失敗、その後、そして
古本市で買わなかった『英語はこんなにニッポン語』(ロビン・ギル著)を諦めきれず、ネットで検索。 ちくま文庫を多数取り揃えているという古書店がちらほら。
早速出かけましたが、目当ての本は予想通り、ありません。本棚を見つめ、思ったことは、多数揃えていますとか専門とか言った時、何冊ぐらい、どれぐらいの数を揃えていたらそう言えるのか、ちょっと疑問が湧きました。
燈台下暗し、でした。
ちょくちょく立ち寄る古書店。いつもは週替りの古書が並ぶ、店頭の平台ばかり見ていましたが、その日は店の奥に入りました。すると、ちくま文庫 ちくま学芸文庫がずらり。そして、書棚の一番端に、ありました『英語は・・・』が。即、購入。
ここまではいいのですが、読み始めると、さあ、大変。
『米食・肉食の文明』『甘えの構造』『日本語の心』『朝鮮語のすすめ』『森林の思考・砂漠の思考』『日本語の論理』・・・・・・と(知らない本、読んだ本、持っているだけの本もありますが)次から次へと今まで出版されている本から取り上げて、怒涛のごとく、意見(反論)を述べられています。そのことに圧倒され、暗礁に乗り上げてしまいました。
知らない本、読んでいない本は別にして、少なくとも一度は読んだことがある本についてはざっと目を通しておいたほうが、この著者の考えをより理解できるのでは、と。
著者はいずれも読んでいるのです。
読み始めて、すぐ思ったことは、著者は相当にイライラしているのではないのかと。二項対立的な論点の多さに・・・
いつ、この本を読み終えることができるのかはわかりません。が、数百円の支出で、色々知ること、考えることができて、「読書」って本当にいいですね・・・・・・
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