見出し画像

スイートメモリー・ティータイムと甘くて小さいヒーロー考察

イベントストーリーって実は史実レースとか基にして作られてるのでは?と気づいて、こちらのイベントストーリーも色々考察してみました。

注意して頂きたいのはされば君、かなしのように読みやすさを求めている人には申し訳ないのですが、めっちゃくちゃ私情挟みまくりの考察となっております。

おまけにヒシアケボノの育成シナリオの考察もしてます。


スイートメモリー・ティータイムネタ探し

サブタイトルの意味

※バレンタイン関連の意味づけも含まれてます
砂糖=打ち身や疲労回復の薬として使われていた
マドレーヌ=仲良くなりたい
ロレーヌ公に仕えていた女性料理人の名前から由来
ハニーパンケーキ=ハニーは恋人など愛する人への呼びかけ
ティラミス=私を励まして
精力をつけるお菓子で夜しか出さない
ビターチョコレート=疲労回復、滋養強壮の効果がある
ドキドキする媚薬としても使われていた
プリンアラモード=アラモードは「最新の流行の」「洗練されたもの」という意味
マカロン=あなたは特別な存在
キャンディ=あなたと長く一緒にいたい、あなたの事が好き
スラングで「魅力的な女性」


その他ネタ

スイートメモリー=楽しい思い出
ティータイム=早めの夕食時(17〜18時頃)
マーガレット=花言葉で「優しい思い出」、感謝の意味を伝える方の「私を忘れないで(=また会おう)」
ヘアピン=これからも長く一緒にいたい
花のヘアピンは女性らしさを高める
メルティギフト=溶けやすい天性の才能

白いマーガレットの花言葉は「信頼」
バレンタインにチョコレートは「あなたと同じ気持ち」

女子高生の光ちゃん=メジロライアンの幼駒名の輝光
加賀くん=メジロマックイーンの幼駒名(?)のオーロラの62でオーロラは極光と呼ばれている
峰くん=メジロパーマーの幼駒名の輝峰


スイートメモリー・ティータイム考察

光ちゃんと加賀くんと峰くん

元ネタが自分の幼駒名から来ているのは分かりました。
メジロブライトが出ているのもメジロライアンの代役なの分かるんです。アニメでもそうでしたし。 
何故メジロマックイーンがヒロインの光ちゃんで峰くんがメジロブライトで加賀くんがメジロパーマーなんですか?
そこはメジロブライト=光くん、メジロマックイーン=加賀ちゃん、メジロパーマー=峰くんじゃないの?
何その配役!?

メジロライアンにとって光ちゃんはメジロマックイーンであり、自分自身?
メジロパーマーはメジロマックイーンと同じくらい活躍してタイトルも取れたから加賀くん?
いやでもそれだと峰くんがブライトなのちょっと分かり兼ねる。
という訳でちょっと関連ありそうなのを調べました。

峰くん=スイスの名峰ブライトホルン
加賀くん=日本酒の加賀の峰
光ちゃん=極光からまんま来てる可能性もありますが、スティーブ・マックイーンのデビュー作の傷だらけの栄光
こじつければなんとでも出来るんですね。考察とは

この考察の後に教えて頂いたのですが、ブライト繋がりで特別急行列車のかがやきが加賀方面(石川県加賀市)に向かう事からも由来しているそうです。
もしかしてメジロライアンの代わりにメジロブライト入れて〜とか配役の組み合わせって考えすぎだった……?
答えは公式のみぞ知る。


メンバーの不思議な関わり

メジロライアン、アイネスフウジンとヒシアケボノ、ビコーペガサスの組み合わせって何となく理解するんですけど、その2組に交わらないマーベラスサンデーって何繋がり?と気になって調べたらマーベラスサンデーのGI勝ち鞍が1997年宝塚記念だけなんですね。
メジロライアンの勝ち鞍は1991年宝塚記念のみ。
GIが1勝だけの繋がりでヒシアケボノが引っ張られてビコーペガサス?
※コメントでヒシアケボノとマーベラスサンデーは同世代と教えていただきました。
路線が違うので対戦歴は無く、デビュー時期はヒシアケボノがちょっと早いですが引退時期は同じ1997年の12月。

