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まんざらでもない日記

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映画日記、読書感想、その他込々の日記です(2~3/週更新)
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#読書

「読む気」を喚起せよ! これから読む(予定の)本

2024年4月22日 最近買った(といっても中古の)本がいつものごとく積み上がってきた。 いか…

淀川コーエン
1か月前
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自分の無意識の加害性にえぐられる/コレか!恋愛要素不要映画

2024年1月14日 ひさびさに読書の話。読んだのは『嚙みあわない会話と、ある過去について』 …

淀川コーエン
4か月前
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妄想派 VS 確認派/記憶を頼りに探索すれど/絶対に忘れない愚書

2020年7月2日 「電車の中でスマホじゃなくて文庫本を読んでいる人を見かけたらー」と、twitte…

「わかる」を許さない世界/探検家が見せてくれる日常/社会の役に立つとは

2020年7月23日 今村夏子氏の小説『こちらあみ子』を読む。 ちょっとアレな女の子あみ子と、…

8月15日の日本/切り取られた時代/こう見えても忙しい日々

2020年8月17日 例年だと、この時期には花火大会や夏祭りがあって、「ああ、今年の夏も終わっ…

それ、良い変化、なの?/『わかりやすさの罪』を読む/閉鎖的な平和?

2020年8月24日 新型コロナに関係なく家にいることが多い現状に満足しているのだけれど、ある…

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ひきこもれ、ます。/真相は複雑だから面白い/今後購読予定の本

2020年10月12日 秋の夜長にー、というわけでもないけれど、夜な夜な本を読む日々。『ひきこもれ ひとりの時間を持つということ』吉本隆明著を読んだ。 実はこの著者の本を読むのは初めて。膨大な著作があり、サブカル界隈でもチョイチョイ名前を目にする人で、吉本ばななの父でー、という程度の認識で、哲学とか思想とか宗教とか、なにやら小難しい印象もあった人だけれど、「もう、充分ひきこもっとるやん」という夫の言葉はごもっともだけれど、話題になっているのならどれどれ読んでみるか、と。

海外文学を楽しむ/おすすめのブックガイド/蔵書増!恐れることはない

2021年3月20日 このところ海外文学をよく読んでいる。 といっても、もともと翻訳ものが苦手。…

○○さんじゃなきゃ、の危険/今こそ必見の映画/目からウロコの1冊

2021年2月12日 世の話題はこれ一色となった森喜朗氏の女性蔑視発言からの辞任劇。 謝罪会見が…

旧東ドイツの陰鬱と希望/民族問題を知る/春のご褒美

2021年2月24日 先日見た映画『希望の灯り』(2018年)について。 ドイツ郊外の大型スーパー…

圧倒!伊藤野枝伝/ショーペンハウアーの毒気/西村賢太氏の送る言葉

2021年4月6日 『村に火をつけ、白痴になれ』伊藤野枝伝(栗原康・岩波現代文庫)を読んだ。こ…

やっぱ、ロマコメはいいね!/実直に進行中/ちゃんと悩もう

2021年6月14日 映画『ブエノスアイレス恋愛事情』を見た。これがめちゃくちゃ良くって、いろ…

余裕ができるとサボる/締切間近、ネタがない!/『メメント・モリ』を読む

2021年6月21日 ここのところずっとたまっていた映画レビューを書いている。自分で言うのもな…

書きあぐねる『旅する練習』/振り返って書く意味/曲者たちの名演

2021年5月19日 本のレビューが難航中。芥川賞候補にもなった話題作『旅する練習』(乗代雄介著)のレビューを、書いては直し、書いては直ししている。部分的にならまだしも、ふと「こうじゃねえ!こんなんじゃねえ!」と大幅に手を入れることになり、このままでは完成しそうにない。なのでココ(日記)に残骸だけでもおいておきたい。 『旅するー』のストーリーは各所で紹介されているので割愛するとして、読みどころはストーリーというよりも、作家の叔父「私」の書くことへの向き合いかたにあるように