"夢を観た" "かけがえのない" "幸せな" 6年間の集大成を詰めた90分間

まず初めに、以下に書く文書は個人的な所感である為、本当にトリサポとして続けてこられた方やトリニータと対戦してきた他サポの方々に不快な思いをさせるような書きぶりがあってもお許しいただければ幸いです。

'6年間の集大成' といっても私がグッズ購入やクラウドファウンディング・手拍子での応援等を行ったのは2021シーズンが初めて。今まではファンとして試合を楽しんでいただけであり、初めてトリニータサポーターの仲間入りができたと実感できたシーズンでした。

まず、2021シーズンの始まりは、衝撃的な鈴木選手の移籍でした。そして、さんぺー選手を始めとしたj2,j3で共に闘った選手の退団。選手には選手の考えがあり、クラブにはクラブの考えがあり、トリサポにはトリサポの想いがある中で、、、私にとってすごく悲しい始まりでした。
リーグ戦始まってみると、全く勝てませんでしたね。クラブスタッフ選手サポーターみんな頑張ってるのに勝てませんでした。

それでもドームでトリサポの皆様は、惜しみない拍手を選手たちに浴びせ続けていました。ここで更にトリニータが好きになりました。他のクラブにはない魅力です。
もちろん私も一生懸命手を叩きました。微力な想いが選手達に伝わってほしい一心で。

そしてクラウドファウンディングの取組み。お金がないクラブの取組みとして、素晴らしいなあ〜と思い、自分もやらせていただきました。

アウェイの応援にも行きました。全部勝てません。
もう中盤戦には、ゴールするだけで涙腺が崩壊する様になっておりました。選手達あんなに走って頑張って、負けてサポーターに頭下げて、サポーターは頑張ってるの解ってるから黙って拍手して。。そんな皆様の努力が結ばれた1点の重みが大きすぎる事を知ることができました。

鹿島アントラーズ戦、緻密に練り上げられたプランで大健闘するも降格が決まってしまいましたね。下田選手があんなに泣いてくれるのが嬉しかった。この様な言い方は失礼だと思うのですが、本当にそう思いました。

最終セレモニーでは、片さんのスピーチに涙が止まりませんでした。いつも謙虚で相手を尊敬し、いつも試合後インタビューはサポーターへのコメントから始まり選手を讃える。負けた時には"私の責任"と言い、勝った時には"選手達がチャレンジしてくれた"と言う消極的なプレーをする選手にははっきりと叱責し、自分は陰で研究を怠らないその人間的魅力に魅了された1年間でした。人生でこんなに尊敬する人に出会えたのは本当に初めてです。

そんな片野坂監督のフィナーレは聖地国立。やっと本題に入りました。文章構成が下手すぎます。下手すぎるのですが、本当に自分の一生の思い出になったこの日を文章にどうしても書き留めておきたかったのです。それほど幸せであり、興奮し、感銘を受けた令和3年12月19日というかけがえのない日でした。

まず試合前、高木選手のサポーターへのコメントとして、寒さを気にかけていただいたこと。嬉しすぎます。
そして、、地下鉄でトリサポの方にすれ違うと、ペコッと頭を下げていただき、とても嬉しい気持ちになりました。これ、本当にとても嬉しい気持ちになるのです。

コレオ素晴らしすぎました。浦和さんはわかってた通り大スケール迫力満点。あれを観れたことも私にとっては嬉しいことでした。トリニータもとても綺麗で本当に観れてよかったです。

選手達、試合前にサポに向かって拍手をしてくれました。嬉しすぎました。一体感を感じれます。

試合は立ち上がりにバタバタしてしまい、落ち着けないまま1失点。結果的にこの1点は悔やまれますが、j2上がりの選手が多く大舞台に慣れていないトリニータですから、仕方ないですよね。想定できてたことです。浦和レッズがそこをついてくることもわかっていること。プランとしては川崎フロンターレ戦のように0-0をキープしつつ虎視眈々と得点を狙う辛抱強い戦い方だったと思いますが、ここでプランが崩れました。

ただここからが我ら大分トリニータの本領発揮です。耐えて耐えて耐えました。掲示板等には、大分は得点する気がないような、、と書かれていたりしましたが、トリサポにとっては全て想定内。代表選手や海外経験選手等がいる他クラブと同じ土俵で戦う為の、大分トリニータの今シーズンの戦い方でした。本当にみんなよく走りました。

後半は片さんの修正力が光りました。今シーズンこそ振るいませんでしたが、この修正力でミラクルを起こしてきました。後方からのビルドアップに挑戦したシーンもみられ、6年間の集大成と言える"擬似カウンター"を試みる場面もみられました。

後半はもう何度も涙腺が緩みながら、何も起きていないのに泣くと本気で応援する周りのサポの方々にも悪いので我慢しながら観戦しました。
正に、夢の舞台で、そして浦和レッズサポーターの素晴らしく迫力のある応援を相手に、地方大分の戦士達が躍動するその姿を目に焼き付けました。

江坂選手との1対1で止めた高木選手でまた涙を我慢し、その後のコーナーキックでゴールを入れられたあとのオフサイド判定は、「まだ夢を観ていられる」と言い合いました。夢の時間が続きます。スタジアムの雰囲気、トリニータが天皇杯決勝の舞台に立つこと、自分が立ち会えていること、本当に夢の時間でした。一緒に行ってくれた友達にも本当に感謝です。

そして本当の夢を観た90分。大分の心臓下田選手からの素晴らしいクロスが入りました。私はクロスボールが描く軌道の途中からなぜか涙が溢れだし、ゴールを入れたのがペレちゃんだとわかりませんでした。
自分の体内の涙が、全て出ました。そんなことがあるのか、そんなにドラマティックなことがあるのかと、、、堪えられません。川崎戦と一緒じゃあないですか。。あなた達の底力はどこからでているのでしょうか。
エンリケ、ぺれちゃん本当に来てくれてありがとうございました。


そして、槙野選手。素晴らしすぎる選手です。モッている男です。カッコ良かったです。モッてるだけでなく経験、技術が詰まったゴールでした。
もちろん浦和さんにも譲れないものが沢山あり、選手達の涙が物語っていました。


そして、、試合終了のホイッスル。大分サポはその瞬間も拍手をしました。なんでできた方々なんだろう。。
クラブ、スポンサー、サポーター、選手スタッフみんなで戦えた片さんの卒業マッチ。片さんに相応しい舞台でした。

最後の挨拶も片さんは一人一人の顔を見て手を振り、頭を下げてくれました。その後、SNSで選手達にかけた言葉を聞きました。「胸張ってサポーターに挨拶しよう。負けたけど、リーグ戦も負けたけどグッドルーザーでいよう。」
リーグ戦のホーム最終節、最後の挨拶で「降格させてすみませんでした」と言いましたが、こちらとしては、「6年間ありがとうございました」ですよ。J1という夢の舞台で、天皇杯決勝という本当の夢の舞台を見せていただき、本当にありがとうございました。「幸せな6年間」と言っていただきありがとうございました。これから片さんがどんな立場になろうと、片さんのファンであり、応援し続けます。
本当に6年間ありがとうございました。これからのご活躍を期待します。
そしていつの日かまた、大分トリニータで指揮をとる姿を見せてくれることを願っています。

そして最後に
大分トリニータ、準優勝おめでとう。感動をありがとう🎉🎉🎉

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