AC6(初期Ver) 1周目クリア所感
やっとクリアしたぞ。
ボリュームすごくない?
なっげ。プレイ時間なっっげ。
クリアタイムはわかんないけど、たぶん20時間は下らない。なんなら30時間に手が届く程度。
まぁ、謎の俺ルールで「ランクS全部取るまで進めません」をやっていたせいもあるんだけど。
しかもストーリー後半は展開が気になって3ミッションくらいSランク取らないまま進めたし。貫徹しろよ。
だがそれにしても、長い。
「お、そろそろ終盤かぁ」を3回くらいやったと思う。勘が全然当たらん。
あとマップも広い。
基本1ミッション1マップくらいのノリであるのに、広さも作り込みもすごい。探索してたら終わんねぇんだわ、ミッション。
たしかにこの1ミ1マの風潮はACVからあったけどさ、ACfAとか見てご覧よ。えらいもんだぜ? 収集要素も隠しパーツもないし、大破壊エンジンくらいしか遊び方がないぜ?
それがもう、広大。びっくりした。ステージクリア型のエルデンリングやってんのかと思ったわ。
アリーナが1つしかないのはちょっと物足りなかったけど、それはカラードとORCAの2種類あったfAがおかしいだけだから無問題。
いやー、すごい。なんかもうこれまでのACじゃないって感じ。
なんかめちゃめちゃ変わってない?
っていうか、
これ本当にACか?
AC歴は浅く、やったことあるのは初代系列とPS3のシリーズだけ。メタルウルフカオスもデモンエクスマキナもレフトアライブ……は関係ないとして、そのへんの扱いが微妙な作品もやってきてない人間が言うのもなんだが、なんかちがくね?
というのも、ゲームシステムがアクション寄りすぎないか? という話だ。
初代からハイスピードメカアクションを自称していたシリーズだが、いくらなんでもハイスピードすぎる。
否、操作がテクニカルすぎる。
トップスピードでいえば4系には勝らない。まぁあれはそもそもがコジマ粒子の世界だし、VOBとか言い出したらマッハだし。なのに追加ブースターもちゃっかりある。なんだこいつ、スピードの奴隷か?
だが、考慮することはあまりない。基本は敵の攻撃に合わせてQBを吹かしてりゃなんとななる。考える操作は移動、攻撃、そしてQBを吹かすか否かの二択のみ。
ところがこっちはどうだ。まずQBの自由度が低い(4系比べ)。あとエネルギー管理も比較的緩めとはいえ、無尽蔵には使えない。だから考えてQBをしなきゃいけない。先ずするかどうか、するなら何回どの方向か、しないならジャンプか盾か、はたまたOBで脱兎るか。
さらに隻狼からやってきた体幹ゲージも追加されてるから、場合によっちゃ仕切り直しすら考えなければならない。
そのうえ、ミニマップの代わりとして申し訳程度に付け足されたクソ分かりにくい画面下部のバーコンパスで索敵しつつ、異様に性能の高い敵の偏差射撃をいなさなければならない。
きつい。
操作の複雑性というか、戦闘中に考慮すべき点の数はACVに並ぶのではないだろうか。
だがACVがアセンをしっかり組めば跳弾やらなんやらで機体性能ゴリ押し、マスブレードドカーンができたのに対し、こっちはそう甘くない。脳死じゃなくちゃんとしたプレイを要求される。
体感でいうと、これまで半々か、或いはアセンの割合のほうが高かったところが、明確にアクション重視に傾いてるって感じ。
実際「こんなのACじゃないよ」って意見もあるっぽいし、そういうことなんだろう。
でもちゃんとやってくれましたよ、
ファンサービス
を。
タイトル画面のムービー、相手にパイルぶっ刺すやつ、かなりAC4を感じた。あの、シュープリスがレイレナードのマシンガン(MARVEだっけ? 名前忘れた)突き刺すやつ。
そして開幕のレイヴン呼び。久しぶりの正式レイヴン。
とは言っても今作のレイヴンは傭兵全体の呼称じゃないし、「黒い鳥って呼ばれたらしいわ」の扱いに近い気はする。
でも、4でレイヴンが過去のものになって、fAでほぼ存在が空気になって、VにもVDにも全然出てこなかったところに「識別名 レイヴン」は熱い。(私は搭乗者名リンクスにしてしまったが。だってfAが好きだから。首輪付きにしてないのは一握の良心が咎めたから)
そんでV系っぽい過去の超技術が存在する舞台で、V系で廃止された企業体制に戻って、4以前の2大企業制に戻って、でもラインアークみてぇな反体制勢力はいる。過去作のいいとこ取りかい。
個人的には依頼主少なってなった。2大企業とはいえ、一応グループ企業って扱いだから数はあるんだけど、企業というより企業所属のAC部隊から仕事が下ろされてる感があって、企業と傭兵っていう関係が味わいにくかった。戦闘力を見込まれて、ただ単に派遣軍人やってるだけみたいな。
もっと輸送の妨害工作とか、要人護衛のち襲撃とか、本社急襲とか、そういう企業間の小競り合いも見てみたかった。ルビコンには基本破壊しかねぇ。別ルートには他の種類もあるのかな。
閑話休題。
シリーズ恒例、騙して悪いがもあった。ただし騙されていたのは主人公ではなくラスティだったけど。
他にも、ストーリー後半では敵ACの再起動だったり、「そのためのヴェスパーⅠです」だったり、fAを彷彿とさせる展開が続出。
それと最終ミッションのブリーフィングは完全に地下駐車場。エアの覚悟を駐車場呼び出しネタで表現すんのかと、ストーリーのワクワクとシュールさが相まって神妙な気持ちにさせられた。そしてエアにはボコボコにされた。でも勝った。いや、だからこそ俺が勝った。重要なのはそこさ。
そしてこの話から分かるように、私はレイヴンの火エンドを迎えました。
大罪人になってしまったみたいです。
私はただ、
ウォルターに恩返ししたかっただけなのに。
なんでウォルターの願いを叶えるルート選んだら人類種の天敵みたいな扱いされなきゃいけねぇんだよ。
明らかに虐殺エンドオマージュだったじゃん。
これ、正規ルートだよね? 初見の人が一番見易いエンドだよね?
