家や部屋が片付かないときはとにかく捨てる

最近部屋が散らかってきた、片づけているつもりなのに家の中がやたらと物だらけ。そういう経験はないだろうか?
筆者も同様の経験をしており、片づけても片付けても、ものが減らず、部屋や物置が常にものであふれている状態だった。整理整頓しようにも、物が多すぎてジャンル分けをするのも大変なので、とりあえず置いておくというのが積み重なった結果である。

その方法はたった一つ、「とにかく捨てる」である。

捨てる前に「保留箱」に詰める

段ボール箱なら何でもよい。スーパーなどで無料で貰えるものでもよい。
部屋の中にあるもの、物置にあるもの、なんでも、長いこと使っていないようなものは、種類など気にせず、とにかく箱に入れる。
箱がいっぱいになったら、閉じて、テープで封印する。そしてテープに日付を書く。とりあえず、部屋や物置にある、使っていないものをとにかく箱に詰めて、詰めた日付を記すだけ。
なぜ種類を気にせず箱に入れるかというと、種類を気にし始めると片付けが終わらず、いつまでも放置してしまうからである。
なお、箱に入らないような大きな物は、日付を書いた付箋などを貼って、物置に、一か所にまとめて置いておきます。

「保留箱」に入れたら3か月、半年置いておく

部屋の中のものを箱に詰めたら、3か月、半年置いておこう。もし、その間に箱を開けることがなければ、その箱の中身はあなたにとって不要なものだという事です。そうときたら潔く捨てましょう。箱の中身を分別している最中に「あ、やっぱこれ要るわ」となっても捨てましょう。
3ヶ月、半年の間に触らなかったという事は、その箱の中身はあなたにとって不要なものだったわけです。

捨てると自然に片付く

捨てたことを後悔したとしても、物は捨てるべきです。たくさんある物を分類して収納するのには、たくさんの時間と労力が必要です。不要なものはとにかく捨てて、必要なものだけを身の回りにおいておけば、家は自然と片付いて行くのです。物置や倉庫は本来、使うものだけを片づけておく場所であり、使わないものを片づけておく場所ではありません。
扇風機や暖房器具など、使う期間が限定的な物は倉庫や物置にしまっておいて、常に使うような物はすぐに取り出せるような場所に置いておきます。
そして、いらない物は捨てます。これが本来の片付けの意味です。要らないものがあるから倉庫がものでいっぱいなのです。実家の物置がいっぱい、納戸が段ボールでパンパンという方、その段ボール、思い切って捨てましょう。

捨てないと見えてこない、「自分の好きなもの、こと」

捨てずになんでも取っておいていると、どれが自分にとって必要で、不要なものかというのが分からなくなってきます。それは同時に自分の好きな物が何であるかも分からなくさせています。
例えば音楽が趣味だったとして、家にCDやレコードなどがあるとします。趣味が長く続くと、それに従ってCDやレコードの数も増えます。そしてその中には様々なジャンルが含まれているとしましょう。
膨大な数のCDやレコードの中で、最近聞いていないと思うCDやレコードを思い切って捨ててしまいます。そうすることで、自分が最も聞いているジャンルを絞り出すことができます。
例えば、学生時代はロックやポップを聴いていたが、社会人になってからは、ロックやポップのCDやレコードを長く再生していないなど、捨てることによって見えてくるのです。

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