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されば君、かなし考察

始めに

イベント開始前、とある方のツイートからされば君、かなしは1988年の日本ダービーを元ネタにしていると見かけたので、それを基にストーリーの考察をしてみたらとんでもない情報量になりTwitterではスクリーンショットにしてまとめていました。
note作ったしついでにスクリーンショットから読みやすく加筆修正したの載せます。
後から読み直して気づいたものがあれば加筆するかも。

サクラチヨノオーとメジロアルダン視点しかまとめなかったのでメジロマックイーン、トウカイテイオー、ナイスネイチャ視点は誰か僕の代わりにまとめて下さい
あと、前回のドロワイベはプレイ開始してない為ストーリー回収出来ません。回収させて〜ッ!
それ前提で考察しているので的外れな所もあるかもしれません。


ネタ探し

サブタイトルの意味

花のワルツ=チャイコフスキーが書いた最後のバレエ音楽、くるみ割り人形第13曲
華麗なる大円舞曲=ショパンの女性弟子に捧げられた
La Cumparsita=イタリア語の「Comparsa(仮装行列)」が由来、カーニバルに参加する仲間の為に作られた
カイザー・ワルツ=皇帝円舞曲
魅惑のワルツ=昼下がりの情事でリバイバルヒット
アディオス・ノニーノ=作者の父が亡くなったが、帰るための旅費がなく失意の中で父に捧げた曲
シャル・ウィ・ダンス?=本編のダンスはミュージカル「王様と私」の「シャル・ウィ・ダンス?」が元ネタ?
Por una cabeza=スペインの競馬用語「首(ひとつ)の差で」


サクラチヨノオーの新衣装

Fleur Enneigée=フランス語で「雪に覆われた花」

日本で開花中に雪降ったのが1972〜1999年の中で1988/04/07〜08の2日間のみ。開花は04/02で満開は04/11。
ちなみに4/8は大雪で満開直前の桜の枝が折れていた。
サクラチヨノオーが1着取った東京優駿(日本ダービー)は1988/05/29。

桜の花言葉=フランス語で「Nem’oubliez pas(私を忘れないで)」
ピンク=愛されたい
水色=変化、明るい未来に進む色
ネガティブな意味だと束縛、現実逃避

白い葉っぱ=またたび?
疲れた旅人がまたたびの果実を食べたら再び旅を続けれた事から由来してるっぽい?
(他に白い葉っぱの種類特定した人いるのかな?)


メジロアルダンの新衣装

Neige Émeraude=フランス語で「エメラルドの雪」
エメラルドは人を健康に導く力がある。
白は鬱を浄化させ、苦しみを理解してマイナスなエネルギーを弾き飛ばすが激しい怒りはある、誰にも染められない色。

女性の乗馬衣装が元ネタ?
白の燕尾服は正装である黒の燕尾服の対になっている。
大島桜の花言葉=あなたに微笑む

花の形からブーゲンビリアと思われるが、青色のブーゲンビリアは無い。
ブーゲンビリアは魂の花と呼ばれ、亡くなられた方の魂を鎮めるために捧げられた鎮魂花。
メジロアルダンのガチャムービーの画面いっぱいに咲いてる青いブーゲンビリアは白いブーゲンビリアから色水で作られた可能性?
不可能と言われた青いバラの花言葉は「夢叶う」
赤いブーゲンビリアの花言葉は「あなたしか見えない」


その他のネタ

タイトルのされば君、かなしはそのまま読むと「去れば君、悲し」とも読めるが、古文にすると「だからあなたは、愛しい」とも読める。
※まとめた後にツイート検索したら『それでもあなたが、愛しい』と読み解いた方もいらしました。こっちが近いかも。


・考察

考察をまとめてみる

1988年の東京優駿(日本ダービー)がモデルである前提から上のネタを上手く繋ぎ合わせます。


「だからこのまま頂まで付き合ってくださいませんか」の頂は頭のてっぺん、項部(うなじ)の意味がある。
Por una cabezaは「首(ひとつ)の差で」
サクラチヨノオーは東京優駿を1着、メジロアルダンとはクビ差。

「薄雪と一緒に過ごした桜でね」の意味を読み解くと1988年の雪と桜(実際は9cm程の積雪)と関わりがある。
1988年の事を考えると桜と雪は切っても離せない関係になる。

サクラチヨノオーはメジロアルダンの雪と共に過ごして華麗に咲いたのだろうか?
そこまで考えてストーリー作ったサイゲ怖(畏怖)。

黒の燕尾服は夜間の正装で女性を引き立てる色は黒だが、負けず嫌いのメジロアルダンはあえて白にすることで抵抗している?

「“そちら”ばかり見ないで」
「マルゼンさんの真似ばかりするようになった時」
「別人に上書きされてしまいそうで」
マルゼンスキーが果たせなかった東京優駿を約束通り制覇したサクラチヨノオーが隣を走っていたメジロアルダンに見向きもしなかった事からくる嫉妬?
サクラチヨノオーのドレスに桜をあしらったのはフランス語の花言葉から「Nem’oubliez pas(私を忘れないで)」とも取れる。
サクラチヨノオーに合わせて桜をあしらいましたって誤魔化しやすいですよね恐るべしメジロアルダン

社交ダンスは紳士側がリード、淑女側がフォローするもの。
これまで社交ダンスのいろはを知らず、暴走していたサクラチヨノオーが7話でメジロアルダンに「あなたに合わせる」と意思示したのはパートナーとしてではなく、ライバルとして意識し始めた?
ダンスの本来の意味を誰かに教えて貰った描写無さそう。メジロアルダンが改めて説明したとかかな?
もし描写あったら僕の完全な見落としです。

8話の「別の子を見ないでください。今夜のデートは私ですよ」は明らかにライバルとして意識しているのかもしれない。


サクラチヨノオーの育成ストーリーとの関わり

サクラチヨノオーの育成シナリオ読んでみましたが、サクラチヨノオーは04/08の大雪で実は(競走生命が)折れていた説も無きにしも非ず。

史実は共同通信杯で軽い調教して負けた事を反省して弥生賞に向けて厳しく調教されているが、アプリ版の優しいトレーナーがそんな厳しい事するかなぁという疑問はさておき、メジロアルダンはそれに気づいてエメラルドの雪で一時的に回復させ、またたびは東京優駿での疲れを癒すために添えてあげた?

