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6th Album『The End of Yesterday』

こんにちは。今日もわたしは音楽日和です。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、2022年を締めくくる第二弾、エルレ新譜の雑感をつづる記事です。

一個人の感想ではございますが、
よろしければ、お付き合いくださいませ!
 

※某つぶやきったーに載せているので、
もしかしたら読んだことがある方も
いらっしゃるかもしれません。

noteではちょっとていねいに書き直したので、
改めて読み直していただけると嬉しいです。
 

6th Album『The End of Yesterday』雑感

早速、エルレの新譜を聞いた雑感をぱらぱらと述べます。

まずは、時間があっという間に過ぎる音源でした!
ライブで叫んだり、飛び跳ねたい曲もちらほら有り。
5thアルバムやナッシングスのダークさを纏った攻撃力高い曲もあるし、
3rdアルバムや4thアルバム、モノアイズみたいにカラッとした明るい曲もある。
かと思えばハイエイタスっぽく複雑で深みのある曲も。

スタートにして、ここまでの集大成みたいな雰囲気をわたしは感じた。
きっと細美さんがエルレでやりたかったことができた、
そんなアルバムなんじゃないかなあって思った。

高橋さんのキックがかっちょいい曲とか、
うぶさんのギターがたまんない曲とか。
ベースがちょっと大人っぽくなってたり。
細美さんの歌声が、歌いたいような声が出せているような印象。細美さんが魂から歌ってる声が大好きだ。

新譜、聞けてよかった。

細美さん、ウブさん、高橋さん、メタルさん、
ずっと音楽を続けてくれてありがとう。

 

1曲づつ聞く『The End of Yesterday』

01.【Mountain Top】

初っ端の印象は「大人しい」。
イントロからAメロまでベースが強めで、エルレにしては静かな印象を受ける。または、Salamanderにつうづる、嵐の前の静けさを感じる。

歌詞を見ると、
・サビ部分、want→need→craveで欲望度合いが高まるのかっこいい。
・Bitter sisterの語感がよい
・All the upshots of my peculiar mindの語感の良さ。風変わりな考え方ってのも好きだな〜
・Things gets tough from here onをここからが本番だと訳すのカッコ良すぎる(普通に直訳するなら「ここからまた辛くなるだけだ」とかになるんじゃないかな?)

正直、10年前のエルレまでしか知らないわけだし、物足りないと思った。
けれど、歌詞を読んでみると、これは嵐の前の静けさor嵐の中を耐えている歌なのかもしれないなとも思った。なぜなら「ここからが本番だ」と歌っているから。
それならこれくらいの温度感でも不思議ではない。
落ち着いたけれど魂を燃やすような1曲。
 

02.【Breathing】

こちらの曲調も、まあまあ落ち着いた印象を受けた。
が、同時に青い炎を燃やすような、静かな闘志も感じる。
サビのBPMもやや速めに感じられ(計ってないからわからないけれど)、攻撃的にも聞こえる1曲。

・この先に何が待っているのかは分からないをNever clear to see what's waiting down the lineと書くの、めちゃカッコよくないですか?

・You just never quit and keep breatheiing you(君はただ諦めず息をし続けろ)
タイトル回収。

・直訳すると、「君は、僕たちのまわりには何もないように踊るべき」とあるのですが、around us→僕たち→歌い手と聞き手、と解釈すると→エルレは我々の味方と言える。us一つで感動するな・・・(考えすぎ?笑)

・もともと持ってなかったものを捨てるのは悪くないぜ。なんて潔いの。

・Don't let your past define you(直訳するとてめぇをてめぇの過去で定義するな、かな? 和訳は「過去に生きるわけにはいかない」。カッコ良すぎる。)、
・And the world will quiet down(世界はきっと静まるから)、世界っていうのは世界中というよりは❝自分の主観を通した世界❞のことで、見る方向・見方一つで世界は変わるということなのかな。
・格好い歌詞の宝庫!わたしは無意識に過去に縛られがちだから、define you という詞にはシビれてしまった。
 

03.【ダークファンタジー】

タイトル通り、暗く幻想的な始まり方。
サビはなんとなく雨風にさらされるような荒さを感じる。
落ちサビ?では、その荒れた天候が一瞬おさまるような穏やかさを感じる。

・時の足音 背中に絡めて。絡めて。この一言で葛藤と決意が伺える
背中に絡めるわけなので、きっとこの「時の足音」っていうのは過去の歩みなんだろうと推測できる。その過去っていうのはエルレでの活動期間なのか、それとも休止していた10年間なのか、はたまた両方なのか。

