)きょう、常役の方でわが党の意見、考え方について了承してきたので、これを来週にでも衆参議長のもとに、お届けさせていただきたいと思っている。主要政党の考え方がほぼ出揃いつつあると思うが、自民党がまだ。自民党での議論、取りまとめも、できるだけ早くしていただいて、その後、両院議長のもとで、この問題についての与野党間の協議が始まると思っている。この間も申し上げたが、私どもの考え方では、急ぐべき課題と、少し時間をかけてでも議論をすべき課題と、そこを立て分けてやるべきだと。急ぐべき課題がある。皇族数を確保していくということが大前提になるので、これについての二つの方策について、有識者会議からの報告があったわけだ。この二つの方策については、できれば、この国会中に与野党間の合意が得られるというふうにしていく必要があると思っている。

≪自民党の政治資金問題≫
Q、安倍派の幹部について、どういう処分のあり方が適切と考えるか。
北側)政治責任を明確にしていくということは極めて大事だ。今、そのために岸田総裁自ら事情聴取。最終の事情聴取かもしれない。それを終えた後で恐らく近々、政治責任について党としての考え方を示されるのだろう。いずれにしても政治責任を明確にすることが極めて重要だ。その上で、来月から政治改革特別委員会の発足をする。再発防止策を確立していくということが大事だ。これについても、この国会中に与野党で合意した法案の成立を図っていくということが、国民の皆さまの信頼を回復に向けての最低条件だと思っている。

Q、森元首相に聴取をすべき必要があるか。
北側)それは自民党の中で決断を出していただくことだと思う。必要であればやっていただく必要があるのかもしれないし、そこはもう4人の方の事情聴取は終わったわけだ。さらにまだ引き続きやられるということ。そこで、どういう話があったのかということは全く私も分かりませんので、必要があるのならば、自民党の方で判断されるのだというふうに思う。

≪2024年度予算案≫
Q、内容の意義について。
北側)冒頭、山口代表からあった通りだ。自然成立は、確定しているわけだが、やはり参院という国会を構成する一院の方で、来年度予算案についての明確な意思を示していただくということはとても重要だと思う。これは、与野党を通じてそう思っているのではないか。反対なら反対の意思表示が必要でしょうし、その辺の意思表示を明確に参院としていくということは大事で、そういう意味では今日、与野党間で参院としての来年度予算案についての意思を明確にしていく手続きが与野党協議の下で進められるものだと理解している。
 中身についても冒頭、代表からあったが、一つは震災対応の予算が入っていると。そして何よりも今、経済が非常に大事なときだ。本当にデフレからの完全脱却ができるかどうかということがまさしく問われている。民間の方では、賃上げの流れが続いているが、中小企業にまで及んでいくか。いずれにしても、わが国の経済は正念場にあると思う。そういう意味で、この予算は、きちんと成立させて政策を実行していかなければならない。

≪衆院憲法審≫
Q、昨日、自民党の中谷筆頭幹事が立憲側と会談し、来月4日に憲法審を開き、幹事の選任を行うことを提案したが。
北側)去年は、衆院で予算の通過後、直ちに、3月2日だったと思うが、第1回目の自由討議、実質的な討議をする審査会が開かれている。そういう意味では、3月に全く憲法審査会が開かれていないのは残念だ。やはり、1週間に1回しかない定例日の木曜日に、内容は別として、賛否は別として、しっかり憲法論議を進めていくということはとても大事なんだろうと思っている。去年、おととしとほとんど毎週1回やってきたから、そこで煮詰まっているテーマもあると思う。しっかり、そういうものについては、条文化の作業も進めていく必要があるし、そのたたき台を基によりしっかりした議論を進めていくということもできるのかなと思う。それ以外にもさまざまテーマはあると思う。野党の皆さんからして関心を持っているテーマもあるわけである。そういうテーマも含めてしっかり議論をさせていただきたいと思う。

≪山口代表の27日の講演内容≫
Q、代表は、衆院解散の時期について、政治の信頼回復がなされるまでは解散すべきではないと発言した。また、来年夏に予定される都議選や参院選に近づくのもよろしくないという考えも示されたが、副代表の見解は。
北側)皆さんも出席されていたんですよね。その場で聞かれていたからよく分かると思うんだが、私が聞いているところによれば、代表は質問に対してお答えされている。かつ慎重に、衆院解散権は首相の専権事項であるということを前もって言っている。後の話は全部、一般論の話だ。一般論として、私もそう思うが、今の政治に対する信頼が失われている中で、なかなか解散というのはできないんじゃないかと。やはり信頼回復の道筋をきちんと付けた上で、信を問うていくということにしないといけないと。私もそう思う。後は来年の参院選、都議選との関係うんぬんという話もあくまで、これまで一般論として代表が言っている話であって、首相がどう判断されるかというのは、首相の判断を尊重しないといけないわけである。従来の例で言うと、そういうことであったということだと思う。

≪衆院3補選まで1カ月≫
Q、政権・与党としてどういった位置付けになるか。また、自民党の公認は、島根1区のみで、東京15区、長崎3区では公認していない状況だが。
北側)以前にも聞かれたが、わが党で挑戦するというわけではない。わが党で出馬することは全く予定していない。問題は自民党がどう判断されるかということで、自民党が三つの補選についてどう取り組んでいくかということを私どもは見守っているという状況である。

Q、東京15区から小池都知事が出馬するのではとの憶測が永田町で飛び交っているが。
北側)私は最近、小池さんと久しくお会いしていない。小池さんとは私も昔、新党で一緒にやった仲間だし、世代も全く同じ世代だから、それなりの話をできる立場ではあるが、小池さんがどう思っているのかぜんぜん分からない。

以上

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