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12月13日(2007年)ACミランにブーイング

 中目黒から東横線に乗り換えると、横国へ向かう若い連中で車内は混雑していました。アウェーゲームに向かう時、赤いものを身につけた人を周りに見つけては乗換駅を確認し、安心する習慣がついています。
 ところが良く見ると赤黒の縦じま、飛び交う選手の名はカタカナばかりではないですか。「何だミランファンか」思わず舌打ち。
 新横浜からスタジアムへ向かう通り、見回すと親子連れでカカ選手のユニ、ミランのタオルマフラーのカップルやお姉さん達が沢山。馴染みのスタイルのレッズサポはチラホラ・・・・・だんだんムカついてきましたよ。
  さてゴール裏の自分の指定席はミランサイドでした。やっぱり赤黒の縞のレプリカを着たお姉さん達が多い。
 突然「日本人のみなさん」と叫びが飛び込んで来るのです。「日本のチームを勝たせようよ」「こっちに来て一緒にやろう」
 セパハン戦のときはぐるりとレッズサポだったから、独りでも勝手に楽しく応援していましたが、今日は様子が違います。にわかミラニスタに囲まれて居心地が悪かったので、声の主が集合をかけたゴール裏中央部に移動して応援です。裸のヒトのリードで、若い連中に混じって跳ねながら手をたたき、大声を上げ、歌い続けたのは久しぶりでした。勝てなくても、せめて1点を!
 
 去年まで、トヨタカップは「観戦」スタイル。世界のトップチームのプレーに溜息をついていたのですが、今年は全く違う気持ちでCWCを待っていました。12/10の準々決勝セパハン戦を豊田スタジアムでサポート。意気揚々と夜行バスで帰って来ました。そして3日後まさか、あのACミランにブーイングすることになるなんて!

 ミランはやっぱり強かったです。とにかくミスが無い。そしてたった1回カカ選手の侵入を許し、針の穴を通すような正確なクロスにセードルフ選手が駆け上がって来て。凄いかった。
 レッズは良く食い下がりました。世界にデビューしたおらがチームを誇りに思うのです。

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