死んで欲しい人。

綺麗事抜きだ。
私には、会社に死んで欲しい人がいる。
いや、厳密に言えば、私と関わらないようになってほしいだけだ。だから、相手が職場を元気に辞めてくれればそれで良い。だけど、そんなことはまず起きないわけで。ではやむを得ない。死んでもらうしかない。
事故でも病気でも良い。死んで欲しい。

なぜそこまで憎んでいるか。
ひどいいじめに遭ったこと、今でもそれに匹敵することをされているからだ。上司に言っても何ら改善しない。「なら自分が転職すれば?」と言うかもしれない。しかし、そう簡単に生活の糧を失うわけにはいかないし、なぜ被害者の私が逃げなければならないのだ。
自分にも悪いところがあるのでは?と何年か悩んだこともあったが、色々周りの意見も聞いて、結論付けた。「やはり、あいつはクズだ」と。あいつが悪い。

考えて欲しい。
ゴキブリやハエなどの害虫がいたら、あなたはどうするか? 「殺生はせぬ」などという稀な人もいるだろうが、大概は殺すだろう。「害があるから」。

人だって同じだ。
自分にとって害のある人物は殺したいのだ。
それは真っ当な感情だ。当たり前だ。
でも実際に行動に起こすことはできない。法律が許さないから。
だったら、行動にこそ至らずとも、心の中で「死ね」と思うことくらい何の問題もないのだ。

人の死を願うなんて、本当に心が疲れる。
これでもし、本当に相手が死んだら、どんな気持ちになるのだろう。
「あーこれでスッキリした」となるのだろうか。
おそらく、後味が悪いんだろう。自分が手を下したわけではないとはいえ。

それでも、自分にとって強い有害である以上、
平穏に目の前から消えないのならば、死んでも構わないと祈りつつづけるしかないのだ。


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