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『バイト先の反則級にかわいい女の子が母性本能くすぐってきます...』

〇:やばい…!あの電車乗れないとバイト遅刻する…!

俺は〇〇。普通の大学2年生だ

最近は授業が終わってすぐバイトに行きそのまま夜遅くまで働くというバイト漬けの日々を送っている

〇:ふぅ…なんとか間に合ったな…

授業が終わってすぐにバイト先に向かわないといけないため毎日電車の時間と戦っている

〇:えーっと今日は…お、さくらちゃんいるのか〜

さくらちゃんとは遠藤さくらちゃんというバイト先の後輩の女の子のことだ

この子がいる日はテンションが上がる

テンションは上がるのだが少し問題がある。それは…

さくらちゃんはかわいすぎる!!!

なんだかわいいならいいじゃんと思った人もいると思うがそれは違う

さくらちゃんがいると俺のペースが完全に崩されてしまうのだ

当初はクールキャラで売っていた俺だがさくらちゃんがかわいすぎて俺の母性本能をくすぐってくるせいでクールのくの字なくなってしまった

さくらちゃんはなんというか守りたくなってしまう

ただ顔がかわいいだけならばそうはならないのだがさくらちゃんは動作すべてがかわいいのだ

そんなの卑怯だと思いませんか?

そうこうしていたらあっという間にバイト先に着いた

〇:本日もよろしくお願いします!

こう言って俺のバイトが始まる

さ:あ、〇〇さんお疲れ様です〜!

〇:あ、さくらちゃんお疲れ!

さ:あの…お仕事始まる前に質問してもいいですか…?

〇:うん!どうしたの?

さ:今日授業でやったこの問題がわからないんですけど教えてくれませんか?〇〇さん同じ学部だから聞きたくて…

はい、もうかわいい

大学生になってもネットに聞くんじゃなくて人に直接聞こうとするその姿勢がかわいい

〇:あぁその問題はこの計算で出た数値をここに入れてやればできるよ!

さ:あ、本当だ…すごい!〇〇さんありがとうございます!また質問させてください!

あぁよかった…さくらちゃんと学部が同じで本当によかった…

〇:うん!なんでも聞いて〜!

さ:あ、そろそろ時間だ

〇:あ、本当だ、じゃあ俺着替えてくるね

さ:わかりました〜!

そう言って〇〇は更衣室に向かった

〇:はぁ…今日も推しがかわいいですよ…本当に…

バイト先の推しのかわいさを再確認していた

着替えを済ませいよいよバイトが始まる

と言っても〇〇の職場は人があまり来ないので仕事中におしゃべりすることも容易に可能だ

〇:今日も全然人来ないね〜笑

更衣室から出てきた〇〇がさくらに話しかける

さ:あ、〇〇さん!ですね〜笑

〇:さくらちゃんもう大学には慣れた?

さ:結構慣れました!けど友達あんまりいないので寂しいです笑

おいさくらちゃんと同じ大学の奴らはなにをしてるんだ…こんなかわいい子を放っておくなんて…

〇:え〜そうなの!?さくらちゃんいっぱい友達できそうなのに笑

さ:そうですか?笑まあでもこうやってバイト先の人達と仲良く出来てるので全然問題ないです笑

〇:そっか笑

あぁ…なんて嬉しいことを言ってくれるんだ…神様ですかあなたは…

さ:先輩は彼女とかいないんですか?

〇:そんなん全然いないよ笑

さ:え〜意外!〇〇さんかっこいいのに!

〇:かっこよくないって…笑やめてよ…笑

推しからのかっこいい…お世辞でもたまらんです

さ:え〜?笑かっこいいですよ?笑

〇:あ、ありがとう…///

さ:あ〜〇〇さん照れてる〜笑

〇:ちょっと…笑からかうのやめてよ笑

推しにならからかわれるのも悪くない…

さ:ごめんなさい笑ちょっとからかいたくなっちゃって笑

そう言ってさくらはいたずらに笑う

〇:さくらちゃんは休みの日とかなにしてるの?

