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悪役令嬢の物語をテーマに曲を作ってみる(2)

前の記事はこちら

とりあえず、ツールの簡単な紹介。

作曲「ORPHEUS」http://www.orpheus-music.org/
作詞するだけで曲をつけてくれる神のようなサイト。
主旨としては、人工知能の実験サイトのようです。
当方のような音楽知識が微妙な人間でも、
ポエムを投稿すると曲ができてしまいます。

ボーカル「NEUTRINO」 https://n3utrino.work/
息継ぎをするボーカロイド?
歌い方を自分で考えてくれる人工知能。
ぶっちゃけ、下手にいじるよりもよっぽど
それっぽく歌ってくれるような、、

「NEUTRINO調声支援ツール」 https://sigprogramming.github.io/

本来、コマンドラインで操作するNEUTRINOをGUIで扱えるようにした
素晴らしいツール。生まれて初めてGitHuBにアクセスしました。

「OrpheusLy2MusicXML」http://sashimoshi.s1010.xrea.com/orph...
LyファイルをMusicXMLに変換

楽譜作成「MuseScore」https://musescore.org/ja
主に息継ぎを設定するのに作成。

「Cakewalk by BandLab」https://www.bandlab.com/products/cake...
DAWソフト。本当は、「izotope」の各種AIを使おうと思ったけど、
できることが多すぎて使いこなせなかった。
ネットに凄いいっぱい情報が転がっているので、
DTMをこれから本格的に始めたい人で、かつお金がない人にはおススメ。

「Audacity」
上のソフトで挫折し、もう少しシンプルなインターフェースを求めて見つけたソフト。
ちゃんとVSTプラグインを使えるし、見ていて直感的に操作しやすい。
いろいろできるはずだけど、主に歌声と曲の音量調整に使用。

マスタリング「音圧爆上げくん」https://bakuage.com/
曲の音圧を上げてくれるソフト。オンラインサービスもあり。
なにより無料なのが素晴らしい。
他にもオンラインでマスタリング?してくれるサイトもあるけど、
なぜかアップロード途中で切断されて、、

さて、本番です。
歌詞の技巧的なことは、実際は不勉強でわかっていないので、
あくまでも弾き語り風な感じにしてゆこうと思います。

1 :オープニングイメージ(1)
一発でこの物語が、悪役令嬢の婚約破棄の物語とするには、
まず、
・1分間の時間枠で、婚約破棄のシーンを書く事。

から書いてゆきます。

婚約破棄のシーン。

「貴殿イメルダ・ピニャータ公爵令嬢との婚約破棄をここで言い渡す」

多分、これが必要な台詞ですね。
で、この状況を予期していた公爵令嬢は発言の主を無表情のまま見返すわけです。

会場は、なにか豪華絢爛なお祝い事のパーティでしょうか。
乙女ゲームですと、なぜか学園が設置されていて、卒業パーティーでの婚約破棄が多いのですが、
今回はそこまで盛り込めないので保留?


ただ、豪華絢爛なお祝い事なら国王や宰相、その他多くの来賓の前で、
破棄が行われます。
ここからは、2つの方向があって、
国王やその他、政治上層部が破棄に賛成の場合と、
逆に賛成だった場合です。

で、主人公(ここからはイメルダ又は公爵令嬢)は、
この後国外追放されないといけないので、
彼らに政治的なメリットを与える必要があります。

男爵令嬢の価値が、公爵令嬢より高いことを設定しなければなりません。
ここで、男爵令嬢の設定を思い出します。
彼女は隣国のスパイなのですが、もう一つ設定を加えます。
彼女は隣国の王が妾に産ませた娘の一人、すなわち隣国の第一王女という設定を加えることにしましょう。
そして、王妃の暗殺から逃れるために、親戚筋の男爵家に身を隠していたと。


