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「正しく間違える」ことには気を付けよう

銀行のシステム企画部門で働くkenです。
大企業に勤める方は特に「正しく間違える」ことが多いそうです。

間違えてるなら正しくないじゃん?
とツッコミを入れたくなりそうですが、これは経済学者のケインズの「正確に間違うよりも、漠然と正しい人でありたい」という言葉が元ネタです。

ケインズは各論の知識にだけ頼ると、全体の方向性というもっとも大事な部分で致命的なミスをする可能性があるよと言っています。

例えば仕事で前例に無いことが発生した場合に、何とか過去の事例や社内規定に当てはめようと苦しい言い訳を作ってしまう。上司や周囲も事を大きくしたくないので、微妙だなと思いながらもそこに乗っかってしまう。
その結果、担当者は精神を削られながらも多大な残業を費やして、正しく間違ったことをしてしまう。。

極端な例かもしれませんが、なんか分かる気はしますよね。私も当初は苦しい言い訳だなと思いながらも進めていくと、戻りたくないのでこれで正しいんだと自身を信じ込ませて突き進んでしまうことがありました。

仕事は「各論」だけでなく、一旦立ち止まって「総論」でも正しいかの判断をすることが大事というお話でした。



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