#008 手段と目標

気が付けばもう4月27日。桜が咲いてるのを見たのはつい最近のはずなのに気が付けば20日以上も経っていて少し恐怖です。自粛の期間が長すぎて体も脳も自粛に慣れちゃって麻痺してるかも。

今日は久しぶりに本屋とBOOK OFFに行ってきました。時間を短縮しての営業ですが店員の皆様には感謝です。店内には3密までとはいかなくても想像以上に人が多くてびっくり。ああ、みんな本が好きなんだなと、出版業界の人間でもないのにちょっと嬉しかったり。久しぶりの本屋に行けてすごく楽しかったです。

さて、今日のタイトルですが、「手段と目的」と付けました。「東大王」で話題になった井沢拓司さんの「勉強大全」を先日読みました。論理的でわかりやすい解説はさすが東大生だなあと感じてしまいます。本の感想や内容はまた後日ここで書きたいな。(今は日記的なnoteだけどいつか本の感想なんかも載せていきたい)

本は好きなので、高校生の時から「勉強の方法」的な本はある程度読んできました(実践したかは別ですが)。勉強が大嫌いな私は手っ取り早く偏差値が上がる方法はないかな~なんて探していました。だから、逆転合格!や偏差値30UPなんて本を信じて受験当時は頑張っていました。そう、自分なりに頑張っていたんです。周りが賢い子ばかりだったので、進路に関することは早めに考えていましたし、塾にも通わせてもらいました。でも成績が上がっていくて手ごたえは全くありませんでした。第一志望だった国公立はセンター試験の点が全く足りずに2次試験をあきらめました。滑り止めの私立大学にはギリギリで受かったもののなぜ受かったのか分からないほど自信はありませんでした。そんなこんなで大学入学。大学は生まれ変わるぞと意気込んだもののあっという間に1年が経ちました。

そしてこの本を読みました。今まで 勉強していたはずなのに、なぜ成績が上がらなかったのか、受験期は10時間以上は当たり前に勉強していたのに、なぜ?受験を終えて今、分かりました。

手段が目標になっていたのです

例えば、音読をすると英語の成績があがるよ、なんてよく聞きます。受かった人は同じ文章を100回以上やったんだというメソッドを聴くと私も、よし私もやってみようと100回頑張ります。この時に、私の頭の中でガシャっと何かがずれた音がします。そう、手段が目的に替わった音です。この瞬間から私は、「英語の力を上げるためにまずは英語の文章を100回音読する」のではなく、「英語の文章を100回音読するために音読」するようになったのです。だって、音読100回すると合格すると聞いたから。その時の私はそんな音にもちろん気づきません。毎日毎日、手段の達成のために努力していたのです。手段をこなすことに夢中になっているので目標との距離も方向もわかりません。そんな状況で勉強していても効率が悪いですよね。

今日は、目標を意識しながらTOIECの勉強してみました。なんだかいつも以上に集中できたんです。いつもならサボってしまうめんどくさい作業も目標のためなら仕方がないなと我慢できました。

うん、このことに気づけただけでも今日という日は充実したぞ。

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