Hideaways (2011)
原題:Hideaways
監督:アグネス・メルレ
製作国:アイルランド🇮🇪/スウェーデン🇸🇪/フランス🇫🇷
言語:英語
ストーリー
ジェームズ・ファーロングは、ファーロング家の末裔で最後に生まれた男の子。ファーロング家は代々、生まれつき奇妙な能力を備え、それはときには祝福され、また呪いとも言われてきた。祖父のチャーリーは、セックスのことを考えると一時的に目が見えなくなり、父のフィリップは、恐怖に直面すると電気系の機械を停めた。それらは意に関せずに顕著に現れる。そしてジェームズは父の“呪い”が原因で母の死とともに生まれた。
ジェームズがどんな“賜物”を持っているかは誰にもわからない。ジェームズが10歳になる頃に祖母シャーロットが先祖の奇妙な事象について話したことでジェームズ自身が持つ特別な能力を知ろうと様々な実験を行う。すると彼が痛みを伴う怪我をしたときに大切な家畜に死をもたらせてしまう。激怒した父のフィリップの折檻を受け、父も祖母も他界し、ジェームズはファーロング家の唯一の生存者となる。
孤児となったジェームズはセントジュード施設に送られるが、馴染めずに周りの少年たちにいじめられるが優しくしてくれたリアムだけが唯一の友達だ。施設職員の犬が殺され、校長はいじめっこたち疑ったことでジェームズに八つ当たりをすると“痛み”でジェームズとリアム以外の全員が謎の病気として死亡。リアムは逃げ出し、肺病になる。そしてジェームズは自分の“賜物”について理解し、森の中へと隠れてしまう。
数年後、ジェームズは社会から完全に孤独な存在として生活していたが、癌治療中の病院から逃げ出した女性メイは深い森の中を歩いている内にジェームズの小屋にたどり着き、メイに発見され親しくなりやがて恋に落ちる。余命宣告されていたメイは病院に戻るとジェームズが人の目を避け、彼女を訪ね、愛を深める。すると肺病で治療中のリアムがジェームズに出くわし、リアムはメイへの思慕と不治の病にした怨恨からハサミで刺殺してしまう。
…ジェームズの“賜物”はメイの愛によってメイの病気を完治し、病院の患者たちに癒やしを与えた。ふたりの間に生まれた子供にそれらをメイの物語として聞かせる。
こちらも『ハッカリの季節』同様に拙い字幕を作成し、趣味でSelf Blu-ray&AVCHD化した思い入れのある映画。
どうでもいい話
初めて観たときは冒頭からブラックコメディか?と思ったが、ジェームズとメイが互いを思いやるファンタジー系ラブ・ストーリー。
およそ2年ほど経ったある日、冒頭部分が夢に出てきた。
目覚めてから「あの映画は何だったろう…?ザ・シネマか、スターチャンネルで観たのか?」とタイトルさえも思い出せなかった。
IMDbで他の作品を探しているときにリストを開いてみたところ本作にチェックをしていた。
その後、Google検索で国内の大手映画サイトを探すとほとんど情報がなく、俳優で検索してみるとリアム役のトーマス・ブロディ=サングスター氏でヒットした。女性に人気の〝 TBS〟らしい(知らなかった)。
ジェームズ役はハリー・トレッダウェイ氏で『ハネムーン』(2014)や『コウノトリの道』(2013)で観たし、メイ役のレイチェル・ハード=ウッド氏は『パフューム ある人殺しの物語』(2006)で数回観ている。
本作ではジェームズとメイのどちらが主人公だろう?と素朴な疑問。物語のほとんどはジェームズで占めているのだが、メイは決して脇役ではない。むしろメイがいないと成り立たないであろうか。
まとまらないけれど日本未公開作品であることや大手映画サイトに解説等が見当たらず、語彙不足の自分自身なりに書き出してみた。
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