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[ライナーノーツ]AKITAKOA
P0cketです。秋田出身在住のコンポーザーを集めたコンピレーションを2023秋M3にて頒布いたしました。すでにご購入いただいた方はありがとうございます。現在BOOTH上にてフィジカル盤(CD)を販売中です。在庫に大変余裕ございますので是非ご購入ください。
では本編です。
1.AKITAKOAができるまで
今回企画をやりたいと思った日は2022年10月30日。昨年の秋M3を終え高速バスで帰路に着こうとしつつしたツイートです。
M3でいつか秋田県にいる人に曲を書かせて集合させたコンピが出せたらな〜〜〜〜〜〜〜
— P0cket (@_P0cket) October 30, 2022
このツイートに青森県出身・在住のコンポーザーを集めた「A-Hardnation」を主宰されたSanotch氏からリプライがあり、なんとなく逃げられなく、逆にノリノリになっていました。
【秋M3新譜告知】
— さのっち(Sanotch) (@Sanotch_jp) October 18, 2021
響く、轟く、青森ハードコア!
Neotopia Sounds New Release Album
🔥🍎A-Hardnation🍎🔥
地元青森縁のアーティストとハードコアテクノコンピを制作しました!これが、、、青森ハードコアの本気だ!!!!!
特設サイト:https://t.co/Q1cES2XSdt
(以下に続く) pic.twitter.com/HuveM5QUze
【告知】
— さのっち(Sanotch) (@Sanotch_jp) August 3, 2023
ようこそ、ハードコアの特異点青森へ
Neotopia Sounds New Album
🔥『A-Hardnation 2』🔥
"全員青森県出身クリエイター"によるハードコアテクノコンピ!第1弾からおよそ2年の時を経て、その新作を制作しました。8/5「#ハードコアテクノの日」BandcampとBoothにて販売開始!
(続く↓) pic.twitter.com/lnz6OIGnfg
そこから時は進み半年が経過、2023春M3に無事EPを出せた自信もあり、紆余曲折あり7月初旬ごろ企画を始動することになります。秋のツイートにリプライをくれていたsa1th0氏とコンタクトを取りひとまず「秋田県出身または在住」に当てはまるアーティストを列挙し、二人で連絡を飛ばし、メンバーを集めていきました。Notion上でwebサイトのようなものを制作し共有するのが比較的良かったかな、と思います、雰囲気あるし…
その後フィジカル盤全体のデザインを可能なら秋田にまつわる方にしたいなーと思いサーチしましたが全然いませんでした。マジでいませんでした。
正直な話イラストレーターさんは結構いらっしゃるのですがかわいい系の方しかいらっしゃらず…もしゴリ押しでお願いし完成してもハードサウンドが集まるであろうコンピレーションに合わないかなと思い、検討していた際に6月に仙台で開催されていた#OVER200 Vol3のフライヤーからAiKA氏に依頼するのはどうだろうか、と思いました。
【宮城】
— 【公式】東北ハードコア情報局 (@tohokuhcinfo) May 19, 2023
#東北ハードコアパーティー情報
なまえ:"OVER200 VOL.3"
タ グ:#OVER200
と き:2023年6月17日(土)14:00-
ところ:仙台Shangri-la
入場料:2500円(1ドリンク付き)
〜ご紹介〜
【未成年入場OK】
BPM200以上の楽曲を楽しめる全力疾走パーティー! pic.twitter.com/6KtiFGbtg3
AiKA氏はVJは勿論のこと動画編集や東北ハードコア情報局が定期的に頒布する「UNMORI」シリーズ全体のデザインをされておりデザイン全般に造詣が深く信頼できると思い、依頼しました。(実際の制作リファレンスに上記デザインを送付していた覚えがあります)
今回依頼した内容はかなりあっさりしていながら抜群に秋田っぽく、そして最高にかわいいキャラクター、そして太めの字組によるカッコいいデザインにしていただきました…依頼して本当に良かった…
最後にマスタリング担当を誰にするか、で迷いましたがマジでどうしようもなくなったのでArsLonga(現在休眠中)で全ての楽曲のマスタリングを担当しており、あと普通に仲がいいNotrum氏に依頼しました。丁寧にマスタリングしていただいてさらに楽曲が輝いたので依頼して本当に良かった…
今回初めて企画をすることもあり大変不安でしたが、自分以外完璧といって遜色ない楽曲・デザイン・マスタリングをしていただけて大変よい作品にできたと思います。今回お声掛けした方々がこのようにして集まる、ということはまずないと思っていたので自分がその機会を作れて本当にうれしかったです。よかった~~~~~~~!
それ以外にもマスターディスクや当日の販売までもいろいろありましたがさすがに個人の問題すぎるので割愛します。
2.トラックリストについて
今回のトラックリストは以下の通りです。簡単ですが解説いたします。
1.Reductionz! - Once Upon A Time
2.P0cket - H.E.A.T.