ビコーペガサス─(ライバル関係)─ヒシアケボノ─(同世代でGIが1勝繋がり)─マーベラスサンデー─(GI勝ち鞍が宝塚記念だけ)─メジロライアン─(ライバル関係)─アイネスフウジン

こんな感じかな?
ヒシアケボノがパティシエなのも上手く繋げたなぁ。


マーガレットのヘアピンの意味

マーガレットのヘアピンを見つけたのはメジロライアン。きっとメジロライアンにとってカフェのオーナーは楽しい思い出として記憶に残るだろう。

マーガレットのヘアピンくだりで自然な流れでメジロマックイーンを出したように見えるけど、なかなか踏み出せず一押しが欲しいのは恐らくメジロマックイーンも出る菊花賞に向けて?
アイネスフウジンが「ライアンちゃんが乗り越えたいって思えてるならその勇気を支えてあげたい。一緒に前に進みたい」と言った事から繋がってそう。
メジロライアンが思うカフェのマスター像は誰かに勇気を与えてあげる事。

あまりにも自然な流れでアイネスフウジンがマーガレットのヘアピンを買っているんですけど、メジロライアンにヘアピンを渡したのはこれからも仲良くして欲しいという意味なのだろうか?
アイネスフウジンが1990年東京優駿(日本ダービー)で全ての力を振り絞って賭けたたった一つの冴えたやり方で走れなくなったとて、共にしのぎを削ったメジロライアンだけアイネスフウジンというライバルの存在を忘れないで欲しいと言うことであればメジロライアンは8話のチョコレートで応えていた?
メジロライアンもチョコレートを渡してあたしも同じ気持ちだよと返したから、妹たち一緒に食べるって言われて一人で全部食べて欲しいと言ったのもそういうことなんでしょうね。
もしくは東京優駿で力尽きたアイネスフウジンに対してチョコレートを食べて回復して一緒にまた走ろうというメジロライアンの願いかも。
まぁ叶わなかったんですが

あと、マーガレットのヘアピンを付ける時わざわざお願いしていたのもアイネスフウジンから勇気を貰いたかったのかもしれない。
宝塚記念で勝ててよかったね。

気づいてないアイネスフウジン珍しく鈍いねぇと思ったんですけど、もしかしたら二人とも意味を知らずにお互いこのプレゼントしたとかだったら相当罪深い。


黒ずくめの女

この子、多分メジロライアン繋がりで元ネタありそうな気がしてならない。
史実でメジロライアンに憧れてたとかいました?
追いかけに行ったビコーペガサスが「なんだか自分が悪いヤツになった気がした」ってセリフも意味ありそう。

ビコーペガサスが重なったのはヒシアケボノ?
メジロライアンが重なったのは自分自身?


ヒシアケボノとビコーペガサスのビターチョコレート

ヒシアケボノがビコーペガサスに自作ビターチョコレートを食わせなかった理由が「苦手な味を食べさせて嫌われたくないから」と語っていたんですけど、あなたビコーペガサスに苦手な食べ物与えさせてませんでしたっけ。
と、ヒシアケボノの育成シナリオ読み直したらちゃんとした理由がないと苦手な食べ物をヒシアケボノから与える事は無いみたい。
苦手な物を食べさせたのはビコーペガサスが大きくなる為につらい修行も受け入れると言われたから、好き嫌いを無くそうと苦手な食べ物を作っていました。
ビコーペガサスもヒシアケボノが作ったものと思えば頑張れるみたいですね。
ちなみにビコーペガサスはセロリ、ピーマン、パセリが苦手な模様。苦いのダメなんだね~。

