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自分の中の『5歳児』の声を聞いてほしい話。

2024年も3ヶ月が終わろうとしていますが、今更ながらみなさんはしいたけ占いの上半期占いはチェックしていますか??(み、みてるよね?)

おうし座の2024年上半期の運勢は「最強の5歳児感覚。」ということで、普段自分の中の子どもの声を聞きながら生きたい、と考えてる私にはおぉぉ!と思うものがありました。

あ、どうも5月生まれのおうし座です。

やっぱり5歳児の意見って大事よねぇなんて思うのですが、これ、おうし座に関わらず、私は世の中みんなが自分の5歳児と対話してほしいなと思っておりまして。

自分の気持ちというものは、自分の中の5歳児との会話から、と思っているんです。

そして大人になればなるほど、意外とそれの会話自体が難しいんですよね。

今日はそんな風に思った、とある友人とのエピソードを交えながらのお話を聞いてほしいんです。

友人の失恋

これは友人が失恋してしまったときのお話です。

数年前、地元も同じで仲の良い友人から「彼から別れを告げられた」と言われました。

彼女は本当に落ち込んでいて、時間があるときはできるだけ会ったり、気晴らしに旅行に行ったりして、彼女のその時その時の気持ちを聞いていたんです。

彼女がいつも言うことは「彼がそう言うなら私もこれでいいと思っている。」ということ。

私はいつからか、この発言に疑問を感じるようになってしまいました。

それって本心なの、、?と。

彼女は元々、自己主張が強い方ではありません。

これは良くも悪くも彼女の昔からのクセだと思っていて、そうなるのは彼女の育ってきた環境が関係しているのも近くで見て理解していました。

そして、私はそんな彼女に「もっと自分の気持ちに寄り添ってあげなよ!」とつい怒ってしまったのです。

落ち込んでいる人に怒るとは何事だ、と思われるかもしれませんが。。(反省でしかない)

彼女と話をしていると、彼女の中にいる子どもが「ほんとはよくないよ、ほんとは離れたくないんだよ」と泣きわめいている姿が見えた気がして、純粋に、その子を無視しないでほしかったんです。

言葉でこそ言わないものの、付き合っている当初から彼のことが大好きなのは伝わっていました。

だけどその時はどうしてもそれを隠そうとしているように見えたんです。

素直になることの難しさは私も理解できますが、普段自己主張が苦手な彼女には今こそ素直になって欲しくて。

そうしないと「後悔する」と思ってしまいました。

まぁ、、、押し付けですよね。

その後も何度も話を聞きましたが、私の「好きを認めてから話をしたい」という主張は変えられませんでした。

いつからか彼女と会うことはあっても、お互い彼の話をすることはなくなってしまいました。

失恋をした彼女に必要なのは、私との時間ではなく、自分とそうやって向き合う時間なのかもしれない、と最後に伝え会うこともなくなってしまいました。

自分の本音との向き合い方

彼女に伝えたかったことは「素直になって好きならぶつかれぇい!」ではないんです。

もちろん、彼にもう一度「好き」を伝えたいと彼女が言ったら、全力で応援するし、泥臭くても泣きじゃくってでもぶつかればいいと思う、とは伝えました。

だけどそれより、少なくとも「大好き」という本音を無視しないでほしかったんです。

自分の中にいる5歳児を無視したままでは、この会話には解決策はでてこないと思いました。
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人間って、私も含めて自分の本心をどこまで自分で理解しているのかなぁと思うんです。

私は5歳児って誰でも心の中にいると思っています。

確かに、5歳児ってわがままで、その子の言うとおりには動けないかもしれません。

自分らしく生きる、のは難しいです。

だからって自分にしか聞こえないその5歳児の声、つまり「本当の自分の声」を無視していいわけではない、と思っています。

もし目の前に子供が泣きじゃくっていたらどうしますか。

「どうしたの?」と膝をくっつけてお話を聞く方もいるでしょう。

抱きしめてあげる方もいるでしょう。

それを自分にもしてほしいな、と思うんです。

あなたは自分の中の5歳児を意識したことありますか。

もしその子が「もう休みたい。」と言っていたらどうしますか。

いつだってその子の訴える通りにはいかないことばかりかもしれないですが、たまにはその子をギュッとだ抱きしめてあげてほしいなと思っています。

友人との和解

少し疎遠になってしまった彼女ですが、そこから1年後、「彼が結婚することになった」と連絡が入りました。

彼は、彼女と別れた後に付き合った女性と結婚をするようでした。

その頃には時間も経っていて彼女も立ち直りつつあり、このことでさらに吹っ切れた様子。

色々と話を聞いてもらったから、と報告をしてくれ、そこからどちらともなく当時の話になり、2人で謝罪をし合いました。

彼女は彼女なりに必死に自分の感情とぶつかりここまでやってきて、今はすっきりしている、と言っていまいた。

「この経験がいつか笑い合える日がくるかもね」「ほんとだよね~」なんて話し、次に会った時は、彼女は私の少し遅れた誕生日を祝ってくれたのでした。
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相手がいる恋愛は思い通りにいかないこともあるし、自ら離れることもあれば、相手から離れられることもありますよね。

彼女にはつい自分の考えを押し付けてしまいましたが、それでもこれからも「大好きだった自分」を否定せずに過ごしてほしいなぁと思ってしまいます。

苦しみながらでも一生懸命向き合った恋はその時辛くとも、後で頑張ったなと思えるときが必ず来ます。

そして「大好きだったけど叶わなかった恋」はいつか自分の糧になると信じてほしいな、と思います。

少しでも共感していただけると嬉しいです。


本日もありがとうございました。


Hanaki.





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