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調子に乗って640円の葉巻に手を出したら [VASCO DA GAMA]

失敗した。


そもそも、私は葉巻に対する認識を根本から誤っていたらしい。

葉巻というのは、ドライシガーとプレミアムシガーに大別される。これはあっている。はず。
そしてドライシガーは保管に気を抜いてもよく、プレミアムシガーは保管に気を遣わねばならない。これもまぁ、外れてはいないはず。

だが、私は、店頭で適当に売られている――というと売店に失礼かもしれないが――プレミアムシガー、というよりもハンドメイドシガー、と呼んだほうが良いのかもしれないそれは、もうどう扱ってもいいと思っていた。

つまり、この葉巻が最も不味くなるらしい季節である冬で、私は極めて粗雑な管理を行い、その上「まずい」だの「辛い」だのと喚き散らしていたことになる。

ということで無知の間抜けが、手前の管理不足で最悪に近い90分を過ごした記録を、以下に記していく。


1.外観

なんかいろいろ書いてある

メインの「VASCO DA GAMA」の上下に、サブタイトル的な何かがいろいろ書いてあるが、生憎英語は読めないためさっぱりわからない。
あと文字に表したら何かしらの規制に引っかかって謂れのないバナーが記事上部に表示されそうな気もする。ので、外観はこれだけ。
今回は、このキャップのようになっている右側に火をつけて吸っていく。


画像のアス比ミスったな

中身はこんな感じ。この時点ですでにハーブというか、”良い木”みたいな匂いがする。いい風呂はこの木材で作るんだ、的なあれ。
正直、無責任に、かなり期待していた。高ければいいものだと思っていたし、店頭に並んでいるのと大差ない扱いをしていたから、保管状況になんて気を回していなかった。それが良くなかったのかもしれない。

とにかく。

2.開封

まっすぐ並べないところに人間性が出る

恐ろしいことに、シガーリングはすでに外れていた。そんなこともあるのか。
そしてさらに恐ろしいことに、葉巻をさらに木の皮のような何かで覆ってある。
これでは葉巻ではなく木巻だな。ハハハ。







予想通りではあるが、ハーブ的な香りはこの木からしていたものらしい。
そして葉巻本体は移ったハーブ香と、発酵臭と呼ばれているものと一致しているかは定かではないが、そういった匂い。獣というか、金魚の餌というか。そういったものだ。

いちおうシガーリングのビジュアルも載せておく。やはりというか、これがうちのスキャナの限界である。

思いのほか文字の情報量は少ない


3.着火

早速100均のカッターで吸い口を切ろうとしたところ、既に切られていた。

そんな

せっかく一般的なカッターナイフでキレイにカットアウトしてやろうと息巻いていたところだったが、まぁ既に切られているのならばそれが最適な切り方なのだろう。

ということで100均のライターで炙り、吸ってみる。


4.喫煙

辛っ

辛っ!!!!

不味っっっ!!!!!!!!!!!


煙草の悪いところ、虫や、量次第では人さえ殺す「煙」の毒性が前面に押し出された、とんでもねえ味だ。
いや、もはや味ではない。刺激だ。人体が過去数百万年に渡って繋いできた、危機察知の警鐘が鳴り響いている。

どうする。止めるか。しかし600円を超えるこれを、たった1度や2度吸っただけで捨てるのは、できれば避けたい。

最初の一口だけが、超刺激的という可能性も、ある。

基本的にフィラーがフィルターな葉巻において、短くなればなるほど味が濃くなるというのが通説のはずだが、うん。もう少し吸ってみよう。




辛っっっ!!!!!


不ッッッ味ッッッッッッ!!!!!!!!



あー、だめだこれ。ダメっす僕には。まだ早すぎた。いろいろと。

かといってこのまま放置するというのは、口をつけたものを長期間放置は私の衛生観念的にNG。
これは吸うペースの勉強ということで。
口腔喫煙の練習ということで。


いやー、なんだかな。


難しいですね。




5.結論

葉巻は、難しい。

保管環境を、整えよう!

やみくもに高いものを買うという思考停止を、やめよう!

まぁ3桁で高いとか言ってるのは貧乏人だけなんでしょうけどね。
十分高いっすよ。


今度は葉巻の保管とかについてもう少し詳しくなって、リベンジだ!





ヒュミドール……? それは100均で売っているのか?

ここはどこだ