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○山口代表ぶら下がり(2024年度予算の成立を受けて) 2024年3月28日(木)19時15分~ @参院第29控室 

Q、2024年度予算が成立した。受け止めを。
山口)年度内に来年度予算が成立をしたことを喜びたいと思います。特に、この予算は賃金と物価の好循環を促進するためのもの、あるいは少子化対策を実行するためのもの。さらに防災・減災対策。特に、能登半島地震の復旧・復興の財源の裏付けとなる予備費を特別に積み増しをして用意をしました。これを新年度から必要な現場、また待ち望む人々に、一刻も早くお届けをしてまいりたいと思います。

Q、これまでの予算審議を振り返っての所感は。
山口)この震災の対応、あるいは政治資金の収支報告書を巡る問題と、予算の内容とはまた別な重要な課題が並行して審議されることとなりました。激しい論戦が展開をされましたけれども、一つ一つ、予算は予算、そしてまた、その他の問題はその他の問題ということで、集中審議なども重ねながら審議を続けてまいりました。
なお残る課題があるということになりますけれども、特に政治とカネの問題については、引き続き説明責任を果たすように努力をするという課題が残っております。そして最終的には、この問題の再発防止のために国会がどう取り組むか、特に政治資金規正法の改正、わが党はもちろんですが、他の政党もさまざまな提案をしておりますので、自民党自身にも早く具体案を提案していただいて、国会での合意形成、法改正に進めていきたいと思います。

Q、後半国会に向けて、どのような分野、ところに力を入れるか。
山口)やはり国民の政治に対する不信感がとりわけ強まっている。そしてまた与党に対する支持も非常に厳しい状況であります。政治に対する信頼を回復していくと、こういう大きな目的の下に、再発防止策を積極的に議論をして、効果的な内容を仕上げることが重要だと思いますので、何よりも当事者である自民党自身の奮起を促したいと思っています。
公明党としても、この政権の安定的な運営はもちろんですけれども、この再発防止策、そして国民の信頼回復に先頭に立ってリードしていきたいと思っています。

Q、政規法の改正について、与野党協議や国会審議を具体的にいつ頃から始めるべきか。
山口)既に与党の2幹2国等で、4月に入って早々に、この議論の場を国会に作っていこうという話し合いがなされております。政治改革に関する特別委員会のようなものを作り、そこを土俵にして議論を進めていく。議論のやり方については野党の皆さんの意見も伺いながら、これから現場で協議をしていくことになろうと思いますので、新年度になったら、できるだけ早くそうした土俵づくりと、そして中身の具体案を各政党で出し合って、協議を進める、議論を進める、そうした流れを作るべきだと思います。
Q、政治資金問題を巡る関係議員への聴取について、きょうの予算委員会で岸田首相が森元首相も関係者の一人として、聴取対象に含まれうると発言した。受け止めを。
山口)首相自身がそういうご発言をされているわけでありますから、自民党として国民の皆さんに分かるように進めていただきたいと思います。

Q、自民党の調査は十分だと考えるか。
山口)そこはいろいろな見方がある。与野党で見方の違いもあるかもしれません。予算については、やはり年度内、これは自然成立の前提ができておりましたので、年度内に成立することはもう予想されていたことです。その範囲で参院としては、その間の時間を生かすように、与野党でさまざまな議論が行われたと思っております。
森元首相の問題がどうなっていくか、予測の限りではありませんけれども、最終盤のところで首相自身が、その課題に言及をされたということも参院の議論の一つの結果だったのかなとも思います。これからどうするか、関係者でしっかり議論を重ねて、国民の信頼を取り戻す方向に結びつくように、なお一層努力を期待したいと思います。
以上

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