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20230403 - パパゲーノ小学校6年生

〆切を倒しながらドラマを見ることにした。

見たのは『ももさんと7人のパパゲーノ』。去年8月ぐらいに放送された特集ドラマ。なんとなくの"自殺したい"をきっかけにたくさんの人々と交流していくことになる。仕事を辞める。旅をする。野宿する。話を聞く。

まあなんとも「大変そうな人」の演技が徹底して上手い。刺さる。わかる。共感したふりをする。きっとそうだ。ストーリーや脚本などは普段のドラマよりトーンが落ち着いているのでなんとなくつまらない、と思うかもしれない。

パパゲーノ、とは「死にたい気持ちを抱えながらも、死ぬ以外の生活を送る人々」を指す。

ここのページでドラマ外のパパゲーノにあたる人々のインタビュー動画や、その体験を文章で投稿できるフォームなどがある。半年以上前だがまだこれが生きている、と言うのがなかなか面白い。

自分はパパゲーノですか?知りませんけど。死にたいなあと言う気持ちは基本的には忌避される、避けられる感情にある。表層に出してはいけない社会の闇みたいな、暴露系YouTuberしか出しちゃいけん、みたいなそんな感じもない。わかりません。

正直「死にたい」と思うようになったのをいつからか覚えていないが、中学生のある時期を境に死というものを強く意識するようになったと思う。なんで生きてるのかなあ、とか、こんな人生に甲斐もないなあと思ってしまってかなり病んでしまった。

パパゲーノではあると思う。世間体が厳しくなければまあ定義には則るだろうと思う。パパゲーノであり続けるなら、きっと普通の人間同様幼稚園もあって、義務教育もある。日本国立パパゲーノ小学校。700万人在学。

ここ1年かなり人生そのものに少しやられているような気がするので、自称パパゲーノとしてのふるまいを模擬試験のように求められているのかもしれない。かなり落単ギリギリぐらいだと思う。55点。じゃあダメじゃん。

死にたいという理由は数えきれないが生きたいという理由はしっかり考えないと出てこないのは多分健常であるという社会性のラインからズレている証拠だと思う。なので考えてみる。EPをM3で出す。いろんな企画を立てて沢山の人たちとコラボレーションする。とか。これは生きなければならない理由、魔法使い2期を見る、ぼっち・ざ・ろっく!の結末を見る、リコリス・リコイル2期の最新情報を眺める、ゲーム機を買ってやりたかったゲームをプレイする、あとは.....…あるな。生きるか。生きたいな。達成するのに少しずつお金を消費するのが怖くて仕方ないが、生きたくなるには大変お得な消費だと思う。値上げ前のポテナゲ特大ぐらいにはお得だと思う。

こう思って、明日になる。また、死にたいと思う。生きていくことを自覚して、ギリギリのラインを横断歩道をステップするように時間を溶かしていくことがパパゲーノとしての最終課題であると思う。

通話をしていたらみんな大変そうだったので、たぶん毎月病とかがある。笑って顆粒を溶かしていたい。

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