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訓練はしっかり取り組もう

自然環境リテラシー学 Cチーム 第2回
8/11~8/12  

 どうも皆さんお久しぶりです。今回は自然環境リテラシー学の第2回目ということで、1回目と同じ、もしくはそれ以上に、新しいことを学び・経験することができました。本稿では、自分が経験したことを皆さんにも伝えていければなと思います。それでは早速話していきます。

 ところで皆さん、防災訓練というものを経験したことはありますか。小中高と学校で一度は経験したことがあると思います。火災訓練や地震訓練、津波訓練、不審者侵入時の訓練など様々なものがありますが、正直これらの訓練をどう思いますか。自分はめんどくさいと思っていました。確かに、訓練は自分の命を守るために、非常に重要なことです。実際、津波訓練をしていたことで、津波が発生した時、いち早く避難し、被害をゼロにしたという事例もあります。自分も訓練の大切さを知ってはいましたが、本当に理解はしていませんでした。(頭で理解することと、心で理解することの差ですね。)しかし、今回の学習でシーカヤックのレスキュー訓練を行い、訓練の重要性を理解することができました。

話を戻します。

 今回のリテラシー学では、主に、シーカヤックのレスキュー訓練と海での事故発生時の対応、浜での一泊のキャンプということを学び・経験しました。これらの中でも、自分は、レスキュー訓練が一番印象に残っています。上記で既に書いていますが、自分はこれにより、訓練の重要性に気づくことができました。
 訓練前は転覆するという事象に凄く恐怖心を抱いていました。それこそ、転覆する=命の危機というくらいです(笑)。そのため、シーカヤックを漕いでいる時の第一目標は、目的地に到着するとか、風景やシーカヤック自体を楽しむとかではなく、転覆しないということでした。しかし、訓練を終えて思ったのが、「転覆はそこまで怖いことではない」ということです。一回転覆を経験してしまえば、以前はあんなに怖かったことも、恐怖心を抱くことはなく、さらに、その恐怖心が無くなったことで、風景などを楽しむ心の余裕ができました。逆に言えば、訓練をしていなければ、心に余裕ができず、ずっと恐怖心を持って講習を受け続けることになったでしょう。もし、訓練を受けずに転覆をしてしまったら、パニックになっていたこと間違い無しです。

 では、実際行った訓練の手順と注意点について説明していきます。授業では、グループレスキュー(Tレスキュー)とセルフレスキューの2つを学びました。まずは手順ですが、これを1から説明する(書いていく)と、読みにくく、理解しにくく、書き手にとってもしんどいだけなので、手順についてはこちらのサイトを参考にしてください。

  Water Safety Guide―海上保安庁より

 続いて、注意点です。レスキューにおける注意点≒ポイントですが、主に3つあります。
 1つ目は"焦らないこと"。転覆しても別に死ぬことはありません。まあ、某サメ映画のように生きるか死ぬかの瀬戸際であったり、天候が相当悪い状況であれば別ですが、そんな状況にはそうそう陥りません。レスキューで焦ると、ろくなことになりません。レスキューに時間がかかったり、乗り込むのに失敗し余計な体力を消耗したりと悪いことばかりです。また、これは自分が経験したことですが、レスキューではされる側はもちろん、する側も結構焦ってしまいます。"早く助けないと"や"うまく助けられるかな"といった考えが焦りを産み出してしまいます。であるから、「一旦落ち着こう」「ゆっくりでいいよ」などと口に出し、両方が焦らないようにすることが重要です。
 2つ目は"パドルを離さないこと"  。パドルはカヤックを動かすのに必須の道具です。これを失うと、もうそれ以上移動することは出来ません。ですから、例え転覆したとしても、パドルだけは離さないようにしましょう。また、レスキュー時は、相手に持ってもらったり、カヤックに固定するようにしましょう。余談ですが、パドルとカヤックを繋ぐ紐もあるので、それを使うのも良いかもしれません。
 3つ目は"転覆する可能性があることを理解し、対策をとること"。転覆は誰にでも起こり得ます。そのため、対策をすることが大切になります。例えば眼鏡です。転覆すると、眼鏡は確実に外れてしまいます。しかし、眼鏡に固定用の紐や浮きを付けていれば、無くなることはありません。もし対策をせず、無くなってしまうと、その後の航海は大変になること間違い無しです。
※眼鏡用の紐はしっかりとした作りの物を使用しましょう。自分は100均のを使用して眼鏡を無くしました。

 この訓練によって、自分は「訓練は命を守るために非常に重要なことである」と本当に理解することができました。今後、訓練を受ける機会は少ないと思いますが、めんどくさく思ったりせず、真剣に取り組んでいきたいと思います。皆さんも訓練はしっかり取り組みましょう。

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