いま

子どもの頃と比べて
自分というものができた気がする。
高校時代、メンヘラ男Aと付き合って自分が消えた。
短大、社会人一年目、別のメンヘラ男Bと付き合って自分というものができた。
根底にあったのは自分の自身のなさ。
そして過度なお人好しの性格。

社会人のときに出会った旦那。
本当に大切なことを教えてくれた。
彼は本当に、良くも悪くもハッキリしてる。
でもとても楽しい人。明るくて優しい。
一目で好意を持った。お互いに。

そんな彼に当時、メンヘラ男Bとのことを聞かれる。
「結婚するつもりなの?」
私は即答で
「それはない」
と言った。
「それって付き合ってる意味ある?」
と聞かれ、
『私はなぜBと別れへんのやろう』と疑問に思った。
もちろんその当時、Bへの気持ちは無かった。

ー別れたい、距離を置きたいと言っても全く聞く耳を持たなかった。
「なんでそんな話になるん?」「なんで距離を置く必要があるん?」と。
距離を置けないのなら別れるしかない、と伝えどうにかBから一時的に離れることができた。
そのままフェードアウトしかないのか、でも話したらわかってくれるかもしれない。
Bに対して、そんな淡い期待もあった。



きっと彼は
「もう別れる。さよなら」で別れられるやん。難しいことないやん。相手(B)が変なやつなだけ、ほっといたらいいやん。
と思っていた、と思う。

Bに対し、情もあった。
どうにかきれいに別れたいと思っていた。
(今となっては『きれいに別れる』ことにこだわっていた自分がよくわからないが、、、)
会って、話をした。
自分の車中で話をした。
帰してくれなかった。
何度も何度と同じ話を繰り返して、お互い泣いた。
Bは車の壁に頭をぶつけることで、怒りと悲しみを表現し、同情を誘った。
また別の日、話をしに家に行った。
手のつけようがないくらい暴れた。
さすがに命の危険を感じた。

誰にも相談できなかった。
こんなやばい人と付き合ってきた自分を周りに言うのが恥ずかしかった。
何気なく「交番に相談しに行こうかな」と
当時一番連絡をとっていた旦那に言った。
そしたら、
「友達に警察官のやつおるから、聞いたるわ!」
と言ってくれた。
すぐ連絡をしてくれたようで、
地元の警察署の生活安全課というところに相談してみたら良いと、教えてくれた。
後日、相談に行った。

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