『バービー』(グレタ・ガーウィグ、2023)

ordinaryであること。案外穏当なオチだが、それだけにかえってアメリカ社会における〈普通〉とポピュリズムの根深さを痛感した。
いつだったか、渋谷PARCOで上映前に見かけた自社コマーシャル映像で、「なりたいあなたに」的なコピーを見て不愉快になった。だからas you areにも吐き気を覚える。あるがままの自分さえ「なりたい自分」になってはいまいか?そんなに主役にならなきゃいけないの?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?