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「続けていること」を振り返る

こんにちは。編集のワタナベです。梅雨ですね。
『noteではじめる 新しいアウトプットの教室』を編集していて、常々思うのが「続けることの大切さ」

よく言いますよね。最初のスタートはみんな一斉に走り出すけど、どんどんやめる人や方向転換する人が出てきて、最後はやり続けた人がその道のトップランナーになる、という話。

続ければいい、続けるだけでいい……おそらく多くの人がやればできること。こんなに簡単なのになぜかできないことでもあったりします。かくいうこのnoteも当初は「毎日更新」とひそかに心の中では思っていましたが、「時間がない」「ネタがない」など一通りの言い訳で武装して、「せめて2日に一度は更新。ダメならつぶやきを投稿」にゆるやかに方針が変わっております。

続けていること、あるかしら?

しかし、元来私は生真面目な性格につき、「何でもかんでも続かない、それでいいのさケセラセラ」なタイプではありません。大きなことでなくても何か続けている、もしくは続けていたことがあるはず。

そんなわけで、これまで続けている(いた)ことを振り返ってみました。
毎日掃除とか、2日に一度洗濯とか人間生活上必須なことは除きます。
振り返ることで、続けられない理由も明らかになるかもしれません。
続いた期間順にランキングにしてみました。

5位 アルトサックス(期間:2年+1年)

大人になってから、習い事というものをほとんどやっていません。でも憧れはありました。ヨガ、ピラティス、お料理教室、同僚や先輩の話を聞くたびになんかキラキラ、素敵な感じ。でもなあ、ちょっと違うんだよなあ……。

何かやりたいことはないかしら……そして3年ほど前にふつふつと湧いた衝動により、学生時代に2年間習っていたアルトサックスを再開しました。

再開するにあたって、楽器をメンテナンスに出したり(カビが生えてました!)、いろいろ必要な物をそろえたりして、いよいよ数年ぶりのマイ楽器。ものすごく下手くそなんですが、下手なりに楽しかったのです(趣味ですからね)。土曜の午前中にレッスンを入れていたので、無理やりにでも土曜に朝早く起きることで有意義な土曜を過ごすこともできました。

しかし、習い始めて1年で渡米が決まり、そこで終了。先生やレッスン仲間に「また戻ってきます」と言いつつ昨年アメリカから帰国しても再開しないのは、やはりモチベーションがそこまで高くなかったからだと、自己分析しています(先生、すいません)。

4位 一人旅(期間:5年)

元々旅は好きでこれまで30か国行っているのですが、5年前から、ほぼ一人旅をしています。屋久島、知床も一人。アラスカも一人。そろそろ寂しくなってきたぞー! 

一人は楽な面もありますが、「ちょっと荷物見てて」が言えない、お店選びは「美味しいか」よりも「一人で入れるか」が基準など、過ごし方は寂しいもの。先日、友人が住んでいる韓国とニューヨークに行ったときには、めちゃくちゃ楽しかったのを覚えています。誰かがいるって素敵。

3位 習字(期間:おそらく6年)

両親が共働きだったため、学校終わりにヒマにならないようにと、小学生の頃はいくつか習い事をしていました。でも、スパルタなやつではなく、近所のおばちゃんが教えてくれるそろばんとか、最低限泳げるためのスイミングとか、のんびりとした習い事です。

その中でも、誰からも「行きなさい!」と強制されることなく、おそらく小学校時代まるっと週1回通い続けていたのが習字です。

特にセンスがあったわけでもなく、友だちや兄妹が同じ教室にいたわけでもないのに、通い続けていました。一人で行って静かに書いて、先生にチェックしてもらって、一人で帰る。やめたときのことも覚えていないくらい。

多分ですが、墨の匂いや紙の匂い、静かな教室、に居心地のよさを感じていたのかもしれません。

2位 ピアノ(期間:25年)

私は音高・音大育ちなので、当然といえば当然です。
5歳から始めて毎日毎日さらっていまました。音楽の世界では、「練習する」を「さらう」と言いますね、なぜか。
卒業しても数年間は仕事として弾いていたので、ざっと25年くらいは続けてきたことになります。

でも一番さらったのは受験前、コンクール前、試験前などの学生時代で、それからはそのときのシーズ(資産)を食いつぶすようなさらい方しかせず、ついにここ数年はほとんど弾いていないです。

「ピアノが弾きたい!」という気持ちも起こらず……。
私はこれを「長い反抗期」と言っているのですが、いつか「また弾きたい」と思う日は来るのでしょうかねえ(遠い目)。

1位 猫に毎日「かわいいね」と言う(期間:10年)

堂々の1位は、猫です。2位のピアノが25年なのですが、続けて「いた」に該当するので、いまも続けて「いる」にはかなわない、と判断しました。

出会ってから毎日、「かわいいね」と言うし、言いたい存在。うちの女王様はヒトに対する教育的指導が厳しく、家をしっちゃかめっちゃかにするけど、それでも愛おしい、それが猫。

振り返ってわかったこと

やはり1位は「何があっても好きなもの」なんだな、と実感しました。「愛があれば続けられる」ということなんでしょうか。

あ~早く帰って「よ~しよし、今日もかわいいね~」って言ってあげたい。