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映画 岳 −ガク−

ネタバレもあります🌿

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「悲しいことが起きるのが山の半分。楽しいことがあるのも山の半分。ふたつ合わさって山なんだよ。生きるのも死ぬのも半分半分。でも、どっちを多くするかは自分で決めることだよ」


山登りも、生きることだって、きっと楽しいことばかりでも悲しいことばかりでもないはずなんですよね。


どっちだってある。


みんなそれをどこかで分かっているし、だからこそ楽しい方を多くしようとがんばる。


だけど悲しいこと、辛いことのインパクトが絶大すぎて、これまであった楽しいことが霞んでしまう時があります。


そしていつのまにかそれに飲まれ、山自体が、生きること自体が怖くなる。


まるで楽しかったことや嬉しかったことが、無かったことみたいになる。


だけど分からなくなっているだけなんです。


本当は楽しいことも、嬉しいことだってあったんだってことを。


それを思い出すためには三歩の言うように、怖くても何もないような気がしても、また行ってみなきゃ。


行かなきゃ何も思い出せず、すべてが悲しい方だけで埋まってしまいます。


だから三歩は笑顔で言うのかなと思います。


「また、山においでよ」と。


また歩いてみたら違う景色が見えるかもしれないし、見えなかったものや知らなかったものが見つけられるかもしれない。


そして前よりキレイなもの、大事なものができるかもしれない。


「山が悪いんじゃないんだよ、生きていることが悪いんじゃないんだよ」


「悲しいことも楽しいことも、どっちもあるのが当たり前なんだ」


「だから楽しいことを思い出すために、気が向いたらまたおいでよ」

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(とあるブログ記事を引用させてもらいました)


(助けられない命も沢山あり、山の厳しさが描かれた映画。山を知り尽くした山岳救助ボランティアの小栗旬さんの役の明るさ、遭難者にかけるよくがんばったの言葉‥✨)

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