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ぼっち在宅介護のおすすめゼリー

ほぼ90歳の父とほぼ50歳の娘の2人ぼっち在宅介護のこれいいな!メモ。

(注!企業さん、メーカーさんへの忖度は一切ありません。使ってみて「いいなー」と思ったモノやコト、本とかをただメモします)

今日のこれいいな!は、ゼリー。
ドリンクゼリーです。

CO・OP ドリンクゼリーマスカット味
(エネルギー) 180g

CO・OP ドリンクゼリーレモン味
(マルチビタミン) 180g

これは、かなり初期からの導入で三年目になります。当初、いろんなドリンクゼリーを試してみましたが、父が最後まで飲むのがコープさんのものでした。

基本は、温かい緑茶が好きな人で、サラサラした飲み物しか受け付けない人。だんだん咽せるようになってきた時に緑茶にとろみをつけたりしましたがなかなか受け入れられず、水分摂取が難しくなっていました。

で、その中で、ゼリーのかたさとともなう水分のサラサラ加減が絶妙に良かったのがコープさんのもの。

明らかに飲む量が違うので、私も飲んでみましたが、ドロっとした重い感覚が少なくクラッシュゼリーと水分がサラッと喉にくるけれど液体でない感覚は美味しいです。

三年目の今年、突然、全く飲み込めなくなりました。
本人は食べたいし飲みたいのに、全部がむせるし、何より下顎が機能しなくなりアガアガいう状態。咀嚼して食べ物を喉に送る前に両口角からすべて垂れ落ちていく状態になりました。

すでに、週3回の点滴を二年続けていて、血管になかなか針が入らなくなっていた頃のこと。このまま飲食できないと、なかなか厳しい状況になるとのことで。
訪看さんからの提案は、
「胃ろうか…ポートを埋め込むか…
どちらにしても入院手術になります。」と

病院行くかな?オヤジ…
行かないだろうなぁ。

主治医の先生に電話して飛んできていただきました。

介護がはじまる時、先生、ケアマネさん、看護師長、私が立ち会い、父の意思確認をしたのを覚えています。

先生)「もしもの時、病院に入って入院、延命措置されたいですか?」
父)「いゃ〜、こんな(介護)なるのも死ぬのも初めてなもんでねぇ。どうなるかようわかりませんけど。病院はいいです。この家にずっといます。」
先生)「わかりました。それええですね。僕が最後までちゃんと診ますからそれで行きましょう。娘さん、僕がちゃんと診ますから、もしもの時は僕に連絡ください。」
と言うやりとりを今もはっきり覚えています。


で、下顎が閉まらなくなり、先生に来ていただいて…
先生)「急にどないなったんや…こんなに突然こんなことなるなんて!Aさん!わかりますか?僕です。Fです!しっかりしてくださいね。まず命水(点滴)入れますからねー!」

オヤジは、先生を見ると苦しいながら笑顔になってました。

私)「先生…胃ろうやポートって提案があったんですが…オヤジの意思的にありですか?ない気がするんです、私」
先生)「お父さんの意思とは違うと僕も思います。聞いてみましょう。Aさん、このままお家で頑張りますか?」
父)微かにうなづく。
先生)「わかりました!頑張りましょう、まだあの世には行かせませんよー」


その後、嚥下のリハビリも取り入れて…
3日後、ムセながら、口角からこぼしながら、オヤジはカレーを飲むように食べていました…


だんだん入りづらくなっていた週三の点滴からも思い切って卒業。
「このドリンクゼリーを飲まないと死んじゃうよ」の私の言葉に日に4本飲んでいます。

毎日食べたものとか、
飲んだ薬とか、
寝てる時間、起きてる時間をメモしてるのだけど…

《朝》ドリンクゼリー180kcal 雑炊120kcal
《昼》ドリンクゼリー97kcal カレー150kcal
《夜》ドリンクゼリー180kcal お粥、水炊き、コロッケ150kcal  ドリンクゼリー97kcal

看護師さんも先生もひいています…
あの下顎がダラんと落ちて、全く咀嚼できなかった1週間のはなんだったんだろう…
と言うくらいの食欲。
水分は、サラサラはむせるので、もちろんこのドリンクゼリーのみ。

先生とオヤジの間で、点滴を命水と言っていたが、、、今はこのゼリーが命水です。


とろみのある飲みモノが苦手な方は、一度挑戦してみていただきたい。軽いタッチで受け入れやすいです。

注)飲料なので、重度の持病のある方、カロリー制限のある方は、主治医に確認の上、トライをお願いします。あと、誤嚥の可能性がある方も、医師と相談の上でトライしてください。

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