私はダクソ3の初見で火守女殺害エンドに至ってしまったから、AC6でもこれに近いことが起きているのではないかととても不安。
いや、大丈夫。多分。トロフィーの一覧を見たけど、レイヴンの火付近の隠しトロフィーの中で、レイヴンの火が一番取得率高かったし。大丈夫なはず。
でもブラボの一番取得率高いエンドトロフィー、幼年期の始まりなんだよな……。
まぁいいか。細かいことはね。
そしてこのルートのラスティを見て思ったんだが、こいつジョシュア・オブライエンじゃね? という疑惑。
もちろんJみたいな存在って話ではなく、立場が。
だって主人公と共闘して、場合によっては敵対して、終盤にこれまでとは違う機体で襲ってくる。完全にジョシュア。ランクも9だし(それは違うホワイトグリント)。
ホワイトグリントといえばエアの機体もかなりホワイトグリント意識だった気がする。fAのね。カラーリングとか、デザインとか、出たり引っ込んだりする各部の機構とか。
あと変形して飛ぶときに赤っぽくなるのはナインボールの意匠だよね、たぶん。
そしてマレニア要素まで入ってるのは笑った。流石にマレニアは住む世界違いすぎるでしょ。ブレード連撃すな分身呼ぶな掴むな。
最初は「倒せるかこんなもん!」とついにバックラーまで持ち出す始末だったが、まぁなんとかなった。強武器のゴリ押しで。(アイビスシリーズのほうが苦戦したのはまた別のお話)
なお最新バージョンだと修正されてた。対エア用のACデータが積載上限を越していた。
バージョンアップはこれ以外にも色々変更点あったけど、ひっくるめて言うなら
最新バージョンむずすぎ
という感想が早い。
まだちょろっとしかやっていないが、
・自機がスタッガーしやすい
・敵機のスタッガーが短い
・エネルギー管理が多少厳しくなっている
・強武器の下方修正がすごい
こんな感じだった。これまで厨アセンでキャッキャしてた私にはこれらの影響がモロに刺さり、ルビコン生活をイチから見直さなきゃいけなくなった。
だってVvc-760PR(カラサワの下半分みたいなやつ)をフルチャージで撃ったらオーバーヒートするんだぜ。つい先刻までフルチャージ発射直後に再チャージできてたのに。
他にも対ACとか無人機相手に特攻だったオールマインドミサも弱体を食らっているらしいし。しかしまあこれは性能的に仕方ない。私も申し訳無さを感じながら使いまくってたから。
あ、あとロード画面が微妙に見やすくなってたり、アリーナの演出が追加されてたり、少なくともフロイトのステージは特殊感のある感じになってたりした。
だがアセン時の各部位のアイコン、あれはどうにかならんかったのか。左右の武器は両方とも手持ちミサだし、肩もなんかのミサ、フレームは初期のやつ。ここのアイコンって現在のパーツが反映されてなかったっけ。
そんなこんなで2周目も新鮮な気持ちでプレイできそうであった。トロコン、頑張るぞ。
※バグ報告
「集積コーラル到達」で戦闘ログを全部取っているのにコンプリート扱いにならなかったが、バージョンアップすると直った。攻略サイトにもリリースノートにも書いてなかったからここに書いておく。
※余談
スタッフロールに金咼島の名前を見つけられなかった。見逃しただけ? それとも、もしかして、関わってない?
ここはどこだ