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ハンドメイドマスク製作に取り掛かることに

2月立川高島屋2階F.Marketのハンドメイドのお店のメンバーに入って、まもなくしてコロナ禍となり、不織布マスクがどこに行っても売り切れ状態が続きました。

私はカラーセラピストが作るアクセサリー作家として活動していたのですが、ハンドメイドショップからのお知らせで“ハンドメイドマスクが品薄状態なので、マスクの作成・販売をよろしくお願い致します“という趣旨のメールを頂くようになりました。

その時にちょうどFacebookで流れてきた広告に目が留まりました。“ハンドメイドマスク教室を開催しています、初心者歓迎“という広告でした。私はそれに申し込み、浅草橋までハンドメイドマスクの教室に習いに行きました。そこはバッグを製作している会社だったのですが、昨今のマスク不足を受けて、ハンドメイドマスク作成のお教室を開いていたのでした。そこでは、型紙や、水通しをされている布が用意されていて、とても丁寧に作り方を教えてくれました。
また、バッグ屋さんのオーナーは料理好きということで、自分で調理したもののお弁当販売もされていて、昼食にオムライスをその場で作ってくれてご馳走になりました。

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Facebookの広告を目にしただけで、こんなにも色んな体験が出来て正直感動しました。私は幸いにして、“日暮里“という布問屋街が近いこともあり、そのマスク作成を習った帰りに、ミシンと布を購入して早速、ハンドメイドマスク作成に取り掛かりました。素人が縫ったものが果たして売れる作品になるのかどうかも不安だったので、最初は親戚や知り合いのために作成して配って、感想を聞きました。またインスタグラムでハンドメイドマスクのモニターをやってくれる人を募り、とにかく縫っては人に配って感想を聞く、ということを繰り返していました。

そして、緊急事態宣言下では百貨店も全部閉まっていたので、立川のショッピングモールの中にある立川髙島屋のハンドメイドショップの姉妹店で初めてハンドメイドマスクの販売を始めました。また、同時にネットショップCreemaでもハンドメイドマスクの販売を始めました。
ちょうどその頃はハンドメイドマスクの販売はあらゆるネット販売サイトで禁止されていましたが、私がアクセサリー販売をしていたCreemaはマスク不足で困っている方の支援のためにハンドメイドマスク販売を継続していたので、販売することが出来ました。
ショッピングモールに出品したマスクは即完売となり、ネット販売のCreemaサイトでは注文が入り続ける毎日でした。お客様によっては、同じマスクを10枚以上オーダー注文される方もいらっしゃったり、お友達や家族にプレゼント用にとリピートで注文されるお客様もいらっしゃりました。その反響をみて、ハンドメイドマスクに挑戦してみて良かったと思いました。カラーセラピストなので、色んな色を楽しんでもらえたらと様々な色や柄でマスクを50種類以上作りました。

ネット販売ではそこまで売れている作家ではなかったので、ハンドメイドマスクに挑戦したことで、毎日お客様とのやり取り、製作、梱包、発送をしてレビューを頂く、ということを繰り返していました。あまりに製作時間が追いつかなくなってしまった時は、朝5時から製作を始めて、夜までずっと作り続けていました。
正直、こんなに忙しくなるとは予想していなく、何も心の準備をしてなかったのですが、とにかく注文頂いたものに真摯に応えるということをしていました。

作家仲間からは納期を長く設定した方がいい、というアドバイスをもらったことで、納期を2、3日としていた所を1週間にして、お陰様で以前よりも余裕を持って取り組むことが出来ました。

以前は沢山売れている人たちをただ羨ましく思って、自分もそうなってみたいと思っていましたが、その段階になると、悩みの種類が以前とは全く違うものになる、ということがわかりました。

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