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ルービックキューブ攻略法(嘘)

2024年6月20日

・今日は仕事は休み。昨日と一昨日は仕事だった。昨日の夜、買ったルービックキューブが届いた。私は、手慰み用にハンドスピナーの代わりにそれを買ったのだが、手慰みどころかとてもハマってしまい、昨晩ずっとルービックキューブを回していた。厳密には昨晩どころの話ではない。気がついたら朝5時になっていた。そのせいで今は体調が悪い。その割にスマートウォッチの体力ゲージは割と高い。


・最近は、私の表面の部分ではすごく順調に物事が運んでいる。その最近とは1月ぐらいからの話のことで、私は自分に向いた仕事をし、自分にとてもあっている住環境のなかで生活をしていて、毎日自分の中である程度贅沢をしてご飯を食べてもお金には困らない生活ができている。一般的には稼ぎが多いとはとても言えないし、貯金もほとんどできていないし、この住環境が向いていない人は多いと思うけれど、それでも私はこの生活に満足できる性質を持っているので、一般的な豊かさと若干乖離していても、それはそれでいいのだと思っている。一般的な豊かさと自分が思うものと、自分にとっての豊かさが異なっていることを理解していて、そうして自分にとっての豊かさを実際に知って手に入れることができていることは本当に貴重なことだと考えている。考えているが、理性で納得しているが、でも感情ではそのありがたみを実感できていない。それを腑に落とせていない自分のことが許せない。

・そういうときって、それが本当に腑に落ちるべきことなのかということをまず考えると思う。本当に自分にフィットする考え方ならば自然と腑に落ちるはずなのに、そうではないのは、つまるところ自分に嘘をついているんじゃないかっていう。でも、やっぱり嘘をついているわけではないと思う。今の生活は最高ではなくて、それでも生活のすべてを納得しようとすると差分の嘘っぽさは含まれるかもしれないけれど、でも今の生活がいいものであることは確かだ。そして「ある程度いい」生活だったとしても、おいしいごはんとか、ふと見上げた空とか、局所的に見ると「最高」があって、そこに没頭できないことと、「それはともかくこの生活もアリだ」ということを心から思えないことを私は許せないのだ。

・本当は、心を非の打ちどころもないような状態に置かなければならないと思っていることが一番自分を苦しめているのかもしれない。矛盾があっても時間は過ぎる。心のどこかで、生活に対してひいてはこれまでの人生の結果として今の環境に身を置いているから、人生そのものに対して、吹き溜まりのような落ちて落ちて落ちた結果のような印象を抱いていること、そしておいしいものを食べながらスマホやテレビを見てしまって幸せに没頭しきれないことがある。それでも生活は進んでいくし、ある程度そこには楽しさも感じている。そういうことを考えると反射的に、非合理なので死んだ方がいいと思うが、どうせ死ぬこともできないしという結論に至る。

・私はなににもなりたくはないけれど、どこにもいきたくはないけれど、たぶんその感覚は本当の感覚とは違っているのだと思う。私は去年1年間で、かなりいろいろなことがあった。そして、1年間の中でも大体1月ごとに違う音楽を聴いていた。私が1年間の中で1番苦しかったときとして思い出すのはかなり鮮烈な死にたい感情を抱いていた5月と7月なのだが、去年1年間の間に聞いていた音楽を聴き返して唯一胸にぶり返す感触が重すぎて聴き返せなかったのは8月・9月ごろに聞いていた曲だった。そのころは実家で療養していた時期で、遠くで働いていたり明確につらいことがあった他の時期に比べて穏やかに感じていた。8月・9月は自分の中で目標が明確になった時期でもあって、かつ親からの理解も一応得られていて実家に滞在することへの反発みたいなものもなかった。穏やかに過ごしていたはずなのだが、音楽を聴いたときの感触を参考にすると、拒絶感すら抱くような一番つらい時期はおそらく8月・9月だったのだと思う。以前にも書いたが、ある日、元気がなくなってある方を訪ねたら、その方から「元気になったね」と言われたことがある。去年1年間と比べて元気になった実感はまったくなかった。それでも、なにかが確実に変わっているのだと思う。例えば、ルービックキューブを夜通し触るぐらい好奇心が湧いてくるとか。わからんけど。まだ私は元気になるということがどういうことなのか体感では全く分かっていない。元気になるということがどういうことなのかがわからないと自分の体感を信じられないから不安になるので、元気な状態とはなにかについてわかったつもりで生きようとすることはたくさんあるけれど、実際のところまだわかってない。わかっていないので、なにもしたくない、どこにもいきたくない、今すぐ死ぬのが本当はベストだと思っているというのは、多分自分の中のほんの一部分なのだと思う。なにがしたくて、どこにいきたいのか、それは知ろうとして知ることができない部分もあるのかもしれない。元気さと同じように、本当に自分で意識的に見ることも触ることもできないような位置に感覚がある可能性を想定する、つまり自分には一ミリもわかっていない自分の感覚があるであろうことを想っておいたほうがいいのかもしれないなと思った。最近、「自分」と生活とが乖離していても生きていけることを実感するターンにいるなと思っている。常時自分であり続けることはできなくて、自分がぐちゃぐちゃになっていても生活は淡々と進んでいくこと、そしてそのうち自分が少しづつ再建されていくであろうこと、それを身体に落とし込んでいくことをしているのだろうなと思う。自分がぐちゃぐちゃなのに生活が進んでいくと、「このまま人生終わるのではないだろうか」「こうやって死ぬまで生きていくのだろうか」「そもそも自分はなにか大層なものを望んでいるのだろうか。大層なものが日常的に叶え続けていけることはありえなくて、ならば目の前のこの生活に幸せを見出せるかどうかがすべてなのではないか」「でも自分は生活を前にして謎に苦しんでいるのはなぜなのか」「生活をしていて苦しむのならば死んだ方がましなのではないか」と、不安にさいなまれる。不安とかではなくて、もっとこう絶望というか、いや本当は絶望もしきれなくて自分がからっぽになっていて、自分がからっぽなのに生活が進んでしまうからいつか自分が発狂してしまうのではないかという予感を抱きながらからっぽなりになんか進んでしまう感じかな。絶望ほどの言い表せる言葉もない。言葉がないことが一番苦しいのかもしれない。私は、空っぽそのものについては今回触れていない。触れたくないのではなく、触れられないのだ。自分が抱いている苦しみを本当に全く言葉にできない。

