『彼氏が職場の上司に誘惑されてるんですが...』
遥:ふわぁ〜…今日も暖かくてきもちいいなぁ…
私は賀喜遥香。普通の会社員…かっこよく言うとOLってやつだ
今日は仕事が休みで家でゆっくりしている
遥:二連休は最高だなぁ〜…
多くない休みを存分に楽しむ遥香
遥:そういえば今日の夜何作ろう…その前に〇〇食べるのかな…
私には〇〇という彼氏がいる
今は同居していて普段から夕飯はいっしょに食べている
遥:LINEしとこ〜
そう言って遥香は〇〇に夕飯がいるかどうかのLINEをした
遥L:今日も夕飯いっしょに食べるよね〜?
遥香は元々料理をするタイプではなかったが〇〇と同居し始めてからは料理をがんばっている
遥:今日はなに作ろうかな〜
ピロリン
そんなことを考えていると〇〇からの返信が来た
〇L:うん!いっしょに食べる!
遥:お、よかったぁ〜…笑
遥香は今日も変わらずいっしょに夕飯を食べられると思い少し安心する
遥:よし、とりあえずスーパー行かなきゃ!
遥香は今日の献立を考えながら材料を買うためにスーパーに向かった
遥:さ〜て、どうしようかな〜…
遥香はカートを押しながら呟く
遥:久しぶりに〇〇の好きなからあげにしようかな〜
からあげは〇〇の大好物で遥香の一番得意な料理でもある
遥:〇〇に教えてあげよ〜!
そう言って遥香は〇〇に今日の献立を伝えるLINEをした
遥L:今日は〇〇の好きなからあげにするね〜!
遥:よし!そうと決まれば材料買って早く準備するぞ〜!
遥香はそう意気込んで材料を揃えて家に帰っていった
遥:よし、これであとは揚げるだけ!
下処理を済ませてあとは油で揚げるだけという状況を作った遥香
ピロリン
遥:ん?
〇〇からのLINEだった
〇L:遥香ごめん!急に上司から呑みに誘われちゃったから夕飯一緒に食べれなくなった...
急に飲み会の予定が入り夕飯を共にできなくなったという連絡だった
遥:あちゃ〜…
せっかく〇〇の大好物を用意していたのにいっしょに食べられなくなったということに少し悲しい気持ちになる遥香
遥:まぁでも上司の誘いは仕方ないよね…笑
〇〇の決断は仕方ないものだと理解する遥香
遥L:大丈夫だよ〜!気にせず行っておいで〜!
〇〇に変に気負いさせないためのLINEを送った
遥:もう準備しちゃったし〇〇も帰ってきてお腹すくかもしれないから揚げちゃお
そう言って遥香はからあげを揚げ始めた
遥:この番組ほんとおもしろい笑
遥香は一人でからあげを食べお風呂を済ませてテレビを見てゆっくりしていた
ガチャ
〇:ただいま〜
そうしていると〇〇が帰ってきた
遥:あ、おかえり〜!意外と早かったね
〇:うん、なんか結構早く解放してくれた
遥:解放って笑ん…?あれ〇〇ちょっと横向いて?
〇:え?うん
遥香は少し違和感を感じ〇〇に横を向かせる
遥:え、この赤いの何…?
〇〇の首元に赤いなにかが付いてるのがわかった
〇:あっ…
〇〇がバツの悪そうな顔をする
遥:もしかしてキスマーク?
〇:い、いや、遥香!こ、これには理由があって…
遥:〇〇〜!浮気か〜!
〇:は、遥香!聞いてくれ…!
遥:聞いてくれってってなによ!言い訳するつもりでしょ!
〇:違うんだ!上司の様子がいつもよりおかしくて…
遥:様子がおかしいって?
〇:なんか俺を変に誘惑してきて…あと仕事中に遥香からのLINE見てるのバレちゃってさ…
遥:それでも無理やりでも引き剥がせばよかったじゃん!
〇:それはおっしゃる通りです…
遥:もうほんとにひどい!今度こんなことがあったら許さないから!
〇:はい…
そう言うと遥香は自室に行った
遥:〇〇なにしてんの…
〇〇の行動に悲しい気持ちになる遥香
遥:〇〇は優しすぎるから断れないんだ…
〇〇のことを深く理解している遥香
遥:今日は寝よう…
遥香は今日の出来事から逃げるように眠りにつく
遥:ふわぁ〜…意外と眠れた…
遥香の性格もありそこまで考え込むことはなくお昼頃まで寝ていた
ガチャガチャ
遥:ん?
