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第 4 群(4-1~4-15)まとめ

「 第 4 群(4-1~4-15)」は、被害的、昼夜逆転等の精神症状や、介護への抵抗、物を壊したり衣類を破いたりする等の行動に関して調査する群でした。

認定調査員テキスト2009改訂版(令和3年4月改訂)

上記の表の通り、この群では全て「有無」の軸による評価を基準としています。(有無15)


「有無」の項目には第 1 群の「麻痺等・拘縮」を評価する項目と「BPSD関連」を評価する項目があります。
第 4 群の「精神・行動障害」の全ての項目及び、第 3 群の「3-8 徘徊」「3-9 外出すると戻れない」、そして次回からの第 5 群の「5-4 集団への不適応」を総称して「BPSD関連」として整理されています。
BPSDとは、Behavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの略で、認知症に伴う行動・心理状態を意味します。
「2-12 外出頻度」についても「有無」の項目に該当するが、「麻痺等・拘縮」にも「BPSD関連」にも該当しない「有無」の項目になります。

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp › filePDF 認定調査票(概況調査)


「 第 4 群(4-1~4-15)」では、社会生活上、場面や目的からみて不適当な行動の頻度の評価を行うという事を理解しておきましょう。


次回からは「第 5 群」の各項目について、押さえるべきポイントを交えながら順番に解説していきます。

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp › filePDF 認定調査票(概況調査)

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