・「未来に集めた 鉄と導火線」これは何を表してるのか・・・
細美さん自身の夢かな?(ロードレーサーに憧れていたらしいので)
仮にそうだとすると、時の足音はかなり昔から続いていて、それを背負って眺める夕日は・・・そりゃ美しいよね。手が届かないからね・・・って解釈になるな。う~む、どうなんだろう。ちょっと釈然としないな。

・ここにはなにもないよね 旅の終わりを確かめにいこう あの日の夢が手招きして呼んでる。ガンとくる歌詞。
ここっていうのはきっとレーサーを夢見ていた時期かな?、旅の終わりは今回の活動再開の果て、あの日の夢ってもしかしたらエルレを結成したときに見た夢なんじゃないかなと感じた。
 旅の終わり確かめに行きましょう。お供します!!!!

・歌詞カードのカラーリングもだんだん明るくなるところが好き
 

04.【Strawberry Margarita】

メロディも歌詞も好き!!!!
音源ではそんなだったけど、ライブで聴いたらウブさんのギターに悩殺された。以来、大好きな一曲。
あと、歌詞を読み解くと、めっちゃロマンチックな曲やなぁと思う。

・There's/ nothing like/ new stuff to/ spice up my/ summer
I'm/ off to a /new town to/ find me a /new toyのリズムのよさ!
ここのドラム(タムとバスかな)と、ギターの音がめっちゃ好き。ここでこの曲に惚れました。
別の街をa new townって現すのも好き

・Taking the late bus〜の歌詞で思うんだけど、
情景から心情を読み取らせるのってすげぇよなあって思う。
おもしろいこともない夏と説明した上で、『夜行バスの窓際』、『頭ん中でミスを繰り返す』心情。「なんかつまんねぇな」って気持ちが、なんとな~く伺える。
それと、ほかの気持ちは聞き手に任せてる感もあって、余白を残す表現がたのしいなって思う。

・well, I don't think you will like itで「まあ、気に入らないだろうけどね」ってシュッとした訳ゥ!!!!

・I'm leavingとholds me backの語感が好き〜!

・stepping outのリンキングが気持ちよい〜!

・what I amで今の僕から…これもシュッとしてんな

・今回は違うんだ、という表現を It won't be the same againとwill notで強い否定を入れ込むのいい〜。
 

●ここが!いちばん!好き!なんですが、

Two very different drinks just like us
Well, I do like it
まるで僕たちみたいに違う二つの飲み物
僕はそれが気に入ってるんだ

ひゃ〜〜〜〜!!!!艶っぽ!!!!
何この表現!?
全然ちがう価値観でも僕は君が好き、みたいな、なんて…なんて……!
もしかしたら、これが紅茶とテキーラじゃなかったら、ここまで艶っぽくて大人な雰囲気じゃなかっただろうなとも思う。
あとwell〜からのギターも艶っぽ!
わ〜、大人なエルレだなぁ、10年待ったんだなぁ〜って気持ちになった。
 

・I'm glad to finally findをようやく見つけられた
って表現するのもいいよなぁ。
見つけられて嬉しい!じゃないのがシュッとしてる

・I'm glad to finally find youは
ようやく君を見つけられたよ と訳すのも同じく

大人な雰囲気ではあるけれど、ワクワクドキドキの少年感がちょうどよくて、なんだかロマンチック。悪ガキ共がすっかり青年、大人になってしまったような寂しさもあるけど、いい大人になりやがって!という嬉しさも感じる1曲。
(※ちなみにMVの解釈はうまくできませんでした!)
 

05.【Bonnie and Clyde】

わたしにとってボニー&クライドといえば髭(HiGE)さん。髭さんは憂鬱燃やす逃走劇が思い浮かぶが、エルレは愛を歌っているように感じる!

曲を聴いた印象では、5thアルバムのダークさ、攻撃性、ヒリつきを感じてけっこう好きだった。
歌詞を見たらめっちゃ好きになった。
 

※ボニー&クライド
1930年代前半、アメリカ中西部で、銀行強盗や殺人を繰り返したボニー・パーカとクライド・バロウからなるカップルである(wikipediaより引用)

これ一つ知ってるだけで、歌の聞こえ方が変わると思うから、頭の片隅に入れるといいはず。
 

・霞がかった、短い夏の、遠くの高層ビル、横目で見ながら、暗い踏切。
なんか暗雲立ちこめてるっぽい。先行き不安。情景を描くのがやはりお上手でいらっしゃる…

・fall back intoで(元の悪い状態に)後退するという意味になるらしい。
それをバッサリと逆戻りすると訳すの男前。

・the same old〜で、いつも通りのやり方、使い古された嘘。かっこいい〜!
 

