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『キュート先生が教える!肺癌診療のキホン -研修医が知っておきたい診療のリアルワールド-』note連載にあたり


田中 希宇人先生(川崎市立川崎病院呼吸器内科 医長)のnoteでの連載が始まります!
連載は有料記事での公開となりますが,これは書籍化の予定があるためです。5月末に第1回の公開予定です。


1:自己紹介

田中先生

キュート先生/田中 希宇人(たなか・きゅうと)
川崎市立川崎病院呼吸器内科 医長


2005年慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院,けいゆう病院で初期/後期臨床研修。
その後,慶應義塾大学医学部呼吸器内科学教室に入局。呼吸器診療の傍ら肺がん・COPD・気管支喘息の基礎研究,臨床研究に従事。2013年より川崎市立川崎病院で呼吸器内科医として日夜呼吸器診療に当たる。

また「キュート先生」の名前で,多くの方の「健康寿命を延ばす」アカウントを目指し,ブログ『肺癌勉強会』・各種SNS・医療情報サイトで正しい医療情報発信を行っています。

■ブログ『肺癌勉強会』
https://lk.hatenablog.jp/
■Twitter
https://twitter.com/cutetanaka
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https://www.instagram.com/cutetanaka/
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■楽天ROOM
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編集部より
#SNS医療のカタチONLINE​ vol.28「肺がんを治したい!」 (2021年4月4日公開)を拝見させていただきましたが,田中先生がわかりやすく肺がん診療についてお話されておりましたので,ぜひご覧いただければ幸いです。



2:本連載の内容と読者対象

こんにちは。呼吸器内科医のキュート先生こと田中 希宇人(たなか・きゅうと)と申します。

この度,『キュート先生が教える!肺癌診療のキホン -研修医が知っておきたい診療のリアルワールドー』という題名でnote連載を開始することとなりました。
研修医や呼吸器内科を志すような若い医師向けに,実際の臨床現場で役に立つような肺癌症例の管理や診療・治療の基本的な知識について,全11回で解説していく予定となっています。

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年々,肺癌の治療選択肢は幅広くなり,以前と比べ予後も大きく改善しました。約15年前にゲフィチニブ(イレッサ®)という分子標的薬が登場し,画期的な効果を示しました。約5年前にはニボルマブ(オプジーボ®)という免疫チェックポイント阻害薬が日常診療で使用できるようになり,長期生存できる症例が増えてきています。

患者さんにとっても,肺癌診療に携わる医療者にとっても,医学が進歩し治療選択肢が増えることは喜ばしい反面,肺癌の複雑な知識をアップデートすることは専門医でさえも大変な現状ですましてや非専門医にとって最新の肺癌診療を正しく理解することはきわめて困難となってきています。
自分自身でも日常診療を行いながら,毎日肺癌の勉強をしている日々です。私の今までの肺癌診療の経験や知識が多くの研修医や若い先生の役に立つだろうと考えてこの企画を行うことを決めました。

内容は「肺癌診療」の医療現場で実際に行われている検査や治療に即して進めていきます。診断・検査・標準治療と補助的な治療などの項目について,なるべく図や表を交えて分かりやすく解説していきます。もちろん一つ一つのトピックは引用文献を添えて最新のエビデンスに沿った形で展開していく予定です。

そしてこの連載は研修医や呼吸器内科を志す若い医師向けに書き進めます。(トピックによっては肺癌診療に携わるコメディカルの皆さま,あるいは患者さん,患者さんのご家族でも参考になる内容かもしれません)


3:本連載に向けた意気込み

肺癌は日本人の死因の第1位であり,年に7万人以上の方が亡くなっています。私の専門とする呼吸器内科では,肺癌以外にも肺炎・誤嚥性肺炎やCOPD,間質性肺炎など命に関わることが多い呼吸器疾患を診る診療科です。日々の臨床現場で多くの患者さんの診療に当たっておりますが,私一人で診ることができる患者さんは数限りがあります。ブログやSNS,医療情報サイトなどを通じて正しい医療情報を発信することで学生や研修医を含む多くの医療者にアプローチすることができますし,世界のスタンダード治療である「標準治療」を広く認知して頂くことで多くの患者さんや患者さんの家族にとってもメリットがあると信じて活動しています。将来的には私の医療情報発信から同じような志を持つ仲間と一緒に,肺癌やその他の呼吸器疾患に苦しむ方を救うことができるような大きな仕事ができたらと願っております。

それでは,何卒宜しくお願い致します!


田中 希宇人(川崎市立川崎病院呼吸器内科 医長)



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