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『後輩の小悪魔ちゃんと初めての休日デートに来たんですが...』

○:はぁ~土曜授業ってホントなくなってほしいよなぁ~…

俺は○○。普通の高校生だ

今日は土曜授業で今は文句を垂らしながら登校しているところだ

○:まあ遅くまで寝ないから規則正しい生活ができるってのはいいのかな~…

土曜授業のいいところを無理矢理探していると…

蓮:やっほ~!

○:あ…!え、えーっと…

蓮:蓮加!名前忘れちゃうなんてひど~い!

○:いや、なんて呼べばいいかわかんなかったんだよ…

蓮:れんたんでいいよ!

○:いや、俺がれんたんって読んでたらなんか変だろ

蓮:えーなんで?

○:後輩のことあだ名で呼んでるやつあんま見たことないだろ…

蓮:じゃあ蓮加でいいよ?

○:あの…俺一応先輩だよ?

蓮:え?なんかダメだった?

○:ま、まぁ別にいいけどさ…

蓮:じゃあ蓮加って呼んでね~!蓮加は○○って呼んでもいい?

○:別にいいよ…

蓮:やった~!二年生って今日何時に終わるの?

○:たぶん一年といっしょだと思うよ?

蓮:そっか!じゃあ終わった後遊びに行こうよ!

○:終わった後?ま、まあいいけど…

蓮:よし!じゃあ決まり!

○:てか遊びってなにすんの…?

蓮:まあそれはその時に考えればいいじゃ~ん!それになにやっても蓮加といっしょだったら楽しいよ!

○:ならいいけど…

そんなことを話していると学校に着いた

蓮:まあとりあえず終わったら校門の前集合ね!

○:わかったよ

蓮:じゃ、またね~!

そう言うと蓮加は足早に去っていった

○:あいつ先輩とか関係ないんだな…

蓮加の先輩後輩なんて気にしない接し方を頭に思い浮かべながら言った

○:それにしてもまだあって数回なのに二人で遊びに行くなんてな~…

そこまで女性経験の多くない○○

○:しかも後輩と二人、それに結構生意気な奴だし…今日はなかなか大変だぞ…

そんなことを言いながら○○も学校に入っていく


教師:はい、それじゃあ次は月曜日です。それまでに週末課題終わらせておくように

昼前に土曜授業は終わった

○:ふぅ~…やっと終わった…

硬くなった体を伸ばしながら言う

○:帰るか…って今日予定あるんだった…

あまり予定が入ることのない○○にとって予定は嬉しくありつつも自分の時間が失われてしまうという気持ちも感じてしまう

○:とりあえず校門行くか…

そう言って○○は荷物をもって席を立ち教室を出た


○:あいつまだ来てないのか…

校門に着くと蓮加はまだ来ていなかった

○:まあ待つか…

そんなことを言っていると…

蓮:わぁ!

○:うわ…!

蓮加が後ろから急に驚かせてきた

蓮:あはは~!○○驚いてる~!笑

蓮加は驚いた○○を見て腹を抱えて笑っている

○:や、やめろよ…

蓮:ごめんって笑驚く姿が見てみたかっただけなの~!笑

そう言って蓮加は無邪気に笑う

○:まあいいけど…それでどうすんの?

蓮:○○はなんか考えた?

○:いや俺は…

蓮:こういうのってだいたい男の人が考えるんだよ~!

○:いや蓮加が遊ぼうって言ってきたんだろ…

蓮:え、じゃあなに○○は私と遊ぶの楽しみじゃないの?

蓮加はそう言って所謂プク顔をした

○:た、楽しみじゃないとかじゃ…

○○はそのプク顔に少し動揺しながらも答える

蓮:え~じゃあ楽しみ~?

蓮加は○○の目を見つめながら聞く

○:え、た、楽しみ…

蓮:もっと楽しそうに~!

○:た、楽しみ…!

蓮:よろしい

蓮加は腕を組んで深く頷く

蓮:じゃあ今日は学校の近くのカフェでお昼ご飯いっしょに食べるデートにしよう!

