4-7 介護に抵抗(有無)
重要度★★★★☆
※認定結果への影響度合いを、筆者の所感により5段階で表しています。(★が多いほど影響する)
調査項目の定義
「介護に抵抗する」行動の頻度を評価する項目です。
ここでいう「介護に抵抗する」行動とは、介護を拒否する行動のことをいいます。
調査の時には、本人や同席者などから日頃の状況を聞き取って評価します。
具体的には、単に助言しても従わない場合ではなく、介助の場面で介護者の手を払う等の行動により介護の手間となっている状況の頻度を、調査日より過去1ヶ月程度の状況において確認します。
★ここでのポイントは、これらの行動に対して特に周囲が対応をとっていない場合や介護の手間が発生していなくても、項目に規定されている行動が現れている場合は頻度に基づいて評価されるということです。
また、類似の行動やその他の精神行動障害などにより、具体的な「介護の手間」が生じていることが聞き取りにより確認された場合は、「介護認定審査会」の判断を仰いで評価できます。
調査員の前で確認ができると(できてしまうと)、介護に抵抗する行動は「ない」と評価されます。
また、過去1ヶ月の間に状態が大きく変化した場合は、変化した後の状況(頻度)等で評価されるという事も理解しておきましょう。
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