●ここで超たまんねぇポイントなんですが、

『Killing me, killing you』この4単語を、
「もう耐えられないかもしれない」と訳すのが
めっっっちゃシビィです。

これ多分me=クライド、you=ボニーに見立てているんですが(後にそういう記述がある)、
直訳すると、俺も殺して、お前も殺して、みたいなことですよね。誰に殺されるかは置いといて、「もう」限界!殺して!って感じ。ボニーとクライドの逃走生活も「もう」限界まできてるんでしょう。
でも自決はしないし、捕まる気もない、自分から終わらせる気はない。だから「かもしれない」とうそぶく。

このどん詰まりを進まなきゃならない終焉感を「もう耐えられないかもしれない」と訳す。渋い。シビれるッス。好き。細美さん結婚して、いやもうしてるわ。(限界突破オタク)
 

・そして後から効いてくるit all makes me feel like we're nowhere。世界から爪弾きにされた孤独感やら特別感やらが読み取れる文章。

・別件ですがこのアルバム「nowhere」がよく出るな。
 活動再開したエルレの現在地を無意識に示しているのか?

・we dont need another dayを俺たちは新しい一日なんていらない…シビィ!!!!!!!
(わたしは今日以外いらないと訳したけれど、an-otherで、もう一つのという意味だから、今日とは別の→転じて新しい一日という考え方なのかな?
どちらにせよ、後戻りできない感がある)

・some distant land、天涯を目指して走る。
 えっ…なにそれカッコよ…天涯……???!
※天涯:空のはて、故郷を遠く離れた地(goo辞書より)

・We understand〜からのダークさは、5thアルバムに通ずる攻撃性とヒリつきを感じる。好き。
歌詞も、俺たちはそんなに特別じゃない、関係ない、でもいいんだ、大丈夫、they all act like we're nowhere(みんなにとって俺たちはどこにもいないから)というメリバっぽさがあって、たまりません。ッカー! 完全にバッドエンド!!!
 

●ここで俺はクライドと書かなかったところが乙い。

You're Bonnie and I'm driving my carとあるように、歌い手自身をクライド見立てている様子。クライドと直接表現しないとこがかっこいいですねぇ。

そして、俺は自分の道を走る、とあるようにクライド=歌い手=エルレあるいは細美さん自身と考えると、MCで「お前らに指図されるいわれはねぇし、俺らは俺らで突っ走って行くだけ(意訳)」と言ってたようにエルレはエルレの、細美さんは彼自身の道をいくということ。

じゃあボニーはどうする?
彼からはついて来いとも、どっかに行けとも、指図されていない。でも二人は最期まで一緒にいたように、きっとボニーはクライドと一緒に進むはず。

それなら、ここでのボニーは誰?
きっとファンのこと。あるいは嫁さんのことを描いてるとしても、わたしとしては萌えるし燃える。

ファンあるいは嫁に対する信頼デカすぎんだろ!!!!

こりゃもう愛だ、愛!!!!

(本人はそんなつもりで書いてないだろうけど、わたしは愛だと受け取らせていただく!)
 

06.【瓶に入れた手紙】

全体的にやわらかく優しい雰囲気。
ギターの音がキラキラしている。
間奏の空白がぴったり揃っていて気持ちが良い。技術の向上もあるけどチームワークのよさも伺える・・・。(今まで休符が長くあった曲、なかったんじゃない?)

・サビはライブ映え!拳を突き上げたい

・「ほんの少しとどまって とんでゆけ」
 エルレはずっと寄りかかることを許さないなぁ。自分がダメになる生き方を許さない。自分の足で立って、生きたいように生きろって言われている気分になる。厳しくもやさしい。

星が降る、でスターフィッシュや金星を連想するし、
それらに通ずるピュアさも感じる1曲でした。
 

07.【firestarter Song】

終始攻撃的な雰囲気。
ウブさんのギターが炸裂。爆裂にカッコイイ!

・山ではモンスターに会い、高架下では僧侶に会う。
 いやぁ、わたしはこの世界観すきですねぇ。大好き。

・またnowhere出てきた

・standing on the edge of meの語感の良さもさることながら、和訳もカッコイイ。「ギリギリのラインにとどまりながら」、俺の端っこ→俺と俺が俺じゃなくなるライン→ギリギリのラインってことかな?