○;で、デート!?

急にデートと言われ驚いてしまう○○

蓮:○○驚きすぎでしょ笑

○:蓮加が急にデートとか言い出すから…

蓮:だって高校生の男女が二人で遊ぶんだからデートはデートでしょ~?

○:いや、まああんまわかんないけど…

蓮:とりあえず!行こ?

ガシッ

そう言うと蓮加はむりやり○○の手を掴んで歩き始めた

○:ちょ、ちょっと…

蓮:どうしたの?

○:どうしたのって…手…

蓮:え?私と手つなぐのいやなの?

○:いや嫌っていうか…その勘違いされるだろ?

蓮:勘違いって?

蓮加は本当になにもわかってなさそうな顔をする

○:そ、そのカップルとかさ…

蓮:私はカップルって勘違いされても全然いいんだよ?

○:え?それってどういう…

蓮:ま、いいからいいから!

そう言って蓮加は○○を引っ張っていった「


蓮:はい、ここ~!

何分か歩くと目的のカフェに着いた

○:着くまでに何回見られたんだよ…

学校の近くということもありたくさんの生徒に手を繋いで歩いているところを見られた○○と蓮加

蓮:気にしないの!

○:わ、わかったよ…

蓮:はい、入るよ!

そうすると○○と蓮加はようやくカフェの中に入っていった


蓮:○○って休日はなにしてるの?

注文したクリームたっぷりのパンケーキを食べながら言う

○:まあ昼くらいまで寝てそっから動画見たりとか基本ダラダラしてるかな~

蓮:え~つまんなそ~…

蓮加は微妙な顔をしながら言う

○:結局そういう一日が一番いいんだよ

そう言ってアイスコーヒーを飲んだ

蓮:でも逆に考えたら誘ったらいつでも来れるってことだよね~?

○:それがどうした…?

蓮:い~や?ただ毎週末遊びに誘おうかな~って考えてるだけ!

○:いや毎週は勘弁しろよ…

蓮:いいじゃん!こんなかわいい女の子とたくさん遊べるんだから!

○:自分で言うか…?

蓮:まあ、とりあえず!LINE交換しようよ!

○:ま、まあいいけど…

そう言って二人はLINE上でも友達になった

蓮:いっぱいお話ししようね~!

○:どうせ学校で会うんだから直接話せばいいだろ

蓮:お、嬉しいこと言ってくれんじゃん!

バチンッ

そう言いながら蓮加は○○を少し強めに叩いた

○:いって…!

蓮:それにしてもこのパンケーキほんとおいしい~!

○:切り替え早すぎだろ…まあたしかにうまいな、クリームたっぷりついてて…あれ…?

そう言って○○は蓮加の顔を凝視する

蓮:ん?どうしたの?

○:いや、鼻にクリームついてるぞ…笑

○○は少し笑ってしまいながら言う

蓮:うわ~!ほんとだ!

そう言って蓮加は急いでクリームを取った

○:蓮加ってあざといよな

蓮:え?そうかなぁ~?

蓮加はわざとらしく言った

○:絶対自覚あるだろ…

そう言って○○はパンケーキの最後の一口を口に運んだ


蓮:今日は短かったけど楽しかったよ~!

会計を済ませカフェの外に出た二人

○:お、おう

蓮:○○も楽しかった?

○:ま、まあ楽しかったよ

蓮:素直じゃん笑

○:まあ本当のことだからな

蓮:じゃあよかった!

蓮加はそう言ってニコッと笑った

蓮:今度はもっと長く遊ぼうね

○:お、おう

蓮:じゃ、またね~!

そう言って蓮加は一人帰っていった

○:誰かと二人でカフェなんて久しぶりだったな~…

蓮加との会話を思い出しながら言う

○:なんか変な奴だけどなんだかんだいっしょにいると楽しいな

本人の前では絶対に言わないであろうことを一人呟く

○:ま、帰るか

そう言って○○も家へ帰っていった

今日のデート(?)で仲が縮まった二人

この後の展開とは…

To be continued…











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