さ:う〜ん…甘い物食べに行ったりとか近くの公園でゆっくりしたり動物園でかわいい動物見に行ったりですかね〜!

なんで休みの日までそんなにかわいいんですか?おかしくないですか?

〇:へ〜結構アウトドアなんだね〜!

さ:そうですね〜!結構お外好きです!

なんですかお外って…言い方までかわいいんですけど…

さ:〇〇さんは休日何してるんですか〜?

〇:俺は映画見に行ったりかな〜

さ:そうなんですね〜!私みたい映画があるんでよかったら今度一緒に行きましょ〜!

〇:お、いいよ〜!全然いつでも誘って〜!

こんな風に冷静を装ってますが内心ガッツポーズしまくりです。そりゃそうでしょう推しと映画見にいけるかもしれないんですよ

〇〇とさくらはそのあともいろんな話をしながら業務を行っていった


さ:おつかれ様でした〜!

〇:さくらちゃんおつかれ〜!

結局客が増えることはなく〇〇とさくらは業務を終えた

さ:ていうか終わる時間が被ったの初めてじゃないですか?

〇:あ、確かに

〇〇とさくらは同じ日に入ることは何度もあったが終わる時間がいっしょになることは今日が初めてだった

さ:先輩も電車ですよね?

〇:うん、そうだけど…

さ:よかったら駅までいっしょに行きましょ!

〇:う、うん!いいよ〜!

あぁ神様ありがとうございます…私は今遅く来た青春を楽しんでいます…

さ:なんか最近家族か〇〇さんとしか話してないです笑

二人で並んで歩きながらさくらは言う

〇:そうなんだ笑なんかうれしいな…笑

さ:え、なんでですか笑

〇:いや、なんかさ少ないうちの一人に入ってるって嬉しくない?笑

さ:たしかに笑なんか選ばれたって感じがするかも笑

〇:でしょ?笑

そうして二人で話していると

どてっ

さ:あ、痛っ…!

さくらが道端で転んでしまった

〇:さくらちゃん大丈夫!?

さ:だ、大丈夫ですよ〜笑このくらい…笑

〇:ほらだめよく見せて

そう言って〇〇はさくらの手を見た

〇:ほら擦りむいてるじゃん!これ貼ってあげるから…

〇〇はなにかあった時のためにもっておいた絆創膏をさくらに貼った

さ:あ、ありがとうございます…///

さくらの顔が少し赤くなっていた

〇:よし、これで大丈夫!

さ:〇〇さん女子力高いですね笑

〇:そう?笑こういうときのためにいつも持ち歩いてるんだ笑

さ:こんなことされたら好きになっちゃうじゃん…

さくらは〇〇に聞こえないくらいの声で呟いた

〇:ん?なんか言った?

さ:いや、なんでもないです!

〇:そっか笑

さ:それじゃあ私この線の電車乗るんでここで失礼します!

〇:お、了解〜!

さ:じゃあ〇〇さんまた!

〇:うん!またね〜!

そういって各々の方向に進んでいこうとした

さ:〇〇さ〜ん!

〇:ん…?

ギュッ

さ:今日は助けてくれてありがとうございました…

そういってさくらは〇〇に抱きついてきた

〇:ちょ、ちょ…さくらちゃん…!

さ:いやでした?笑

〇:嫌じゃないけど急だったからびっくりした…

さ:ふふ笑それじゃあ!

そう言うとさくらは今度こそ行ってしまった

〇:おい俺…いま心臓動いてるか…?

バイト先の推しからの突然のハグに驚いた〇〇は自分自身が生きているかどうかの確認をした

〇:これ現実かよ…

未だに先程の出来事が現実に起きたことなのか信じられない〇〇

〇:これからもがんばろ…

さくらにこれからの生活の原動力をもらった〇〇であった

end…?












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