・表面上はまったくひとりではないのだが、今私の世界には私一人しかいない状態である。誰の言葉を見ても、それだけじゃないよねって思ってしまって、本当に受け付けなくなっている。みんな加害性があるように感じる。もちろん、実際に攻撃的というわけではなくて、自分が単に勝手にダメージを受けているだけなのだが、力がある言葉には圧があって、共振の波動みたいなものを勝手に感じて、勝手にそう簡単にはそれに靡かないぞと思う。そう簡単にそれには靡かないということは、あらゆることで思う。そう簡単に答えを出さないし、そう簡単には希望を見出さないし、そう簡単には絶望しない。


・ここは本当の家ではないという感覚がかなり根底にある。実家が好きなわけではない。未だに気がついたら実家にいるという悪夢をたびたび見るので、実家と実家にまつわるぐるぐるとしたものは自分の中で昇華しきれていない。かといって、今の家で心から安心して生活している感覚はない。空間は落ち着くもののはずなのに、なんか違うとずっと思っている。本当に部屋はめちゃくちゃいいんだけどな。どこに行ったら心から安心するんだろう。ちなみに、家だけではなく、すべてにおいて安心できる感覚がほとんどない。なんだか昨日からいきなりいまの仕事や家などの生活の状況に決まったと言われても違和感がないぐらいに未だに実感が追い付いていない。すべて夢みたいだと思う。それがなんでなのかわからないけれど、結構それはふとした瞬間にしんどくなる。


・そんな感じ。ルービックキューブは夜通し触っていたら完全1面(一面と側面一列がそろっている状態)まで作れるようになった。ただの1面ならば1分ぐらいで作れる。6面はまだまだ作れない。ルービックキューブに最後に触ったのは小学生の時で、その時は1面すら作れなくてかったので、私は1面すら作れない人間なのだとずっと思っていたが、触っているうちにどんどん感覚的に回し方がわかるようになった。ルービックキューブ脳みたいなものは間違いなくある。手軽に達成感を得られるのでおすすめです。


・最近、ニシコリというYouTuberにはまっている。男性の4人組だ。ちなみに私は、わちゃわちゃしている複数名の男性を見るのが好きだが、アイドル化したYouTuberを見ることができないという最悪の性質がある。人気になっていくにしたがってアイドルっぽくなっていく方々がほとんどだと思うので、大体続かない。今までにアイドル化してみるのをやめた実況者やYouTuberやVTuberが何名かいる。これってどういう現象なんですかね?ちなみに東海オンエアは結構前から見ているけれど、唯一ぼんやりと好きが続いていて嬉しいです。東海オンエアは複数人いてバックもしっかりしているからかかなり安定感があって見ていてひやひやすることが少なくていいなと思っています。とはいえ、今ハマっているYouTuberも過去にハマっていたYouTuberに対しても、楽しい動画を見せてくれて本当にありがとうという気持ちがあります。メニメニ感謝!


・さあ今日1日お疲れ様でした。なんと、明日もまだ人生は続くらしい。

・ルービックキューブ触ろう……。


・さようなら


追記:6面揃えました……。ネットって便利だなあ。

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