・楽なドライブだと思ったらスブ濡れになっちゃって、悪夢みたいな旅だって嘆いています。でもそういう時って反骨精神じゃないけど、燃えますよね。まぁわたしは燃え尽きているのですが・・・笑

・イチバンたぎるのは「誰だって自分に火がつく歌があるはずだ」、「そいつをステレオで鳴らそうぜ」!

これは攻め攻めで闘争心が高い1曲。
5thアルバムに通ずるヒリつきもまとっているし、結構好みです!
 

08.【チーズケーキ・ファクトリー】

なくなったお店ひとつでラブを歌える細美さんすごい。
これラブソングですね
ラブです
愛い(うい)だし、愛(あい)。

曲調としては、明るい!
まさかのハッピーオーラ、出ております。
激しさや疾走感よりは、歌詞を聞かせるようで朗らかな感じ。だけど、ライブで飛び跳ねたり、一緒に叫んだりすると楽しいだろうなっていう印象!

・「いつもすこし」とひらがなを歌う細美さんが非常に愛いです。「のれぇる蹴って」も同様
・すこしが、少しと漢字じゃないところも個人的に好きポイント

・君を眺める為にすこし後ろを歩くのも愛い。(君が先を進みがちかもしれんけど、後ろから見守る様子も感じ取れる。どっちみち)ラブじゃん!

・ダッダン!!!ラ・バダ〜のドラムがめっちゃ気持ちいい!
・we get it get it go、みんなで叫びたい!

・時を止める、今日はどこを、何もなくって、あれからずっと、夢が続くための、窓に飾ろうetc..、言葉選びが円くて易しくて可愛らしいです(*⌒ω⌒*)

・探検しようか のあとの弦を滑らせる音?が好き(キュイって音)

・間奏のギター気持ちよさそう!

・ベースの音も好き。なんとなく明るい感じする
・Aメロのベースと歌が目立つところ大好き!
 

・まわれまわれ 僕らを置いて ←かわいい
・君と僕の時は止まるよ ←ロマンチスト〜!
・ティダ・ラ・バダ ←マントラ…?😮🧠??
・we get it〜 ←よっしゃ一緒に行こ!って感じかな?

うわぁかわいいねぇ、とほっこりしているところに
突然マントラが出てきて脳が混乱する🧠けど、
語感よくてクセになっていく…ティダ・ラ・バダ…
 

・一緒にチーズケーキを買ったお店がなくなっても2人の関係は続くし、長いこと一緒にいるからホラー映画を見た思い出とかも積み重なる

・そういうことがあってもなくても楽しかった日々をたまに思い返して、あぁずっと楽しいなって思える関係なんだろうなって推測。

・ラブじゃん!!!
 

・二人でって言ってるから、もしかして、これお嫁さんとの日々を思い返して創作してるとしたら、、、、、、、!😇🙏❤️‍🔥
エルレでこんなハッピーオーラをまとった曲が出てくるなんて!

にしても、切り取る情景や言葉選びなんかが素敵なんだよな。細美さんって結構ロマンチストなんだろうか。
 

09.【10am】

入りのドラムからかっこいい!金物の音がちょっとするのイカしてる
さわやかな疾走感あるバンドサウンド!

・「It's almost 10am I'm lying in my bed(だいたい10時、未だにベッドに横たわっている)」、ってすごくエルレっぽい歌詞だなぁって思う。
No.13の「Septenber 9th It's a sunny day(9/9、快晴!)」、
The Autumn Songの「Summer time is gone I missed it so much My board lying my garage(夏は終わった、それがすごく寂しい、僕のサーフボードはガレージに横たわっている)」
って歌っているのとなんか似ているような気がする。

・サビ前のちょっと落ちる部分とか、すごいバンドサウンドっぽい。

・サビはみんなで歌いたい!safetyで音が上がるのいいな~。
・Gear upってかっちょええな。
 セーフティは外しとけよとか歌っているので、人生を車に例えてるのかな?

・Can't be helpedでまあしょうがないさ、Can't you seeでわかるだろ
 訳し方がカッコイイ。

・落ちサビ前のドラムロール、ばちクソかっこよくないですか?
 高橋さんカッコいい!!!!
 
