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○石井幹事長会見 2024年1月19日(金)10時30分 @衆院第7控室

○石井幹事長会見 2024年1月19日(金)10時30分 @衆院第7控室

 

【冒頭発言】

≪能登半島地震≫

 2点申し上げたい。まず、能登半島地震について、いまだ1万6000人余りの方が避難所生活を余儀なくされている。災害関連死も増加が懸念されており、インフラの復旧にも相当の時間を要する状況だ。1月24日には、能登半島地震の対応について、衆参で閉会中審査が行われる。わが党からは、党災害対策本部長代理であり、党北陸信越方面本部長の中川宏昌衆院議員が質問に立つ予定だ。本人は、1月2日から現地に入り、地元の議員たちと調査を行ってきている。また、きのうの中央幹事会で山口代表が1月21日に現地調査に行くと発表した。こうした調査の中で拾い上げた現場の声を踏まえて被災者に寄り添った復旧・復興への対応を引き続き、政府に求めてまいりたい。

 

≪物価高≫

 2点目は、物価高であるが、けさ総務省が発表した消費者物価指数は、昨年1年間の平均で生鮮食品を除いた指数が前の年より3.1%上昇したと発表した。これは、第2次オイルショックの影響があった1982年以来、41年ぶりの物価上昇率である。首相は月内に政労使会議を行うことを表明されている。物価高を超える賃上げの実現にしっかりと取り組んでいきたいと考えている。

 

【質疑応答】

≪政治改革≫

Q、自民党派閥の政治資金を巡る事件を受けて岸田首相はきのう、宏池会解散を検討していると明らかにしたが、受け止めを。

石井)潔い判断だと思っている。この首相のご判断が他の派閥にどれだけ影響を及ばすかということは今後見守っていきたいと思っている。

 

Q、「他の派閥」とは、関係者が立件される見通しの二階派や安倍派のことか。

石井)一般論として、派閥と申し上げた。立件されたかどうかに関係なく、どうされるかを見守りたい、ということだ。

 

Q、きょう二階派、安倍派が記者会見と、先立って総会が予定されている。議員側が自ら国民に説明する事実上、初めての場になるが、どういったことを明らかにされるべきか。

石井)二階派については派閥自体の問題だ。安倍派については所属議員の複数がいる。基本的には、検察の捜査が終結の段階に近づきつつある状況だと思うので、これまでの状況、全容をしっかりと説明することを期待したい。

 

Q、「潔い判断だ」と思う理由は。政治不信が派閥の解散によって解消されると考えるか。

石井)岸田首相は、自身の出身である宏池会に非常に強い思い入れを持っていたのではないか。だからこそ首相に就任されてからも派閥の会長を退かなかった。自身の出身派閥の解散を検討していることは、そういう意味で、潔い判断ではないかと私は感じた。

 派閥の問題については、自民党自身が考えることだ。それはそれとして、派閥の問題が今回の再発防止策の全てではない。併せて政治資金規正法の改正が必要になってくると考えている。

 

Q、昨日発表された時事通信社の世論調査で、自民党の政党支持率が14.6%となったことの受け止めと、支持率回復には自民党にどういった対応が求められると思うか。

石井)今回の、一部の派閥ではあるけれども、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金の問題、不記載の問題などについて、国民の皆さんが非常に政治に対する不信感、それが自民党に対する支持の低下につながっていると理解している。自民党自身が、今回の問題について自浄作用をしっかり発揮することが大切だと思っている。捜査が一段落した段階で、きちんと全容を明らかにすると同時に、問題点とそのための対策、再発防止策をしっかりと講じていただくことを期待したい。

 

Q、来週にも自民党の政治刷新本部で中間取りまとめが行われるようだが、この中でどういったところまで踏み込むことを期待するか。

石井)国民の皆さんが納得されるような再発防止策が盛り込まれることを期待したい。

Q、自民党は今回の事件に関わった議員に対して、党として処分を検討しているという報道もあるが、どう考えるか。
石井)それは自民党自身の判断の問題だから、私どもから何か注文を付けたり、意見を言ったりということは控えたい。

 

以上

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