起きて少しぼーっとしているとリビングから物音が聞こえる
遥:そっか今日〇〇も休みなんだ
今日は〇〇も休みであったことを思い出した
遥:なにしてるんだろ…
遥香は気になってリビングに向かった
〇:あ、遥香おはよ
遥:おはよ…なにしてるの…
〇:お昼ごはんにパスタ作ってたんだ
お昼時ということもあり〇〇はパスタを作っていた
遥:そうなんだ
〇:うん、もうすぐできるから座ってて
遥:うん
昨日のこともありまだ少し気まずい遥香
〇:おまたせ!
遥:おいしそう…
目の前に置かれたパスタを見て思わずそう言ってしまった
〇:味どう?
遥:おいしい…
〇:これもやっぱりおいしいな
昨日の残りのからあげを食べながら言う
遥:あ、ほんとに?よかった…
作ったからあげをおいしいと言ってもらい思わず喜んでしまう遥香
〇:ねぇ今日さ…この後さ出かけない?
〇〇からのデートの誘いだった
遥:この後?いいけど…
少し気まずさはあったが遥香も〇〇と一緒に過ごしたいという気持ちがあったため誘いを受け入れた
〇:平日だけど人多いね〜
遥:ほんとだ…
街は平日にも関わらず多くの人がいた
〇:どこか行きたいとこある?
遥:ん〜家に置く小物とかみたいかも…
そう言って二人は雑貨屋さんに入っていた
遥:あ、この猫の置き物かわいい…!
遥香は猫が好きだが猫アレルギーのため猫を飼うことが出来なかった
〇:たしかにそれめっちゃかわいい!それ買うよ
遥:え、いいの…?
〇:うん、今日は全部俺に任せて
遥:あ、ありがと…
その後も二人は互いの洋服を選び合ったりカフェでスイーツを楽しんだりとデートを満喫した
〇:もうだいぶ暗くなったね
遥:そうだね
夜になりあたりはずいぶんと暗くなった
〇:そろそろよるご飯食べに行こっか。予約してるところがあるんだ
遥:予約とかしてくれたんだ…笑
今日のデートを経て気まずい空気がほとんどなくなった二人
〇:うん、せっかくのデートだし笑
そう言うと二人は〇〇の予約したレストランに向かった
遥:うわぁ…高そう…
そこはいわゆる高級レストランというやつだった
〇:こういうとこ来たことなかったからさ笑
遥:たしかに…笑
〇:遥香…あらためて昨日のことごめん
遥:もう大丈夫だよ…笑今日こうやって愛を再確認できたし…
〇:これからは絶対に遥香を悲しませるようなことしないから
遥:うん…笑
〇〇は遥香に再び誓いを立てた
その後二人は会話と料理を楽しんだ
遥:おいしかった〜!
〇:ね〜!おいしかった!
おいしい料理をお腹いっぱい楽しんだ二人
遥:ねぇ…手繋ご…?
〇:お、おう…!
珍しい遥香からの誘いにドキドキしてしまう〇〇
遥:〇〇の手暖かい…
〇:遥香の手も…
互いの温度を感じ合う二人
??:あれ?〇〇じゃん!
二人で歩いていると急に名前を呼ばれた
〇:ん…?み、美月さん…!
遥:知り合い?
〇:き、昨日の上司…
遥:ふ〜ん…
美:あれもしかして彼女さん?笑
〇:あ、は、はい、そうです…
〇〇からするととんでもなく気まずい状況だった
美:あ、こんばんは〜!〇〇の上司の山下美月で〜す
遥:こんばんは〜!昨日はずいぶんと好き勝手やってくれたみたいで笑
遥香と美月の間に火花が散っていた
美:あれでも〇〇も私のこと突き放さなかったけどな〜
遥:それはあなたのやり方が悪いからでしょ!
美月の煽りに遥香は少しカッとなってしまう
美:まあまあ落ち着いて?笑
遥:もういい!
チュッ
〇:え…ちょ、遥香…!
遥香は急に〇〇にキスをした
美:お〜大胆〜笑
遥:私たちこんだけ愛し合ってるんで!
遥香は美月に対してきっぱり言った
美:アツアツだね〜笑まあじゃましちゃ悪いから〇〇また会社でね〜笑
〇:あ、は、はい…
遥:ごめんね〇〇…上司の前であんなことしちゃって…
〇:い、いや、嬉しかったよ…!びっくりはしたけど…笑
遥:でも私〇〇のこと大好きなんだもん…だから取られたくない…
〇:ごめんね…もう遥香以外見ないから…
遥:うん…よそ見したら許さないから…
チュッ
そう言って二人は再びキスをした
遥:ほら、明日も仕事だから早く帰らなきゃ…私
〇:そうだね笑明日の職場ちょっと気まずいかもな〜笑
遥:なにかされそうになったら私に電話するんだよ?
〇:うん…わかった笑
そんなことを話しながら二人はともに家に帰った
いろいろあったが二人の愛を再確認できたデートでした
end
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