・落ちサビもカッコいい。わたしここで燃えました。
 静かな闘志。
 

10.【Perfect Summer】

この曲はわたしには難解でした。。

・全体的に切なさ、哀愁を感じる曲調。美しいなと思う。
・夏の歌ちゃうんかい!(タイトルどおりなのかと思ってたから)
・床に散らばった文字、ひろいあげようと、繊細な表現をしますよねぇ、綺麗。
・サビの語感がめっちゃいい。
・In my head~i speak it out、わかる、共感。

和訳を読んでも英詞を読んでもよく分からなかった。
この曲は、聞いた方の解釈や考察をお聞かせ願いたい。
 

11.【Goodbye Los Angels】

・初っ端 Well, I was drunk からもう良いな。

・I loved it yesterday飲みすぎるくらい楽しかったんだなぁ。

・サビのTill I/ come back/ のタメ方が気持ちいい!!

・It's almost done/ Only a few days left←ロスでの細美さんの、率直な気持ちじゃなかろうか。はぁ〜大体終わった!みたいな。その時に作ったのかなぁ。

・try、defeated、brave、protected忘れたくない感情とたくさん出会ったいい時間だったんだろうなぁ!
 

  • 非常に前向きなお別れソング
    yesterdayというと、過ぎ去りし日々、戻らない日と、なんとなく悲哀漂う印象だけど、
    読み解くとこの歌は非常に前向き。

たくさんのシーンは単純に"昨日の続き"なわけで、再開すればまた"昨日の続き"から楽しめる。

I can't let go、linger on、is over now、と、女々しい部分は相変わらず残っているが(笑)、また「昨日の終わりに」戻ってくるまで、しばしお別れ!とカラッとした表情が伺える。
 

・ロスでの日々を思って作ったんだろうけど、個人的にはライブの終わりにも通ずるなと。

Ferewell to 【the city of the sun】
Till I come back to【the end of yesterday】

さらば【楽しかったライブの時間】、
僕がまた【ライブの終わりに】戻ってくるまで(お別れだ)!
と言い換える。

共通しているのは楽しかった時間を過ごし、また楽しかった場所へ戻ってくると誓った気持ち。
 

・ライブだけじゃなくて、親しい人と再会したなどにも通ずる、
 誰にでも共感できる歌詞。

・そして、戻ってくるまで、再開するまでの、しばしお別れ。
 そんな肩の力が抜けたお別れを歌っているように聞こえる。
 

いやぁ…大人になって…。
面接の電車賃せびったり(red hot)、もっとイケメンだったら…金持ちだったら…背が高ければ…と嘆いていた(merry me)あの女々しいだけの男達はどこに行った?!
10年の間に何があったの…?!笑
 

●なんとなく曲調も、
お別れは切ないけど、また会おう!会えるよな!という前向きさを感じる
心なしドラムにもアルバム一の力強さを感じる

・歌詞カード右側のヤシの木は、
 Perfct Summerのヤシかな?(それは気のせい)
 

ジャケで思うこと

・ジャケのR2-D2やらエミールやらに見えるロボットめっちゃかわいい。丸くてかわいい。
・猿から宇宙服まで→過去から未来まで?
・アルバム名、1stの「the end of the world」に掛けてる?これは考えすぎか
・腕組みしてるオネーサン美人さんだなぁ。Pepperoni Qattroでオネーサン出てきてるから、そのへん踏襲してるのかな?笑
・右側の胡散臭い笑顔、気になる。
・ラッパに樽、一体なんの机なんだろうね?No.13?

ジャケ写をみて感じること、ぜひ教えて下さい!
 

曲間について

ドラムの高橋さんが言及していたので、曲間について意識して聞いてみました。

1-2はMountain Topが終わるのをしっかり待った印象。Breathingからダークファンタジーはすぐに入った感じ。雰囲気がガラリと変わるからか、Strawberry Margaritaの前はちょいと空いた感覚。
Bonnie and Clydeの前は小さい〜大きい音で繋いだイメージで、瓶に入れた手紙は間髪入れずにって感じ。最後の音が鳴り終わるのをしっかり待って、Firestarter Songが始まって、チーズケーキ・ファクトリーの前もすぐ始まった印象。
10amの前は、チーズ〜がなり終わってすぐで、PerfecSummerとGoogbye LosAngelsmも、すぐ鳴り始めた感じがする。

全体的にたたみかけるような曲間だなあと思った。そういう意味でもあっという間に時間がすぎるように感じた音源。
それと、雰囲気がある曲とかはきちんと余韻を持たせてるなぁという印象。
メリハリがあるように感じた。

サブスクで通した感じだと、全部同じだから、ちょっともたついてる感じ?曲間がややあき気味なように聞こえた。
疾走感ある曲もあるし、このアルバムはCDで楽しむのがオススメ。
 

