初バイト 2日目───

　昨日に引き続き今日もバイトです。今日はカウンターと簡単な商品作りです。…昨日とは比べ物にならないくらい疲れた…疲れたというのも、カウンターがなかなか難しいのです…
　元々人付き合いは苦手意識があり、今でも人間関係には悩まされ続けています。対人が中々苦手です。対人は常にアドリブなのが割と理由の大半。

　カウンター業は、間違えると周りに直で迷惑になり、お客さんにも迷惑が掛かる。それを思うとどうしても苦手意識と不安と心配が襲ってきてパニックになります。パニックになった僕なんて多分ちびっ子より使い物になりません。間違える、時間は掛ける、邪魔になる、の三拍子。いない方がマシまである。
　まあ…初日だから…と思えば本当に多少楽にはなりますが、これが続くと考えるとつらい。次のバイトは土日です。平日と比べて人は来まくります。もうカウンター業は出来るモノとして扱われるので任されたら終わりです。イメージできるのは僕が失敗しまくって申し訳無さで狂う事だけ。

　比べて、商品づくりは案外楽というか、簡単でした。やることがリスト化しているので、そのリストに沿って業務をする、ただそれだけ。そこにアドリブ力なんてほぼほぼ必要無い。脳死で作って、オーダー先にぶち渡す、ホントにそれだけ。
　まあ、今日はそこまで人が来なかったのもあるけどね。多分人がたくさんきたら無限に作りまくらないといけない。そうなると少し大変かもしれない。でもその場合1人で回すわけないので、なんとかなるかな。

　こうやって考えていると、ふと思い出すのはスポンジボブです。スポンジボブは、カニカーニと呼ばれるハンバーガー屋で働いているのですが、ヤツは1人で厨房を切り盛りしています。そしてカウンターはイカルドというタコが1人でやっています。つまり業務を何十人で行わず、たったの2人で切り盛りしているです。掃除も何もかも含め。勿論雇用主であるカーニさんというカニはいるものの、基本何もしていないです。
　僕が苦手なカウンター業も、イカルドは死んだ魚のような目でありながら、接客としては厳しいモノを感じるもののこなせております。スポンジボブも、沢山のオーダーが入ろうが関係なく、全てを効率良く間違いなく作り上げます。それも1人で。
　まだ僕の小さい時に見ていた(今でも全然見るときありますけど)アニメは、相当凄いことをやってのけていたのだな...と今更感動。感動というか尊敬か。勿論アニメで、なおかつギャグアニメなので、コミカルに描かれているというのもありますが、それでもやはり尊敬せざるを得ない。

　そんな事を思いながら、今日は終わりました。きつかったなぁ。元々の僕のネガティブ思考も相まって今日は昨日以上に嫌な気持ちです。昨日は何もなかったけどさ。
　別に、周りの他の従業員さんたちへの不満なんて1ミリも無いのです。優しいし明るいし。僕が出来ていないだけです。僕のミスでその優しい明るい聖人の方々が困るのが嫌なのです。お客さんにも迷惑が掛かる。ホントに、それだけが脳みそにこびりついて取れない。あはは…
　多分、カウンター業は向いていない。慣れればどうってことは無いかもしれないが、それでも元々のネガティブ思考が足を引っ張ってしまうので、向いていないと思う。次は…一生商品作って商品運ぶだけが良いな…精神的にも楽だし…多分ダメだけど。