『ゴジラ×コング新たなる帝国』見てきたけどさ...

　『ゴジラ×コング新たなる帝国』、見てきました。いやぁ、この前見たマイゴジといい、ゴジラ映画が多くて嬉しい限りです。ですが、今作はゴジラはおまけの扱いでしたね。あ、公開から日数が多少経っているのであんまり気にする人はいないとは思いますが、少しネタバレかもしれないので気をつけてください。

　今作はゴジラ映画、というよりはコング映画、という感じですね。まあ聞いた話だと元々コング映画として撮るつもりが、ゴジラも参戦可能になったからねじ込んだらしいので、まあしょうがないですけどね。
　それでも、僕はハリウッドのゴジラに求めているのは怪獣たちが派手にバトルを繰り広げてくれる事、なのでそのへんはそこまで気にならなかった。日本のゴジラの方が好きですが、映像に関してはアメリカさんには勝てませんからね。演出もCG技術も流石だな…と感じます。でもマイゴジと比較して、素人目でみるとそこまで遜色は無いように感じます。

　さて、今作ゴジラ×コングですが、正直僕はマイゴジの後に見たゴジラ映画(？)という事もあり、見劣りというか、若干コレジャナイ感が出てきた。まあハリゴジとマイゴジを比較する方がおかしいとは思うのですがね。
　最初の、『ゴジラは我々の味方です』というところで若干もう違う感が出てきた。ハリゴジなので仕方ないですが、ゴジラが英雄というか、ヒーローというか、とにかく人類の味方にされていてとても気がかり。まあハリゴジはそうゆう描き方なんですけど…それでもやっぱりゴジラは、人類の敵であってほしいな…という思いがやっぱり強いですね。

　僕の中のゴジラは、とにかく人間にとっては悪で、国会議事堂を破壊して、無差別に破壊行動をしてくる怪獣、です。他の怪獣と戦うのも、敵の敵は味方理論を同じで、たまたま利害が一致したに過ぎない…って言って共闘してくる悪役みたいなポジ、少なくともヒーローでは無く、ギリギリヴェノムとかみたいなダークヒーローのイメージ。
　そもそもゴジラは、核に対する警鐘とか、皮肉とか、そうゆう思いで作られているハズなんですよ。なのでそうゆう意味でシンゴジ、マイゴジは良いと思う。ハリゴジは…なんでヒーローになったかな…
　まあ、これはそもそもハリゴジがそうゆうモノ、というところから始まってしまっているので、見てしまった僕が悪いのですがね。

　ハリゴジの批判はこれくらいに、映画ですね。怪獣バトルは流石アメリカさんですね。ド迫力のバトル、カッコイイ演出、とても満足出来ました。ハリゴジはここが良い所ですからね。僕は怪獣プロレス自体は大好きなので、この辺はとても好きです。
　なんというか、勢いが良かったですね。終始休むところがあんまりなく、常にどこか見せ場があって、見てて飽きなかったですね。ここはシンゴジと比べ良いところですね。シンゴジは好きなですけど会議シーンが小難しくて苦手なんですよね…

　映画自体はとても良いと思います。僕の中のゴジラ像と違った、というだけで別に映画自体が悪いわけでは無いですしね。

　で、問題はここから。僕はこれを今回は吹き替え版で見に行きました。EDのスタッフロールが流れ、これで終わりかぁ、面白かったなぁ、と思っていたら、急にゴジラのマーチの最初が流れ出して来ます。お、申し訳程度だけどゴジラのマーチ来たぞ！とwktkしていたのも束の間、急に知らない人のラップが始まる。は？と驚きと憤りを感じた。
　マイゴジ見たときに語ったんですけど、

マイゴジで流れたゴジラのマーチで僕は感動して涙を流したんですよ。それくらい僕の中でゴジラのマーチっていうのは完成されていて、神聖というか、それくらいイイ物だと思っているんですよね。その感動もあるので、今回申し訳程度で流れてきたけど、まあイイねと思ったんですよ。それが、急に知らん人のラップになっている。
　しかも…まあ主観で、感想は人それぞれだとは思うのですが、ダサいです。ゴジラのマーチをなんで使った？っていう憤りもあってダサく聞こえてきたのかもしれないけど、僕はダサいと思った。まあゴジラ×コングのテーマソングには良いのかもしれない。でも！マイゴジの感動が汚された感じがして辛かった。ﾃﾃﾃｰﾃﾃﾃｰ♪のメロディーを口で歌うんじゃあないよ…ダサい…ホントに。

　もうさ、映画は普通に楽しめたのに最後のラップのせいで台無しです。多分吹き替え版限定のEDなので、ホントに字幕版見れば良かった…ってすごくすごく後悔している。クソ…マジで…もう…
　まあ、映画自体は何度も言うように面白かったです。楽しめたです。最後さえ無ければ…もうホントにそれだけが悔やまれる。なのでこんな思いをしたくなければ、字幕版を推奨します。