曲調について

曲調としては、5thまでの集大成というか。

なんとなくだけど
ダークさ、
攻撃性、
憂い、
やさしさ、
キラキラ、
ヒリつき、
全部を吹き飛ばす疾走感、
哀愁、
マイナーサウンド、
明るさ
すべてのアルバムの雰囲気を感じられるなぁと思う。でもちゃんと6thらしさを確立しているから不思議。
進化したエルレ、というよりは『ガキ共がいい大人になりやがった』バンドサウンドだなって感じました(厚かましい)

 
そんでやっぱウブさんのギターがたまんない!トランスしちゃいそうな音、スターフィッシュとかみたいなキラキラサウンド、戦闘力高めのヒリヒリサウンド・・・あぁエルレガーデンだ!って感じがする。

高橋さんもキックがバチかっこいい。あんだけ多く強く叩いてたら足壊れそう。笑
なんとなく音が安定しているようにも聞こえる。あと、金物の使い方がパワーじゃなくてテクニカルになっているようにも感じる。

メタルさんのベースも前より太いような気がして、低くて太い音が好きなわたしとしては大歓喜。曲をガッチリ支えてる感じがあって好き。

細美さんの歌声が、歌いたいような声が出せているような印象。
それは筋トレの成果もあるのかな?(笑)
高い声もキレイに出ているし、発声もしっかりしてて、息もよく続いている。やっぱり筋トレか・・・?
うん。
やっぱり細美さんが魂から歌ってる声が大好きだ。

何がどうとは表現ができないんだけれど、なんとなくそんな雰囲気が感じ取れるという雑感。

 

これからどんな音を奏でてくれるのかが楽しみだし、
まずは新譜のツアーが非常に心躍ります!!

あとは間奏に空白がある曲(瓶に入れた手紙)もあって、10年経ってさらにチームワークまで向上しとる…!?という気持ち。
こりゃ旅の終わりが楽しみだ。
 

歌詞について

歌詞としては、大人になって…!って気持ち。

前は、sh*tだのfu*kだのと世の中に中指立てたり、どうにもならん状況に苛々してたりという感じが多くあったけれど、(そしてそれが大大大好きだった)
今回は、こっからが本番、俺らも前向くからおめぇも前向け!って雰囲気の歌詞が多いかなぁという雑感。
やっぱり決意の曲が多いかな。Mountain Top、Breathing、ダークファンタジー、ファイヤースターター・ソング、10am、Goodbye Los Angels、Bonnie and Clydeも聞き様によっては背水の陣だしね。

あとはラブソングがある!
結構失恋の曲とか女々しい曲が多かったと思うんだけど、なんと、2022年のエルレはラブを歌っているのですよ・・・しかもエルレっぽく!(いやエルレだからそうなんだけど、10年、16年経過してるとやっぱ・・・ね、気になるじゃないですか、いろいろ)

いろんな詞を聴けてたのしいな、という印象だった。
 

雑感まとめ

新譜、満喫させていただきました。
いやぁ、総じて最高。
技術面や空気感、歌詞の雰囲気などから、今のエルレがパッケージングされてるなぁって強く思った。

叫んだり、飛び跳ねたい曲はもちろん、
しとっと聞かせるような曲もあり。
活動再開というスタートにして、これまでの集大成のようにも感じられる。

そして、細美さエルレでやりたかったことができたアルバムなんじゃないかなと感じた。
歌声での表現、他のメンバーに求める技術、バンドの空気感。
たぶん、活動休止がなくてもエルレのファンであることには変わらないと思うけれど、活動休止があってよかったと思う。このアルバムを聴くと。
それぞれがいろんな面で成熟し、その成果をエルレに還元してくれてるようなイメージ。
でもこれって、それぞれが音楽を続けていなければできないこと。
だからこそ、エルレの活動休止中も4人が4人とも音楽を続けてくれて嬉しいなって思う。

改めて、活動再開してくださったこと、新譜を出してくださったこと、4人が音楽を続けていたこと、エルレを続けてくれることに喜びを感じる。
感謝をお伝えしたい!ありがとう!!!!

新譜、聞けて良かったです。

 

さて、1万字超えの雑感をお読みいただきまして、
誠にありがとうございました!

お疲れだと思いますので、ゆっくり目を休めてくださいね・・・笑

 
次回は2022年を締めくくる最後の記事です!

みなさんは去年、何を一番多く聴きましたか?

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