ヒシアケボノはそっち方面だと奥手っぽく語っていたので、初心なメジロライアンと上手く繋がっているのかもしれない。
ヒシアケボノにとって伝えるのが一番怖くて奥手になっちゃう相手ってビコーペガサスだったとして、それを本人の前で明かしてくれるのは強いなぁと思います。
僕ならきっかけあったとしてここまで言えないな。


その他

マーベラスサンデーが地球チョコを出してきて、そんなものあるのか!?と思い、調べると惑星ショコラなるものがあるみたいですね。
色んなメーカーが出しているのですが、惑星の輝きって名前見かけた時ちょっと訝しんでしまいました。

「まかないキャンディ」の意味は二人の関係は強固で、永遠に壊れない?

スイートメモリーってそのまま翻訳すると「楽しい思い出」って出るんですけど、Sweetの方の意味を調べてマーガレットの花言葉に掛けてスイートメモリー=優しい思い出なんだなぁと気づかされました。
英語つよつよだから知ってた?すみません。

1話の流れでてっきりバレンタインは人間界隈と同じで、好きな子にあげるイベントかと思い込んでたんですけどよく考えたら、ウマ娘界隈において同性同士のチョコレートってお互いを認め合うイベントなのでは……?
メジロライアンがアイネスフウジンに、ヒシアケボノがビコーペガサスにチョコレートを渡したor食べたって認め合ってると思いませんか?

プリンアラモードとメルティギフトで、1990年の東京優駿で起きたアイネスフウジンになぞらえているのかもしれません。
競馬界隈史上初のコール、競馬をスポーツだと思わされた試合と言われているそうです。
溶けやすい天性の才能はまさに東京優駿で逃げ切ってレコード更新したけど、その後フラフラしていたそうで温泉治療するもターフに戻らず8戦4勝という成績で引退しちゃったアイネスフウジンらしい勝負服名かも。


アルチヨとフウライの共通点

新衣装付きイベントはスイートメモリー・ティータイムされば君、かなしが続きましたが、実はこのイベントストーリーで新衣装になった4人のライバル関係の共通点が色々ある事に気づきました。

メジロ家とライバル関係で、サクラチヨノオーとアイネスフウジンは東京優駿(日本ダービー)でメジロ家に勝っています。
メジロライアンとメジロアルダンはどっちも2着。

史実でサクラチヨノオーとアイネスフウジンは朝日杯S、東京優駿で同じGI2勝していて、東京優駿直後にメジロ家としのぎを削った影響で怪我している。
アイネスフウジンが8戦4勝、サクラチヨノオーが10戦5勝で2戦差あるものの、勝率が同じ。

朝日杯Sでマルゼンスキーのレコードを超えたのがアイネスフウジン。
東京優駿で父マルゼンスキーが出れなかったレースで1着取ったのがサクラチヨノオー。

アイネスフウジンはメジロライアンがメジロマックイーンばかり見ていて妬いていた。
メジロアルダンはサクラチヨノオーがマルゼンスキーばかり見ていて妬いていた。

ここまで繋がりあるのにイベント2つに分けるの不思議だなと思いましたが、4人の共通点を上手く繋ぎ合わせようとしたら8話で収まりきらなかったのかしら。
やはり4人で新衣装欲しいですよね。


甘くて小さいヒーロー考察

ざっくり説明するとヒシアケボノがスワンステークス走り終わった後にビコーペガサスがスプリンターS以来元気がないと相談され、元気づける為にみかん狩りへ誘うシナリオです。
このシナリオを読んでいて違和感を覚えたのでちょっと調べました。

みかんは収穫するまで落果しないが、品質を上げるために摘果する。
養分を競い合って落ちるのが生理落果の一次落果、残ったもの同士で養分を取り合うのが二次落果。生き残ったみかんはそのまま人の手で収穫されます。

ビコーペガサス=みかん
もしかしてビコーペガサスが木から落ちたの、みかんの摘果をなぞらってたりしませんか?考えすぎですかね……。
秋ならみかんだけじゃなくさつまいもって手もあるし、ビコーペガサスをわざわざ木から落とす描写させる意味とは。
しかもみかんって金八先生で有名な腐ったみかんというエピソードあるくらい人に例えるにはいい意味が無いように思うんですけど。
何かしら意図を感じる。考えすぎ……だといいな。