3.Jockie "MASTA BASS" Suama - FUKINOTO
4.Autum-N-clouD. - OKITEYABURI
5.Quark - 999
6.sa1th0 - get on the dancefloor
7.yzrin - Roof Scatter
8.P0cket - Unattained Point
今回は全8曲になりました。改めて提供くださった皆様ありがとうございます。
今回トラックリストを決めたのは完全にノリです。Reductionz!氏が多幸感溢れるHandz-upを提供してくださり、スタートにふさわしいだろうと思い1曲目にしてます。次に自曲1曲目のH.E.A.Tでさらに多幸感マシマシにしつつ、JMBS氏の最高なFUNKOTでノリノリにして…という感じで多幸感とエモーショナルの狭間を考慮した結果この曲順です。
4曲目以降は一定のムードに怪しさがあり、ラスト7曲目までは斬新ながらクオリティの高い楽曲が並びます。特に4,5曲目に悩みまして、最終的にBPMの遅い順という形でAutum-N-clouD.氏の楽曲を4曲目にしました。5曲目の999はもうここ以外に置き場がなく、かつ最適でもあったので成り行きで決めましたね。
6,7曲目に残った楽曲がいずれも高BPMだったのですが6曲目にある程度の普遍性があるsa1th0氏の楽曲を置き、7曲目におもしろキックコアで全部破壊すれば無問題やということで、秒で決まりました。
最後はエモーショナル路線にしようと決めていたので自曲2曲目にしました。このコンピカッコいい路線の曲が多くて最高なのですがストイックさを表現する曲が多くせっかくならエモーショナルな曲がもう一曲ぐらいあってもいいかも、ということで収録することにしました。最後がおもしろキックコアでも全然よかったんですけどね
3.デザインについて
先ほどの通りデザインをAiKA氏を依頼しまして、オーダーは秋田の県色である#A82127を取り入れていただくこと、キャラクターを押し出しつつシンプルなデザインにしていただくことの2点でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1700305516531-XJCNZXnrYr.png?width=1200)
そうした結果あのめちゃくちゃかわいい、そして秋田っぽい(超何となく)キャラクターが生まれ、シンプルで視認しやすいデザインに仕上げていただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1700305643518-0eLEriLyvi.jpg?width=1200)
このデザインのおかげもありかなり売れたと思います、本当に依頼して良かったと思ってます。
4.最後に
今回AKITAKOAを頒布した結果持ち込んだ半分ほどをお手に取っていただけました。本当にありがたい…yzrinさんのおもしろキックコアを求めてやってくる方や、Funkot情報にまとめていただいた影響もあり、大変うれしい限りです。
【 #M3 ファンコット情報 】
— ウササギ(usassa) (@usassassa) October 28, 2023
2023年 #M3秋 にて頒布される #ファンコット の新譜情報を中心にまとめました!
今回のM3はファンコットを集めてみてはいかがでしょうか? #funkot pic.twitter.com/w18n8n2tLu
本当によかった….再度繰り返すことになりますがもう半分はBoothで販売、次回M3まで在庫が残った場合は再度頒布しますのでぜひお買い求めいただければと思います。(デジタルも販売を見込んでおりますがBandcampはかなり厳しく、CD版と同様にBooth販売の可能性が高いです、申し訳ありません…)
本編は以上になります、ありがとうございました~~~!!!!!
5.自曲のライナーノーツ(おまけ)
さて…大半の方々はここまでで十分かと思います。なぜならここからは自分の楽曲のライナーノーツ。たぶんマジでおまけであって、ほとんどの方はここからを無駄とみなすと思います。そうだし
1.『H.E.A.T』について
![](https://assets.st-note.com/img/1700363649860-dpxCCZkbhi.png?width=1200)
ジャキジャキとしたピアノスクラッチブレイクビーツハードコアを以前から制作したく、AKITAKOA制作に伴い制作を開始しました。
JAKAZiD大先生やDJ Noriken大先生を尊敬して作ってます。リスペクトはできてません、自分の実力が足りなすぎて
M1を買って初めて制作した曲です。使い方が全然わかんなかったのですがM1 House Pianoが鳴らせたのでなんとかなりました。
今KORG公式でBFDやってて5500円で買えます。安いですね。買ったときは8,300円ぐらいでした。(PiBの現セール価格と同じ)
あとはコードが軸になる曲だったので全体的にMを取り入れています。スケールはもうあんまりわかってないのですが、多分ペンタトニックではない。最後のドロップが一瞬2回転調していることぐらいはあります。
特に書けることがなく申し訳ないので今回使ったサンプルパックを貼っておきます。
Scratch Tek (URL先の下部にメールアドレスを送信するとDLリンクが贈られるようです)
キックスネアシンバル、一部声ネタ
HEATっていってる声ネタ(MEGAになってますけどちゃんと公式)
Hypertrance(下部にあるフリー)
FILLIST(一部Acid)
HNS1(Loop)
Ulagumo Cutup toolkit(無料版)
後はBCMさんのどこかで配布してたフリーサンプルパック使ってます。
正直もう書くことないです、曲に感情が載るほど感受性がある人間じゃないので、すいませんね
2.『Unattained Point』について
曲は出てますーはいー
![](https://assets.st-note.com/img/1700366428514-uOm21MDAfI.png?width=1200)
全体はこれです
とあるコンピに落選してしまった曲を編集した曲で、そのため「未到達点」という意味であるタイトルをつけました。
公募は落ちたことしかなく、常に未到達している印象にあります。音が雑、クオリティが低い、メロディーが稚拙…いろんな要素にあることは間違いなくて、落ちるたびこれは存在すべきではないもの、自分も等しくそうなんやなと思うことが多いです。(他責すぎるので全然これは間違った考え方です)
だからこれを公開するということはとんでもなくハードルが高くて、審査していただいた方でさえおそらく聞くに堪えない可能性があった曲を公開するということですから。相当悩んだうえでやりました。
FM8,Magical 8bit plugを多用した曲です。作曲は難しいですね。
誰も読まないとこなのでいろいろ出しました。
終わりです。
終 劇
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