「反論の余地は認めん。
 貴殿には私の最愛のテレサへの侮辱的な言葉、暴力、その他もろもろの嫌疑が掛けられている!」

イメルダといったら、相手はマリアじゃあそのままだから、
テレサにしてみました。

「証拠は御座いませんでしょう?」
「くどい!イメルダ・ピニャータ!貴殿が行った悪行の数々は既に白日の元に晒されているのだ!」

「未来の王妃に向かっての許されざる侮辱の数々。これは到底許しがたい。よって!」

「貴殿を!国外追放とする!」

イメージできる台詞では、
この辺がカバー出来れればいいとして、

実際に歌詞を考えてみましょう。

まず、視点は誰の視点か。
当然、この茶番劇の目撃者にして、
なぜか大人気のモブ令嬢の視点としましょうか。


そうそれは、突然の鳴り響く。
天井からは鮮やか光が降り注ぎ、
香しい(かぐわしい)ワインの香りが満たされた。
華やかに奏でられる楽曲を引き裂くように

言葉を発したのは、この国の王子
彼には幼き頃より定められた婚約者がいた
美しくも聡明でいて
完璧だった才女は今 罪を問われる

壇上の王子に寄り添う美少女は
男爵令嬢テレサ・マグダラ
王子にその側近、そしてかつての友人たちが
悪役令嬢イメルダ・ピニャータを地に堕とす

ああ、完璧令嬢は悪役令嬢になり
王の裁可によって国を追われた
なぜ彼女は守られなかったのか
それを知るものはもうこの世にはいない


曲のタイトルは、
「悪役令嬢イメルダ・ピニャータ」
という感じで。


ところで、雑な話ですが、かの大手さいと「な〇う」で、
悪役令嬢を長編完結で検索すると「Web小説892,948」のうち、「2,431作品」がヒットします。
逆にいうと、完結しているのは、ほとんどないわけですね。

ついで、書籍化の目安とされる10万文字を超えた作品は、
「2,022作品」だそうです。
「Web小説892,948」から選ばれると考えるより、
「2,022作品」から選ばれる可能性があると考えた方が、すこし希望が見えてきませんか。

先程のビートシートで
書くべきことをリストした項目が
大体40ぐらいあるので、小説だったら1項目2500文字ぐらい書けば、
全体で10万文字ぐらいにはなるはずと考えれば、
なんとか薄い文庫1冊分にはなるのかなぁと想像できます。

話をもどします。この歌詞を人工知能で歌詞から作曲してくれる、「ORPHEUS」http://www.orpheus-music.org/ 様に登録します。

そうしてできたのが、この曲です。

サウンドクラウドにも投稿してみたので、上で聞けなかった人はここで。


なんか、これだけでいいかなぁとも思ったのですが、アレンジ?してゆきます。まずは、これを「NEUTRINO」のYOKO様に謳っていただきます。

「ORPHEUS」では、メロディに歌詞データを含めたLyファイルという物が生成されます。※こういう解釈でよいのかわかりませんが、、

このLyファイルを他のソフトとかアプリとかで加工がしやすいように、musicxmlに変換してくれるサイトがあります。

ここで生成されたファイルを、「NEUTRINO」に読み込んでも歌ってくれるのですが、途中で呼吸困難になり、息切れでグダグダになります。なので、これに適当に息継ぎポイントを設定します。

そこで使うのが、「MuseScore」https://musescore.org/ja というソフトです。これで、先程のMusicxmlファイルに休止符を設定ゆきます。多分、「NEUTRINO調声支援ツール」でもできる作業かもしれませんが、使いこなせていませんw。

そうして歌ってもらったファイルがこれです。

このファイルをさらに、「Cakewalk by BandLab」で「izotope」の「Nector3Elements」というプラグインを使っています。このプラグイン、定期的に90%ぐらい割引になりますので、安い時に是非。歌は面白い感じに変わると思います。

これもsoundcloudにアップしてみました。

曲の方も調整します。まず、ORPHEUSで生成されたMIDIファイルがこれです。

いちおう、これもsoundcloudに上げてあります。

で、これを「Cakewalk by BandLab」で「izotope」の「Neutron3Elements」というプラグインで人工知能様に調整いただいたのがこちらです。

歌を曲とくっつけたのがこちらです。


これをマスタリング「音圧爆上げくん」https://bakuage.com/ というサイトで、音圧を上げてみます。

出来上がったファイルに、画像と歌詞字幕を付けたものをYoutubeに上げてみました。


とりあえず、一曲目なのでざっくり全体的な作業を書いてみました。2曲目からは各ツールの使い方を素人なりに解釈して書いてゆきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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