赤い風船と言えば、バンクシー作品で有名なGirl with Balloonを思い出しますね。ハート型の風船は愛の象徴と言われ、階段付近にTHERE IS ALWAYS HOPE(希望はいつもある)というメッセージも残されていると。
そりゃヒーローを目指すビコーペガサスはほっとけませんよね。ハート型じゃないけど……。

マーマレードってママレードボーイの考察で有名なまだまだ甘い(幼い)って意味もありまして。
ああいう危機こそ、颯爽と助けちゃうヒシアケボノが真のヒーローじゃないっすか。
詰めが甘いヒーロー。だからレースで勝てない。
……というのをビコーペガサスは考えちゃったのかもしれないね。

ヒシアケボノが思うヒーローってただ優れていて活躍したとかじゃなく、敬慕する人なのではないか。
たとえビコーペガサスがGIで勝てなかろうが、ヒシアケボノにとって諦めずにレースに出ている事や一緒に戦ってくれるだけで勇気貰えるのだろう。ビコーペガサスの人間性に惹きつけられているのかも。
だからヒシアケボノにとってビコーペガサスはヒーローなんだろうね。
二人の狭い世界で成立しているのって相当な信頼関係が無いと難しい。トレーナーが「二人の強い絆を感じた」って言ってますがその通りですね。
小さくて美味しい=かっこいいからビコーちゃんみたいと表現しているんですよ。ヒシアケボノらしいけどw
そうやってビコーペガサスを知り尽くしているからこそ出る答えなんだろうなと思います。
ヒーローは悪役がいるから成り立つ。ビコーペガサスにとってヒシアケボノはライバル。そうやってこの関係は成立しちゃうんですよね。
ライバル関係は多種多様でだからこそ面白い。


終わりに

色々考察してみましたが、こじつけに近い部分もそれなりにあるので自分はこう読んだという方がいらしたら教えて欲しいです。
スイートメモリー・ティータイムは最初読んでただ尊いイベントだなと思ってたけど読み直せば読み直すほど考えさせられますね。

メインストーリーで出てきたたった一つの冴えたやり方って神様のメモ帳で初めて知った言葉なので、元ネタである短編小説も読んでみたい。ただ今長い文章を読むのしんどくなっているので読めるか不安です。
きっとアイネスフウジンに向けた意味とは変わってそうですが……神様のメモ帳読んでた頃に調べて読めばよかったw

メジロライアンのシナリオだと日本ダービー以来史実通り出てこなくなるのですが、アイネスフウジンのシナリオはいい感じにメジロライアンとメジロマックイーンを絡ませてくれるので読むのをおすすめします。これがIFストーリーですよ。
メジロパーマーの目標外日本ダービー出走もアイネスフウジンが出てくるのでファンならこれは……となるかもしれません。

甘くて小さいヒーローってヒシアケボノの育成シナリオの中で一番人気なんでしょうか?
ええ、僕もそう思います。このシナリオのせいで何日間か悩まされる羽目になるほど考えさせられました。このnoteを出す事で一旦落ち着くといいな。
それくらい惹きつけるものがあるのでしょう。
ヒシアケボノとビコーペガサスがただ尊いストーリーだけじゃ片づけられないはずなんですよ。スイートメモリーティータイムでの二人も惹きつけてましたし。
おかげで買う予定なかった1万円の引換券でヒシアケボノ交換しちゃいました。憎いねぇ。

今後のイベントストーリーもこのように考察すれば楽しいだろうなと思います。知識ないのできっかけがないと調べる気もないんですけれど……。
また気になる考察出来たらまとめようと思います。いつになるかな。

次のnoteはウマ娘に関わる日記かウマ娘元ネタまとめになる予定です。
日記はやる気次第で1週間以内には。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?