今年はメキシコの荒海でマグロだ!

やあ、よく来たね。
このサルーンはいつも通りさ。
ホットなベイブもいないし、便利な情報屋もいない。
代わりと言っちゃなんだけど、表通りの喧騒とも縁がない。まあ、あるのはCoronaとバーボン。あとはちょっとした料理。
それでも俺が食っていく位は客が来る。俺の話を聞きたいなんてやつもいる。
世の中は変わり者が多いと思うよ。

え?お前様もそのクチなのか…しょうがないね。
今日はこのMEXICOにも荒海があり、海の男が生きている話をしようか。

まあ、車で3時間圏内に外海と湾に出られるのは知っているだろ。
ハイウェイができて助かってるよ。
おかげで俺も仕入れに行くために船に乗れる。
俺は餌釣りもルアーもだいすきだ。餌は仕掛けを作っている最中にゼンを感じられるし、ルアーはパズルを解くみたいで好きだ。
しかし、このMEXICOの海で釣りをするにも圧倒的な難関の釣りがあるんだ。
そう。MAGUROだ。

知ってるか?マグロは5%の釣りだと言われてる。
漁師でもない俺たち釣り人がキャッチできる確率。それが5%。
しかも50%はバラす。掛けても逃げられるってこと。
つまり「マグロキャッチ・アングラーはMEXICOで称えられる」ということさ。

そりゃ町じゃガンを持って命の取り合いをしてるが、こっちだって板子一枚下は地獄よ。
その中で20キロから80キロなんて化け物相手に竿一本、リール一発のやりとりよ。敵も命がかかってるから必死さ。こっちも取りたくて必死。
一本上げたらチャンピオンだからな。
ちなみに釣りマグロの浜値はキロ5000YENって言われてる。20キロなら10万両のお宝だ。

竿やリールも半端じゃねえぜ。
竿だか棒だかわからんようなモノをタコ糸より太い糸で釣りあげるんだ。
金持ちはリールで10万両だと。俺はそんなの手を出したら首をくくるようだからリーズナブルなもので勝負するんだけどな。

まあ、正直言えば釣りの世界の中じゃエンドコンテンツだ。
釣りをやってる中でも頭のネジがぶっ飛んじまった奴らのコンテンツだ。
一本あげるのに5年で早いって言われるんだぜ。そんな釣りをようやるよ。

https://www.okumafishing.com/en/product/Azores-Spinning-Reel/azores-spinning-reel.html

こいつがそのリールだ。
青いボディが魅力的だろ?
スパルタンなボディだ。重量もある。重さは慣性を生みだす。
軽ければ楽だがそこはトレードオフ。
お値段も130$くらいでお手頃なのがいいところさ。

え?なんだい?
なんで突然マグロの話を始めたか?

そりゃ簡単だよ

今年からマグロを始めることになったんだよ!

恐ろしい話だが、すでに9/21に予約を入れてある。
もっと恐ろしい話なんだが、それ以外の土日は既に予約でいっぱいだとさ。
頭のネジがぶっとんでる奴らの予約具合はハンパねえな。
まあ、まずは桜の花が咲いたくらいにupdateするさ。

Coronaをもう一本どうだい?
Mexicoの海の上でもCoronaはうまいものさ。
ここは何もないからね。
ベイブもなければ情報もない。だけど喧騒もないショボくれたサルーンだ。
よかったらまた来てくれよ…



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