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JFL 2024 第12節 ソニー仙台 vs 横河武蔵野FC(Web観戦記)

策士

この試合、ソニー仙台の鈴木監督の策略通りだったのかなと思った。あの後半25分(70分)に2名入れた途端、一気にリズムが変わったのだ。あの交代(ソニー仙台:勝浦→加藤、辻→小池)が全てで、うまくいかなかった部分が全部通るようになった感じがした。ソニー仙台の監督は鈴木淳氏。さすが経験豊富なだけあるなと思った。天皇杯2回戦をやって中3日程度でリーグ戦。選手のやりくりは大変だったであろう。そういう状況でもしっかり勝利するというところは中々策士だなと思う。

攻め手に欠けた武蔵野

前節、1−0で逃げ切った武蔵野は、3バックで守備的にしたものの、攻撃パターンが乏しいことを露呈していた。6日間程度でどこまで修正できたのかと試合を見始める。中を固める作戦は良いのだが、相変わらずアタッキングサードからの攻め手が乏しい。雑なクロス、雑なパスは健在。なんとか先制点を取って逃げ切ろうと、やや掛かり気味な感じを出していた。攻撃の主軸になっている石原選手を欠いていることも大きのかもしれないが、それにしてもインパクトがない。ドリブルで崩したり、ワンツー使ったりが極端に少ない。2023年、2024年と変わったことは主力守備の選手が1名退団しただけだし、2024年の補強はそれを引いてもお釣りが来る状況だと思う。アタッカーは阿部拓馬選手という技術のあるベテランが加入しているのだが…

監督の力量

試合の均衡が崩れたのが、後半28分(73分)。ソニー仙台が選手交代によってリズムが生まれた直後。セットプレー(CK)からだった。前半ソニー仙台はシュート数0本と、武蔵野の堅守が冴えてたというべきか、体力温存狙いで前半は抑えろとの指示が出てたたのかわからないが、とにかく低調だった前半と打って変わってチームは息を吹き返したのだ。監督の力量の差というのかわからないが、あの交代はドハマリだった。そして武蔵野は翻弄されるように立て続けに失点し、0−3という屈辱的なスコアのままホイッスルを聞くことになった。

スコア
前半0−0
後半3−0
合計3−0
武蔵野の負け!

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