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Writefullを試してみる2

前回からの続き。

使ってみた:Writefull for Word

LangsmithHemingway Editorで試した文章で実行してみる。

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問題点は指摘されなかった。Check DocumentCheck ParagraphもNo suggestionsとなった。適当な文章を日本語で書いて、それをDeepLで翻訳したものを試しているのだが、DeepLはやはり優秀なのだろう。
これでは面白くないので、Writefullのサイト内の文章で試してみたが、ほとんど指摘がなかった。当然なのだろう。いくつか論文でも試してみたが、同様の結果。公表されている論文なので校正済みだろうから、これも仕方ないのかもしれない。
そこで、論文っぽくない文章を日本語で書いて、本文の「思ったこと」だが、それをDeepLで英語にして、試してみた。

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何か使い方が間違っているのだろうか・・・・・。まあ、こういう結果になった。

Sentence Paletteを使ってみる。

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このポップアップウィンドウが開く。書いている文書とは関係なく、例文検索サービスとなっている。黄色の項目を選ぶことで、そのセクションでよく使われるセンテンスが表示される。
Writefullのサイトの説明にもこう書いてある。DeepLで翻訳した。
「センテンスパレットは、学術論文で非常によく使われる例文を集めたものです。メニューの「Sentence Palette」をクリックすると、以下のように、科学論文の特定のセクションで特定の意味を伝えるための例文が表示されます。」

Language Searchを使ってみる。
「Japanese text」を検索してみた。

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「covid-19」を検索してみた。covid19でも同じ結果だった。

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このポップアップウィンドウが開く。左上に入力フィールドがあって、そこに単語やセンテンスを入力して検索する。Covid-19で検索結果が0だったので、最新の論文はデータベースに反映されていないのかもしれない。
Writefullのサイトの説明にこう書いてある。DeepLで翻訳した。
「Language Searchは、非常に大規模な科学論文のデータベースを検索することで、特定の単語やフレーズが学術論文でどのように使われているか、またどのような文脈で使われているかを示します。」

使ってみた:Writefull Revise

LangsmithHemingway Editorで試した文章で実行してみる。

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Writefull for Wordと同じエンジンが走っているのだろうから、当然の結果である。
Writefull for Wordで最後に試した、本文の「思ったこと」の英訳をこちらでも試してみた。

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当然、Wrtefull for Wordと同じ結果。マスクがかかっている部分に何が書かれているかは分からないし、何故マスクがかかっているのかも分からない。
3つの提案のために5ドル払ってと言われる。No,thank youを選択すると、サポートに何故払いたくないのかを送ってくれれば、修正された文書をダウンロードできるよと教えてくれる。

思ったこと

文章全体をチェックしてくれるのは便利。ただし、システムが指摘するのは単語に関するものが多く、運営が謳っている「論文としてより良い表現」を提案しているのかは微妙なところだと感じる。
論文ではない日本語の文章をDeepLで英語に翻訳して、それをWritefullにかけてみたが、単語の修正指摘はあるもののスタイルには無反応。
WordやOverleafのアドインとして使えるのは良い。
Writefull Reviseは使いにくい。時間的な要素を除けば、システムっぽさがなく、プロセスとしては、人間を相手にやりとりするのと同じだなと思った。

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