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収録カード解説③【V-RMAN'S CARD GAME 02】

前回はレベル3ユニットについて解説しました。
今回はいよいよ花形のレベル4ユニットです。
これまではある程度まとめて紹介してきましたが、
レベル4ユニットは1枚ずつみていきましょう。

レベル4

・『兵団長』ベルトラン画像1

元々のパワーは低いものの、低レベル”人間”ユニットを場に展開することで最大11000パワーまで引き上げることができ、単体火力は最高となる
(「強襲する合成獣」はパワーを越えることが可能だが現実的ではない)
勝利時効果に”貫通効果”と低レベル”人間”ユニットのパワーを増やす効果があるので、空いている場を攻撃して直接ダメージを狙うより相手ユニットとの戦闘を狙っていこう

・撃滅するミノタウロス画像2

相手の場に同名ユニットがいると召喚できないという珍しい制約を持ち、
ウォール効果に対するメタ効果を持っている
自身のウォール効果もなかなか強力である
完全に使いこなすには”亜人”デッキである必要があるが標準的なレベル4ユニットとしてどのデッキでも採用できる

・氷結のエレメントマスター画像3

召喚時効果によって墓地からスペルを回収できる
「吹きすさぶ大精霊」と違い手札コストは不要なので、場と手札を合わせて「氷結のエレメントマスター」1枚しかない状況であっても「残留思念」や「禁断の反魂術」などから逆転の可能性をつかむことができる
回収できるスペルに制限がなく、今後のスペルカードの増加によって
さらに有用性は増すと考えられる
また、勝利時効果の”貫通効果”は相手ウォールの有無を問わないので最終盤の詰めでも使える効果である

・古代海の主画像4

自分の場の”水棲”ユニットを破壊して相手ユニットを手札に戻す点は「古代海の首長竜」と同様だが、あちらと違って戻すユニットに制限がない
また、ドロー効果も持つため次のターンの展開に備えることもできる
ただし、バトルフェイズ中に自分の場のユニットを破壊するため1ヶ所空けたまま次の相手ターンをわたすこととなり、対策が必要である

・顕現する竜脚類画像5

召喚時効果により墓地から”動物”ユニットを回収できるため、その後の常時効果が役立たずになることはまずない
”動物”ユニットには「哨戒する剣竜類」を始めとした優秀な効果を持つユニットが揃っているので状況に応じて使い分けたい
”動物”ユニットの効果対象の身代わりとなる常時効果は「暴れ狂うサメ」や「暗殺術」、不意のウォール効果などのカード効果から場のユニットを守ることができる
独自のウォール効果も持ち合わせておりゲーム中盤以降に発動すると強力

・猛り燃えるファフニール画像6

場のユニット2体と手札1枚という軽くないコストを支払うことで
増減なしでの最高パワーと制約のない破壊効果またはピーピングハンデスを得ることができる
ピーピングハンデスは相手の手札が6枚以上という発動条件があるため主に破壊効果を使うこととなるだろう
召喚して直接ダメージをただ与えるだけではカード4枚を使って1ダメージという効率の悪さが目立ってしまうので、破壊するユニットを工夫してアドバンテージを稼ぎにいこう
ウォール効果は表記がややこしいが、”パワー2000を3体”とか”パワー4000を1体+パワー2000を1体”という組み合わせで場のユニットを破壊できるという意味
うまいタイミングで発動できればウォール効果1回で戦況をひっくり返すこともできる

※ピーピング:カードの効果で公開情報ではない領域を覗く行為(参照:遊戯王カードWiki)

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A5%D4%A1%BC%A5%D4%A5%F3%A5%B0

※ハンデス:相手の手札の枚数を減らす行為(参照:遊戯王カードWiki)

https://yugioh-wiki.net/index.php?%BC%EA%BB%A5%C7%CB%B2%F5

・序列の五 マルバス画像7

自分にとっても相手にとっても非公開情報であるウォールの内容を確認できる唯一無二のユニット
自分のウォールを全て把握したうえで最大2枚まで手札と交換することができる
召喚時効果によりウォールを1枚消費することから、起動効果を最大限活用するにはウォールが3枚以上残っている状況が必要となり、召喚するタイミングを計ることが難しい
自身のウォール効果によりウォールの回復は可能ではあるが、ウォール0枚という発動条件があるため自身の起動効果の助けにはならない
ウォール回復カードが今後実装されれば化ける可能性はあるが、現時点では悪魔デッキであっても採用は難しい

・神力の司天 ガブリエル画像8

常時効果を3つ持ち、場に置いておくだけで効果を発揮するユニット
やはり天使種族ユニットはメタカードとしてデザインされている
①正面のユニットの効果を無効化する
ただし、パワーの増減は”効果を得ている”わけではないため、他のカードの効果によりパワーが増減している場合は数値をリセットできない
「『兵団長』ベルトラン」のように自身の効果でパワー増減している場合は数値がリセットされる
②このユニットのパワーは増減しない
パワーを下げられることはないがパワーを上げることもできない
つまり、パワー9000の「猛り燃えるファフニール」をバトルで突破するには「猛り燃えるファフニール」のパワーを下げるしかない
③お互いにハンデスされない
ハンデス効果を持つカードは少ないがメタカードとして機能する

・大族長”アルヤト”画像9

”効果を持たないユニット”を活用するユニット
召喚時効果により”効果を持たないユニット”を墓地から回収するので
”効果を持たないユニット”が墓地にある状況で召喚しよう
手札の”効果を持たないユニット”を使ってもよいが手札が減るので少しもったいない
現時点での”効果を持たないユニット”はレベル1パワー3000のユニットのみであり、それらのユニットがパワー8000”貫通効果”持ちユニットとなるのは非常に脅威である
ウォール効果にも墓地回収効果があり召喚時効果と合わせると
最大3体のユニットを回収できる

・『隠された国』の女王画像10

攻撃時に公開する8枚のカードが全て異なる名称であればパワー9000”貫通効果”持ちユニットとなる
しかもこの”貫通効果”はウォールの有無を問わないのでとどめの一撃になる
この効果は次の相手ターンの終わりまで持続するので返しのターンにも強い
しかし、効果処理が失敗した場合はただのパワー1000ユニットとなってしまうためギャンブル性も高い
「ランプの精」や「序列の五十八 アウナス」などデッキを確認できるカードを使って成功率を上げよう
ハイランダー構築で輝くユニットであり、デッキ構築難易度が高いのも特徴
その場その場の手札や墓地のカードによって戦術を柔軟に変えていく必要があるため、プレイヤーの”腕”も要求される

※ハイランダー:同名カードを1枚ずつしか投入しないデッキのこと(参照:遊戯王カードWiki)

https://yugioh-wiki.net/index.php?%A5%CF%A5%A4%A5%E9%A5%F3%A5%C0%A1%BC

これで全てのユニットの解説がおわりました…!

やりました!全55種類をレベルとユニット効果という視点で3回に分けて解説しました。
これらの記事がデッキ構築の手助けになればうれしいです。
以上のユニットとスペルを組み合わせて、あなただけのデッキを作ってみてください。

・・・ん?「スペル」カード(15種類)解説してないですね……

収録カード解説④【V-RMAN'S CARD GAME 02】 へ続く!

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