見出し画像

11月30日(2013年)憎いスタジアム

 レッズのCK。那須選手にぴったりとマークに付くのは、FWの豊田陽平選手です。ハードな守備からカウンターという戦術が、憎いくらい徹底されていた鳥栖。まんまと2得点した後は、自陣に引き籠って出て来ません。
 後ろで回して誘っても、中々攻略の糸口が見つからないレッズ。Pエリアの外から何度放り込んでも、悉く跳ね返されてしまう。
 このシーズンはこういうチームに、何度も煮え湯を飲まされて来ました。

 2点のビハインドを、何としても取り返そうと、左から・右から・中央から・斜めから・後ろから・・・あれやこれやの努力も報われず、
終いには、カウンターで抜け出した豊田選手に鈴木啓太選手が後ろからぶちかましてしまってPKを献上。
 ロスタイムに入って、那須選手が乾坤一擲のヘディングシュートを決めるますが、直後にカウンターを許してしまいます。
 攻め続けた結果の1-4という非常な結果に声を失いました。選手たちに送る言葉も有りません。
 
 Pエリアに進出した槙野智章が2回倒されました。2回目は、相手DFのスパイクが槙野のスパイクに当たって、パチンという音が自分の席でも聞こえるほど。それでもファウルは取られません。
 柏木のシュートはバーに跳ね返され、興梠のヘディングがGKの正面に飛んでしまう、一方、山岸が見事にシュートブロックしたボールは、フリーの鳥栖選手の目の前に転がってしまう。
いったいサッカーの神様は、何処に行っちゃったの?!

 失意のまま博多まで戻り、しょんぼり反省会を始めると、15~16人のレッズサポがどやどやと入って来ました。「とにかく次勝てば、ACLだから」と、大変ポジティブに盛り上がって救われるのです。
彼らは、すでに切り替えて次の試合を睨んでいました。

 アウェー鳥栖戦に出かけて、勝利の記憶がありません。それもリーグ終盤の大一番での敗戦ばかり。思い出すのも嫌なくらい憎いスタジアムなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?