しかしメジロアルダンの想いも虚しく、ピークを過ぎたサクラチヨノオーはそのまま先に引退。
去れば君(メジロアルダン)は、悲しというダブルミーニングも出来る。

ただ、エメラルドは内部に傷が多く脆いと言われるのと、桜は寒さに弱い事からまたたび以外は逆効果だったかもしれない。
え、でも教養あるメジロアルダンがそんなやらかしする訳……。


もう一つの考察

メジロアルダンのガチャムービーにある青いブーゲンビリアは東京優駿直前の12日に亡くなったサクラスターオーに向けた鎮魂花?

6話のサブタイトルアディオス・ノニーノの意味を考えてみる。
サクラチヨノオーが改めてダンスに向き合うようになった事から、怪我のせいで東京優駿を走れなかったサクラスターオーに捧げた東京優駿と捉えれる。

皮肉な事にサクラチヨノオーは直後に怪我をし、それがきっかけでピークを過ぎてしまうのだが……。
メジロアルダンもこのレース直後に怪我しその後もGI勝利出来なかったので、サクラスターオーを鎮魂したお陰でサクラチヨノオーに勝利をもたらしたものの、実は二人の競走生命を奪う呪われたレースなのかもしれない嫌だなこの考察
二人が失意の中、捧げた鎮魂歌がアディオス・ノニーノはさすがに考えすぎかもしれない。


その他考察

魅惑のワルツはもしかしたらリバイバルと掛けて
サクラチヨノオーがメジロアルダンをリーニュ・ドロワットに誘った事で1988年の日本ダービーを再現させたという意味なのかしらと。
※リバイバル=一度死んだもの、失われたものが復活する

それになぞらえば、花のワルツも日本のダービーがサクラチヨノオーにとって最後のレースとも読み取れるかもしれない。

「季節の区切りだけではなく、己の気持ちに区切りをつける場所」
サクラチヨノオーとメジロアルダンがベストデート賞に選ばれなかったのも意味があるのか考えてみたが、トウカイテイオーとメジロマックイーンは色んなタイトルを取ったのに対してサクラチヨノオーとメジロアルダンの生涯タイトルが1つも無いのとかけてたりするのだろうか。
イベント前に日本ダービーと予想出来たならそこも予想出来そうだけどつまらn

ドロワの時系列ってどの辺だろう。
「桜花咲く新学期が来る前に〜」
「デビューしてからは久々の2人きりの併走で……」
アプリ版の育成になぞらえばデビュー戦はジュニア級の6月。日本ダービーはクラシック級の5月後半。
桜咲く新学期が来る前にということはリーニュ・ドロワットは3月後半〜4月上旬頃?
3月前半の弥生賞とドレスのまたたびの関連性は繋がりそうだけど果たしてあれはまたたびの葉っぱなのだろうか?


最後に

メジロアルダンは負けず嫌いである意味嫉妬深い子だなぁと思わされました。
育成シナリオ読んでたけどイベスト読み終わってから改めて読み直すと見方がちょっと変わってびっくりしました。

メジロアルダンとサクラチヨノオーはラブい関係に決まってんだろ!という過激勢いらしましたらここでブラウザバックしてください。ここまで読んでる時点で既に遅そうだけど
なんでも許せる方のみ下へどうぞ。



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個人的にメジロアルダンとサクラチヨノオーを恋愛感情と見れる人凄いなと思わされた。
考察しちゃうとそこまで読めなくなっちゃう。
どこに恋愛感情あるのか気になるけど、考察した今「それ恋愛感情じゃないよ」って答えそうで怖い。

そもそもウマ娘って恋愛感情を絡めるのって史実に沿れば納得する所はあるんですよ。メジロマックイーンとイクノディクタス、ダイタクヘリオスとダイイチルビーみたいな。

実は『スイートメモリー・ティータイム』も考察してなかったのでメジロライアンとアイネスフウジンってお互い恋愛感情持ってるのかしら、尊い……とかIQ1みたいな事してましたが『されば君、かなし』繋がりで「もしかして実はこっちも考察したら見方変わるヤツでは!?」と読み直したら変わりました。

そういえばこいつら親友だった、てかメジロライアンの性格的に考えたら恋愛感情出た時点であの振る舞い出来るわけなかったわ……orz
尊い関係なのは変わりないんですが、尊いの意味は人それぞれですね。

『スイートメモリー・ティータイム』は『されば君、かなし』程深い考察しても上手く掘り上げられませんでしたが、いずれnoteにまとめてみたいです。
おまけでヒシアケボノの育成シナリオも絡めたい。そこくらいしかnoteで上手いとこ絡めそうにない。

ウマ娘のストーリーって案外上手く作られているのかも。
考察する人はその二人に恋愛感情を作る余地を与えさせない、そのまんま受け取る人は恋愛感情しか見えない。
トレーナーに向けた恋愛感情に近いものも考察すれば見方が変わるのかもしれませんね。考察する気力ないけど。
史実を知れば知るほどアニメやアプリ版のシナリオも何も知らない人より違う見方が出来るのと同じなのかもしれません。
そう考えるとやっぱサイゲ怖。畏怖を覚えます。

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