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学校の校則・ルール 記事まとめ

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学校の校則やルールづくりにまつわるアイデアやレポート、エッセイなどをまとめるnote公式マガジンです。
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#その校則必要ですか

「意外と難しい…」 生徒と教師の”対話”| “校則が厳しい学校”の改革日記②

NHKで報道番組のディレクターをしている藤田といいます。去年の春から栃木県の高校で行われている校則見直しの活動にボランティアで参加中。その日々をつづった前回のnoteにはたくさんのリアクションをいただき、驚きと感謝でいっぱいです。 しかもその記事がnoteで行われていた「#みらいの校則」投稿コンテストで、なんと審査員特別賞を!! 学校の先生や生徒の皆さんと一緒に喜びました。 現在も週1のペースで引き続き活動を続けています。その日々の中では、いろんな課題も見えてきます。

とある学校の校則改革にNHKのディレクターが1年かけて参加してみます

東京・渋谷から電車を乗り継ぎ2時間ちょっと。 JR両毛線の無人駅「山前駅」を降りて、さらに車で10分。 民家を抜けると、畑の向こうに青空に映える白い校舎が見えてきた。栃木県立足利清風高等学校だ。 ずらりとならんだママチャリ。 校内に響く、部活に励む生徒たちの声。 なぜか5分ほど進んでいる時計塔。 妙な懐かしさと、“清風”の名のとおり爽やかな空気がただようこの学校で、きょうから“校則見直し”の活動が始まる……私は期待と緊張、いや、ほとんどがワクワクした気持ちで、飛び上がり

ジュースは甘くて美味しいから、モラルを崩壊させるかもしれない

そんなに校則って苦しかった? ここ数年、校則がブラックだとか、画一的だとか、人権問題だとか、とても話題になっている。少し前のクロ現でも取り上げられていた。 校則のせいで苦しい思いをしているよね? 理不尽に感じているよね? もっと自由でいたいよね? 中高時代の私は、そんなことを言われても全くピンとこなかったはずだ。たぶん私に限らず多くの中高生は、大人なんかよりもずっと、ルールとの付き合い方を知っているのではと思う。 学校指定ジャージ、脱法ジャージ、非合法ジャージ 私の通っ