第85回忘バワンドロライ「太陽」

 お陽さまの暖かさを感じられる季節になってきましたね、今日はめちゃくちゃ寒いですし数日前は汗がでるぐらい暑かったですけど。

 そんな太陽の絵を幼き頃に描かれた人は多いはずです。楽しそうに笑っている女の子と三角屋根のおうち、お空にはぐるぐる赤いクレヨンで塗られた太陽のテンプレのあの絵です。今もちびっこ達はそんな絵を描いてるんでしょうか。

 この子どもたちが描く「太陽の色」が実は国によって異なるんだそうです。
 日本のように赤色で塗られるのは少数で、多くは黄色や金色、白色です。そんな世界の子どもたちは日本の「赤い太陽」を見ると「なんで赤だよ、おかしいんじゃねーの」となります。実際、南中高度にいる太陽なんて白色ですもんね。眩しすぎて直視できない光線ですし。

「日本で太陽の色が赤く塗られる」ようになったのは、そりゃ「太陽にほえろ!」のオープニングが理由じゃないですか? あの映像を見てしまえば赤色以外で太陽を描くなんてもうできません。
 では何故あんなに赤い太陽が映像で使われたのか、それは美空ひばりが「真っ赤な太陽」を歌ったからです。ひばり御大が「真っ赤に燃えた太陽」と歌ったんですから太陽は赤色になりました。

 もし「真緑の太陽」と歌っていれば、今ごろ日本は「太陽を緑色に塗る稀有な国」として世界に名を馳せていたかもしれません。「おかしいんじゃねーの」レベルではありません。

 ですが美空ひばりの歌が「真っ赤な太陽」だったおかげで「太陽にほえろ」では赤い太陽が使われました。ブラインドが下げられた部屋から外を見るときは、適当な位置のブラインドを指でグッと下に下げて隙間を開けます。
 いやいやいやいや! 曲がるから。歪むから。やめて。
 一定以上の年代の男性がブラインドを見ると指を突っ込んで下げようとするの、なんとかなりませんかね。

 ちなみに関西では「歪む」は「いがむ」と言います。
 友人のネクタイが歪んでいるときは「いがんでるで」と伝えます。
「巻田クンは体幹もフォームも真っ直ぐやん。いがんでんのは顔だけやな」
 おそらくほとんどの関西人はこの「いがんでる」が方言だと気づいていません。「ふいんき」とか「うるおぼえ」のような「なぜか変換できない」系の言葉だと思っています。文語と口語に違いがある言葉ですね。

 何の話でしたっけ?
 そうです。「太陽」でした。大丈夫です。これは日記でなく忘バのワンドロです。把握!!

 陽ノ本くんは帝徳高校のランドマークタワーです。
 大阪のランドマークタワーは太陽の塔です。「いがんでないとこがない」太陽の塔です。
 両方とも遠くからでもよく見える、人々の「好き・嫌い」を超えたところにいます。だってランドマークタワーですから。 太陽の塔には実は顔が三つあって、背中にある黒い太陽の顔はちょっと小里くんに似てるかも、などと話を展開させるふいんきを醸し出しながらこの先ノープランでどうし……あぁ頭痛がっ……体調が!

 まったく不本意千万ではございますが今回のワンドロはこれにて御免!! 

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